ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コシボソヤンマ  2015<8月④>

2015-08-23 | コシボソヤンマ

<8.16>

2日がかり

昨日、そろそろよい時期と踏んで例年コシボソヤンマの産卵を撮影する谷に行きましたが、♀の目撃なしでした。
10時前に探雌行動をそこそこ見たものの、後はさっぱりで、夕方を待たずに諦めて撤退しました。
昨年は産卵のヒット率が上々でしたが、年によって極端に出が悪くなります。不安ながらも連日見に行きました。
この日は1♂がたまに飛ぶのみでさらに悪いムードでしたが、産卵を2回目撃。2日がかりで撮影しました。
暑さが多少和らいだものの、2日とも同じような天候で分からないものです。最高気温32℃。

10時半頃、産卵を見かけて接近する前に樹上に逃げられました。

♀ 静止


産卵再開を待ちます。20分後、元の産卵場所に降りてきたものの、落着かずに飛び回って見失いました。
近くの産卵ポイントでしばらく待つと、土手下の暗い窪みで産卵を始めましたが、やはり一瞬で姿を消します。

♀ 産卵


11時半、あまり産卵を見ない地点に踏込むと、♀が飛立ち近くの崖で一時避難の様子。産卵再開を待ちました。

♀ 静止


約10分で降りてきました。産卵意欲が旺盛のようで産卵場所を探して飛び回り、帽子に止まりそうになる程。
ミルンヤンマでは時々目撃する行動パターンですが、コシボソヤンマでは初めての体験です。
しかし、産卵を開始すると、当方の動きに相当敏感でしゃがむと飛立ち、撮る前に移動してしまう繰返しです。
約4分間産卵したものの、落着いて産卵するには時期が早いようです。

♀ 産卵
















産卵を終えると高い崖に飛び、見つけるのも苦労するような窪みに静止。産卵再開はなさそうな位置でした。
1時間経過してもそのままで、寝てしまったようです。

♀ 静止




約40分後、♂が現われましたが、♀を発見できずに3m程離れた崖に止まり、約20分間で去りました。

♂ 静止



2015.8.16 神奈川県

コメント
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