野田首相が就任後初めて福島県を訪問したが、それに同行してきた鉢呂経済産業相の視察した感想「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子ひとりいない。まさに死の町という形だった」という発言が問題になった。
そういう「死の町」にしたのは誰なんだと言いたい!!
実際、誰も生活していなく荒れ放題になっている現状をみたら誰だってそう思うかも知れない。
でも、避難している住民の方々は、誰もがそういう気持ちをいだきながら我慢して避難生活を送っているのに、その気持ちを踏みにじるような発言は許せないとおもう。
またその発言だけではなく、視察から帰った夜の懇談会で「放射能をうつしてやる」ってはしゃいでだそうではないか、そういう人間に経済産業相が勤まるのだろうか、早く辞任してほしい。
福岡県では、市民グループが、原発事故の風評被害に苦しむ福島県の生産者を支援するために、大型商業施設内に福島応援ショップを開く計画があったが、批判するメールなどが相次ぎ中止になったそうである。
その批判するメールが酷い
「福島を行き来したトラックは放射性物質をあっちこっちにばらまく」
「九州に福島の物を持ち込むな!!」
「マリノア(出店予定だった場所)には近づけない」
などの内容だったようです。
中部大の武田教授が読売テレビの番組で「東北地方の農産物は健康を害する恐れがあるから食べないほうが良い」というような発言をしたことも問題視された。
まるで東北地方の農産物が全て放射能に汚染されているような印象を与えたのではないか。
公共放送やメディアの前で、影響を及ぼす者が風評被害を助長するような発言をしているのは残念です。
テレビ放送では、福島県の野菜を積極的に買うような放送をしているが、現状はそうではない。
南相馬市の農業生産者は、野菜を生産しても売れない状態が続いている。
学校給食でも地元野菜は使用してもらえない。
いくらデーター的に安全を証明されても、敬遠されているのが現状である。
でも、作らないと補償もしてもらえない。
生活するためには、売れなくても野菜を作り続けなければならないむなしい毎日を送っているのではないだろうか。
飯舘村の青年で「放射能に汚染された身体が将来心配だから」という理由で結婚を破談された人もいる。
東京都内で繁華街の駐車場に車を止めていたら「放射能」とマジックで書かれた。
福島ナンバーというだけで給油を断られたり、嫌がらせを受けた方は多くいる。
私の会社に初めて来る業者の中には、放射線量が低いことがわかっていても、防護服を着てマスクをかけてくる方がいる。そして、普通に仕事している姿を見て「大丈夫なんですか?」と聞いてくる。
震災・津波・原発事故が発生してから半年を迎える。
半年間でこれだけいろいろなメディアで放射能について取り上げているのに、まだまだ理解していない方が多くいるようです。
これから何年この放射能の問題に悩まされていかなければならないんでしょうね!!
明日は、スポーツフェスタ2011inふくしまが、福島市のあづま総合運動公園で開催されます。
久しぶりのディスクゴルフ大会ですので楽しみましょう!!