65歳になったら、ぜんぶ「やめる」「捨てる」
「手放す」
週刊誌の新聞広告だ。
その通りに出来ればと思うが、未だ真逆の生活をしている。
むしろ勢いづいている。
煩悩しじょうの凡夫の日々。
見えて聞こえるうちは音楽ドップリはまりたい。
指動かなくなるまで、チェロでバッハがんばる。
一曲でもワンフレーズでも弾きたい。
脚がだめになるまで自転車でヒルクライム目指す。
まあこれは心臓のダメージ大きいけど。
ゴールして心臓止まるかも知れないけど。
そして、
日本の風景に感じるものを求めて
カメラのシャッターを切る。
美しいモノたちを、鳥や草花や虫を。
星はにごって見えない。
黄砂やら何やらでもうダメかも知れないが、
望遠鏡はまだ現役で動かしたい。
あれもしたいこれもしたい。
古希のおっさんいやじいさんの、
さとりの境地はまだ遠い。
色即是空。