ローレライ像
昔はよく聴いた歌だが、最近はあまり聞かれないという。歌詞の素晴らしさに、いつも惚れぼれとする。
作詞・ハインリッヒ・ハイネ 作曲・フリードリヒ・ジルヒャー
訳詞・近藤朔風
なじかは知らねど 心わびて
昔のつたえは そぞろ身にしむ
さびしく暮れゆく ラインのながれ
いりひに山々 あかくはゆる
うるわしおとめの いわおに立ちて
こがねの櫛とり 髪のみだれを
梳きつつくちずさぶ 歌の声の
くすしき魔力(ちから)に 魂(たま)もまよう
こぎゆく舟びと 歌に憧れ
岩根もみやらず 仰げばやがて
浪間に沈むる ひとも舟も
くすしき魔歌(まがうた) うたうローレライ
https://www.youtube.com/watch?v=zbJy_EuY-mE&list=RDzbJy_EuY-mE&start_radio=1