<以下の文を復刻します。>
鎌倉に鶴岡八幡宮という有名な観光スポットがある。ご存知の方も多いだろう。そこにまつわる霊体験と言うか、超常現象が今でも忘れられない。
もう40年ぐらい前になるが、当時、某テレビ局の報道にいた私は、夕方になって何故か急に鶴岡八幡宮へ行きたくなった。その理由が今でも分からない。暫く行っていないから行きたいとは思っていたが、なにも夜に行く必要はない。休日の昼間に行けば済むことだ。
しかし、その時は無性に行きたくなって夕刻に東京・新宿区内の会社を出た。地下鉄やJRを乗り継ぎ、鶴岡八幡宮に着いた時はとっぷりと日が暮れていた。
私は参拝したかったのだろうか? その辺が今でも分からないのだが、何かに導かれている感じだった。とにかく真っすぐに八幡宮へと向かった。そして、例の大銀杏を眺めたりしながら本宮の前で手を合わせた。
それから私は、社殿の周りを歩き始めた。すでに漆黒の闇が広がり辺りはし~んと静まり返っている。どのくらい歩いただろうか。せいぜい15分か20分ぐらいだったと思う。
そのうちに、私は何か怖(おぞ)けるような気分に襲われた。ハッとして後ろを振り向くと、何とそこに武士たちが蠢(うごめ)いているではないか! 一人一人の武者がはっきりと見える。これは“幻視”に違いない。しかし、彼らは次々に私の側を通り過ぎていく。彼らの声も聞こえる。そして、頼朝も政子も時政も実朝も次々に現われてくるではないか。そればかりではない。女も子供も坊主も庶民も次々に現われてくるのだ。
私は霊に取り囲まれて立ち尽くしていた。恐怖感からか動こうにも動けない。それらは間違いなく“霊”であった。私は霊を見たのである。
それからどのくらい経ったか、私は喘ぐようにして本宮の前に出ていた。どうして出られたかは覚えていない。たぶん“夢遊病者”のようになっていたのだろう。
ふと向うを見ると、何と二人の若いアベックがゆっくりと歩いてくるではないか! その時、私は我に返った。現実に戻ったのだ。アベックを見て救われるような思いがしたのである。すでに、霊の影は消えていた。
私は一目散に八幡宮を後にした。そして「小町通り」にある居酒屋に飛び込み、酒の熱燗をぐいぐいと飲んだ。その後のことはよく覚えていない。たぶん、電車に乗って帰宅したのだろう。
私は信仰心も薄いし、霊魂などあまり信じない方だ。しかし、あの夜、鶴岡八幡宮で出合ったのは間違いなく“霊”だと信じている。鎌倉時代の霊がはっきりと見えたのだ。これは間違いない。
漆黒の闇の中で神社へ行けば、人間は何となく霊感を得るのかもしれない。心の奥底に畏怖の念や恐怖感が生じるのかもしれない。それは定かでないが、人は幻視や幻聴を感じるのだろう。
私が霊を見たのはこれが最初で最後である。もう見ることはないだろう。なお、私はその時以来、鶴岡八幡宮へは行っていない。行きたくもない。もし行くなら昼間なら良いが、夜は絶対に行きたくない。あの「霊体験」が忘れられないから。
実は、私も同じような体験?があります。
今でも、あれはなんだったのかわからないけれど不思議な事でした。
もっとも私のばあいは、雪山での極限状態のときだったので、自分の心が霊を呼び寄せていたのだと思うことにしています・・・
鎌倉へ行った時は相当疲れていたと思います。やはり、自分の心が霊を呼び寄せていたのでしょう。
記事は時間が有れば読ませて頂いています。
私も不思議体験あります。
霊感はないと自分では思っていますが、
小学校時代に始まり50代まで3回ぐらいあります。
由緒ある古いホテルに泊まった時・・・、
夜中に足の筋肉のあるあたりから突然ガバ!!!と、
衝撃が走り声も出ず金縛りがありました。
それ以後
由緒ある古い旅館&ホテルには泊まれなくなりました。
この時は疲れていたというか、仕事で相当にストレスが溜まっていたと思います。
そういう時によく、幻想や妄想が浮かんでくるようですね。亡霊なども見ることがあるのでしょう。
疲れや緊張から、外泊すると同じような体験をすると思います。
鎌倉鶴岡八幡宮
ちょうど復刻ご投稿日が鎌倉が雪で撮影し見ました。基本、境内はそうかなと思いつつ・・・。
中世〜江戸期か?袂が長く良い赤い着物を着た当時の女性が本宮正面の大階段左側、上から少し下がった所にスラリと立ち中央のまるで儀式を見物するかのようにハッキリ。他に見た記事ないか探してみたら、2010年に赤い服と同様の方がいました。とこちらを知り。
次々という表現は的確な本殿壇上から次々降りてくる儀式が未だ時空を超えて行われているかのようでした。雪日だからか?一見他はわかりませんが、よく見るとライトアップとで透けて光の中にもあるのだなと?
普段あまり信じない方なので、超現象があるのですね。どなたか、我こそはと慰霊していただければ。
私の霊体験はこれ1回ですが、ふだん夢で見ることを、実体験として見るのが超常現象だと思います。
夢想や妄想が高じると、幻視や幻聴が起きるのでしょう。
霊体験は、もう2度と見たくないのが本音です。
幻覚も中にはある方もおられるのでしょうが、写真にはハッキリ。中世の女性か?は、芸術的で時空を超えて一番姿かたちが判ったのは、ここが初めてでした。
たまに史跡・古戦場で他ありますが、その土地だけのもので特になにもありません。
他者の写真見ても気づくとよくあり、あまり気づかないのが現状かとは。
800年も?か江戸期か?他もよく見たら武士が中央の壇上を跨ぎ勇ましくたつかのような、足元まで透け不自然な景色の中の形状に気づき足があるのかと驚きうっすら奥から数名が儀式か?下からズームで撮ったので、静かな通行人が、ちょうどいない時です。壇上正面に際し右端側に人はいなくも、なにかとてつもない別のものはありました。
最近のカメラレンズがいいせいか?おそらく雨や雪の湿度には、水と電気の条件が揃えば、気体でも光の明暗の中に投影できるなにか幻灯機のような作用、力があるのかなと。
化学的な解明がまだ人類は至らずも、人智を超えた世界があるのは確かかとは思います。信じない方でしたので、自分なりの物理的解釈に至りました。
世間でいわれる神社の結界が成していないのは残念ですが、鎌倉全体に及ぶ歴史上、広域にやむなさが。
関ヶ原は時経て消えてきたと聞きますが、人の念は時空を超えれるのは確かかも知れません。写真が真実を語っていただけのことで、こちらのご証言と一番近かったので失礼致しました。
時間ある時に、他の記事は拝見させていただきます。