名古屋発着の気動車特急"くろしお"と"あすか"
昭和40年3月、名古屋から関西線を西へ向かう気動車特急がデビュー、"くろしお"、"あすか"各一往復が運行された。
中央西線や高山線に特急が運行されていない時代であり、名古屋駅で見られるキハ82系は珍しい存在であった。
初めて見る 運転台の曲面ガラスは斬新なデザインで新時代の到来を感じさせた。鉄道写真を撮り始めた時期である。
名古屋の出発を待つ下り特急"くろしお"
1965.11 名古屋駅
南紀特急"くろしお"は、名古屋を出て関西線亀山から紀勢線に入り阪和線を経由して天王寺までの運転。
"あすか"は、関西線八尾から阪和貨物線経由で杉本町に抜けて阪和線を南下する東和歌山行きであった。
名古屋を出発した"くろしお"は、翌日に"あすか"として名古屋に戻り、再び"くろしお"として出て行った。
ヘッドマーク付替え作業・・・ 名古屋に到着した"あすか"は "くろしお"にヘッドマークを交換
1967.6 名古屋駅
"あすか"は、"くろしお"の間合い運用で無理なダイヤを組んでいたため人気がなく42年10月に廃止。短命に終わった。
亀山に停車中の上り特急"あすか"
1965.7 亀山駅
名古屋に到着した"あすか" 奥は中央線の急行
1966.3 名古屋駅
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