2011年3月11日 14時46分18秒 地震発生
50分後の15時36分頃に大津波到達
翌3月12日に福島第一原子力発電所1号機爆発
あれから6年
6年という月日が経ってしまったけど、
いまだに消えないあの時の記憶。
会社で作業中に遭遇した巨大地震。
復旧作業中に遭遇した大津波。
まさか海抜20mの高さまで到達するとは想像もしていなかった。
偶然にもコンクリート製の建屋に入っていて助かった。
あの時建屋の外にいたらどうなっていたか。
なぎ倒された松の木や流される車に巻き込まれて助かっていなかったかもしれない。
大津波で多くの方が亡くなられた。
その中で助かったんだから頑張って生きないとね。
新車の愛車は無残な姿になってしまったが、
津波の被災を乗り越えていまは元気に俺に付き合ってくれている。
津波に流された車は危ないよと言われたけど、
復帰してからすでに80,000km以上走り続けている。
せっかく生き返ったんだから長く付き合ってやらないとね。
あの時から6年。
震災で傷ついた姿はすっかり消えてしまって、
復興が急速に進んでいる。
原発事故により降り注いだ放射性物質の除染も山林を除きほぼ終了した。
多くの除染作業員であふれかえってていた町の喧騒も薄れつつある。
復旧復興は進んだが、
以前の平安な姿はもう戻って来ることはない。
震災と原発事故により急速に進んだ人口減少。
急速に進んでいる高齢化。
働き手の避難による労働力不足。
ほんとうの大変さはこれからどっと押し寄せてくるような気がする。
原発事故により避難から短期で戻って、
頑張らなければと思った。
あれから6年。
俺に何ができたんだろうか?
今直面したことに全力で立ち向かってきたような気がするが、
満足な成果はなかったような気がする。
年齢と共に落ちてくる体力と気力。
無理してきた結果身体のダメージも深刻。
これから何が出来るかわからないけど、
それでも頑張り続けるしかないですね。