風とともに走れよ自転車

旅日記。今の自分のモノローグ。

チェロ談義は面白い

2020年12月18日 | 日記
チェロ談義は面白い
開催が危ぶまれた定期演奏会も無事終え、 一息ついたところで気になっていた分数チェロをさがしに出かけた。 分数チェロ、通常の大きさの7/8に小型化されたもの。体格の小さめの人や女性向きと言われてるもの。 身長172センチの自分には合わないことを承知でのこと。 以前、自転車事故で左手小指を骨折した後遺で、 小指が元のように曲がらない。 そのため、小指が押さえるべきポジションがずれてしまうと思っていた。 レッスンの先生にも、所属しているオーケストラのチェロメンバーにもそのことを告げていた。 今思うと、おのれの未熟を大目に見てもらう為の口実に過ぎなかったと、まったく恥ずかしい思いである。 まあ、それでも7/8サイズは一度試したいという思いで、都心の楽器店へ行った。 楽器店は、こちらの要望通りに楽器を準備していてくれた。ドイツ製2台。 開放弦だけの試奏だけど、確かにいい音だ。 ちょっと音量は小さいね。やっぱり。 50万円は金額的にどうなんだろう。 少し魅力を感じるが、即断は控えた。 続いてもう一軒。 ここではいきなりイタリア製180万円のチェロを渡された。うーん(+_+) よくわからない! 店のマスターは、ぼくの体型を見て通常の大きさのチェロの試奏を促した。7/8は意味がないということだ。 カクカクシカジカ 何本ものチェロの試奏をすることに。 白鳥の数小節を弾く。 そのあとマスターがビバルディを聞かせてくれた。 気持ちが動くではありませんか。 ドイツ製100万円のチェロ。 即断はできない。 もう帰りましょう。 今の自分のチェロでいいじゃないか。 文京楽器のチェロ。 価格下から2番目は中国製らしい。 日本製じゃなかったのか! いいじゃないか。 少しずつパーツを替えて、 自分だけの楽器にしていきましょう。 その前に、もっと腕を上げなさいという天からの声も聞こえてきた。 指の問題は問題ではないことを、チェロの先輩たちが教えてくれました。
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