赤城山ヒルクライムに挑戦した。
今まで3回エントリーしたけど、
初回はコロナ感染の予後だったので大事をとってキャンセル。
2回目は昨年、猛暑で断念。真夏に試走はしたけど半分も走れず熱中症状態だった。売店で焼きトウモロコシの思い出のみ。暑さに強いと思っていたけど歳をとったのですね。
そして今回は、残暑もおさまり小雨模様なので、
行くしかない。
総勢2600人の坂好き(坂バカ)が集まっていた。
自分のスタートは、最終スタートだった。7時50分。
スタートまで道の駅の広いロビーで待つ。
隣の人とおしゃべりをする。
彼は今年70歳になったと言うが、目標タイムが何と1時間だ!
ボクは、完走するのが目標なので全くの驚きだ。
彼のスタートは7時20分。
スタート時間は目標タイムで決められている。
したがってノロノロ行く自分は当然最後のスタートになることに。
そしてここで疑問。
制限時間が設けられているのに速く走れない人ほどスタートが遅い。これ矛盾してるのだろうか。
22キロの観光道路をノボル。
途中三箇所の関門(足切り)がある。平たんなところは1ミリもない。坂坂坂。
すっかりおいて行かれた。
心拍数140台に決めている。
以前は160台でガンバった時もあったが、心臓のことを考えて無理は出来ない。
第一、第二の関門を制限時間ギリギリで通過した。
ヤバい。
最後の関門まで10%の激坂がずっと続くのだ。
脚が限界を超えている。
心拍数も150を超えている。
がんばって最後の関門が見えた。
スタッフが笑って声をかけてくれた。
「がんばりましたね」
じゃなく
「残念でした」
だった。
「2分オーバーです」
しばらく待たされると自転車回収のトラックと大型バスがきた。
ボクはバスのお客になったのです。
バスのなかにはすでにリタイアした人が大勢乗っていた。
言い方を変えると、最後に失格になったのは自分だったことになる。最後の関門にたどり着いたのは自分だけだった。
敗者のなかの勝者だ、と馬鹿なことをつぶやくボクなのでした。
好奇高齢者のチャレンジは続く。
乞うご期待。
2週続きの奥武蔵ヒルクライムもスタッフにお世話になりました。