老人のパソコン日記

高齢者のパソコンの楽しみ方について、日々の記録を書いてみます。

『喜多見』 散策

2009-02-22 | 雑記
「きしべの路」の地図で見た喜多見地区には、幾つかの寺社が集まっています。世田谷区の最西南部で、私はまだ一度も行ったことがないので、この機会に少し探索してみることにしました。小田急の喜多見駅下車、東方に直進して世田谷通りに出ます。

道の反対側に「滝下橋緑道」というのあるのですが、これは素通りとし、斜めに入る「筏道」から出発しました。「いかだ道」とはヘンな名前ですが、昔多摩川で木材を運ぶ筏乗りたちが歩いて帰るのに利用した道だそうです。その途中で「氷川神社」への標識があったので、右折してこちらを優先しました。

「喜多見氷川神社」は、入り口から社殿までの参道には、昼でも暗いほど樹木が茂っています。二つの鳥居のうち、本殿に近い方の石の鳥居は、世田谷区では最も古く、区指定の有形文化財だそうです。

この神社の隣りにあるのが「慶元寺」ですが、どこの屋敷かと思う長い塀が続き、その広さには驚きました。江戸の名の起こりとなった江戸氏の菩提寺だそうです。境内に新築らしい三重塔や立派な幼稚園がありました。

この辺には古墳が多いらしいのですが、その代表的なものが「稲荷塚古墳」です。畑の中にあって、直径13メートル、高さ約2.5メートルの円墳です。上部に小さな稲荷の祠が祭られていることから、稲荷塚古墳と呼ばれるようです。

その近くに「須賀神社」というのがあります。社は小さいのですが、その鳥居わきに大きなムクの木があります。樹高20メートル、幹回り3.5メートルの見事なものです。すぐ横の竹薮の中に「第六天塚古墳」がありますが、柵内でよく見えません。

まだ足を伸ばせば、何かあるようですが、この辺までが私の足の限界なので、帰路を探しました。水道道路の途中に「知行院」があったので立ち寄りました。喜多見三ヶ寺の一つだそうで、静かな境内に立派な鐘楼が特に目立ちました。

もう一つ、水道道路帰路の右側に「宝寿院光伝寺」というのがあります。境内が広く、梅の花が並んで目下満開なのですが、その前に車が多数駐車していて、写真にはなりません。本堂の前には藤棚があり、見事な枝垂桜もあって、時期には綺麗でしょう。

そのまま水道道路を行き、多摩提通りの次太夫堀公園前からバスに乗りました。この日歩いた道順は、下図に緑線で表示します。喜多見コースと名づけようかと思います。