【真面目で純粋、そうであるほど狂っていく】
【cult】カルト
1.崇拝。特に、狂信的な崇拝。
2.少数の人々の熱狂的支持。
【occult】オカルト
神秘的なこと。超自然的なさま。
【occultism】オカルティズム
通常の経験や科学では認められない「隠れた力」の存在を信じ、それを研究すること。
占星術・錬金術・神智学・心霊術などをいう。
今回書きたいのはオカルトじゃなくてカルトの方です。
青天の霹靂があってからというもの、某○教はじめそんな話題に誰もが注目せざるをえなくなりました。
私の卒業した大学は宗教学と呼ばれる分野が必修科目に入っていた。
「熱心すぎる信者だなあ…」
って感じの教授の授業は苦痛だったわー。
信仰にあつい割りに精神年齢が低くて子どもっぽくて…ってまあ遠い日の愚痴はやめておこう。
2年か3年の時に選んだ宗教学の授業は幅広く世界三大宗教から新興宗教、カルト○教までを学べてすごく面白かったと記憶している。
日本最大のテロ事件を起こした○教なんかも教えてもらった。
今話題になっている○教ももちろん扱っていて、教授が
「全ての宗教にいえることですが、末端の信者さんはとても真面目で優しい善良な人であることがほとんどです。
この教団の信者さんも知人にいますが、本当にいい人です。
けれど教祖はこんな教えと強要を…」
と語っていたなあ…と思い出した。
真面目であればあるほど、教祖はじめ所属する世界のリーダー・権力者に染めあげられていく。
うん…。
「なんでそんなに恐ろしいことを」
「どうしてそこまで」
と思う人が多いのでしょう。
私はね、日本て極端な思想を受け入れやすい土壌がけっこうあると考えています。
だから○教でもそれ以外でも
「どうしてそんなことを!」
になりやすいのはちょっと納得してしまうんだよね。
奴隷教育といいますか、とにかく隷属することに慣らされる文化がたしかにこの国にはある気がしているから。
ヤマザキマリさん(『テルマエロマエ』の漫画家さん)がエッセイで
「日本は子どもが学校でいじめられて帰ってきたら、被害者である子どもに
“あなたがいじめられるようなことをしたんじゃないの?”
と聞いたりする。
世間という大きな力にあなたが刃向かったのではないかということ。
加害者でも犯罪を容認する学校でもなく被害者を責めるのは歪です」
というような文を書いていてハッとした。
たしかにその通りだと思ったから。
私が子どもの頃なんてテレビ(ネットが発達してない時代)で平気で大人たちが
「いじめられる方が悪い!」
「いじめられる方に原因がある!」
「いじめられない努力をいじめられっ子がするべきだ!」
って言っていたからね。
芸能人だけじゃなく文化人と呼ばれる人たちまでもが。
しつこくしつこく書いてごめんだけど、
「いじめるほうが悪いに決まってるでしょう!」
と言ってくれたのは瀬戸内寂聴さんだけだったのですよ。
私は被害者側だったから、はっきり言ってくれたのが本当に嬉しかった。
こうやってしつこくブログに書いてしまうくらいに。
それくらい、弱い者に全ての責任を押し付けて校内犯罪が無いことにされていたのです。
真面目で純粋で信じやすいと、間違っていること・ゆるされないことも実行してしまう可能性がある。
わかりやすいのは体育会系の伝統かな。
先輩から後輩への躾・教育という名の虐待は、真面目な良い子たちが教えられたことを続々継承しているから残っている。
先生・コーチが生徒を虐待するのはもっともっとありふれていますが、あれも伝統文化をかつての少年少女が大人になってしっかりと継承しているから残っているのですよ。
熱中症で人が死んでしまうと今では誰もが知っていますが、
「練習中に水飲むな!」
「どんなに体調が悪くても練習しろ!試合に出て勝て!」
は近年まで受け継がれてきて実際才能ある子どもたちを殺してきたし(しかも多分刑事事件になってないこと多いし)、未だにやってる学校あると思う。
あれは
「虐待したいから、命を奪いたいからやっている」
というよりは真面目ないい人たちが全力で間違った教義を守り実行し続けているからだと思うな。
何も考えずにひたすら素直に従う人形になることを礼賛する社会なのだ。
労働だってそうでしょう。
労働基準法を守らない会社・職場は多い。
国の戒律よりその場の空気や伝統が重んじられるよね。
私だって…どれだけタダ働きされられたかわからないわー…しんど。
法律を守るのは良いことなのに、
「生意気だ」
「悪だ」
といされる。
奴隷人形となり命を奪われても権力者に非難がいかない。
…こういうのが土壌じゃないのかな。
そういえば、日本で働くことはよく宗教に例えられてきたな。
信者と書いて儲かる。
労働教、部活教、スポーツ教。
会社、学校という名の治外法権地帯。
うん、怖いね。
真面目で素直な良い子・良い人たちほど狂っていく。
それで得をする守られし人たちがいるから…。
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【cult】カルト
1.崇拝。特に、狂信的な崇拝。
2.少数の人々の熱狂的支持。
【occult】オカルト
神秘的なこと。超自然的なさま。
【occultism】オカルティズム
通常の経験や科学では認められない「隠れた力」の存在を信じ、それを研究すること。
占星術・錬金術・神智学・心霊術などをいう。
今回書きたいのはオカルトじゃなくてカルトの方です。
青天の霹靂があってからというもの、某○教はじめそんな話題に誰もが注目せざるをえなくなりました。
私の卒業した大学は宗教学と呼ばれる分野が必修科目に入っていた。
「熱心すぎる信者だなあ…」
って感じの教授の授業は苦痛だったわー。
信仰にあつい割りに精神年齢が低くて子どもっぽくて…ってまあ遠い日の愚痴はやめておこう。
2年か3年の時に選んだ宗教学の授業は幅広く世界三大宗教から新興宗教、カルト○教までを学べてすごく面白かったと記憶している。
日本最大のテロ事件を起こした○教なんかも教えてもらった。
今話題になっている○教ももちろん扱っていて、教授が
「全ての宗教にいえることですが、末端の信者さんはとても真面目で優しい善良な人であることがほとんどです。
この教団の信者さんも知人にいますが、本当にいい人です。
けれど教祖はこんな教えと強要を…」
と語っていたなあ…と思い出した。
真面目であればあるほど、教祖はじめ所属する世界のリーダー・権力者に染めあげられていく。
うん…。
「なんでそんなに恐ろしいことを」
「どうしてそこまで」
と思う人が多いのでしょう。
私はね、日本て極端な思想を受け入れやすい土壌がけっこうあると考えています。
だから○教でもそれ以外でも
「どうしてそんなことを!」
になりやすいのはちょっと納得してしまうんだよね。
奴隷教育といいますか、とにかく隷属することに慣らされる文化がたしかにこの国にはある気がしているから。
ヤマザキマリさん(『テルマエロマエ』の漫画家さん)がエッセイで
「日本は子どもが学校でいじめられて帰ってきたら、被害者である子どもに
“あなたがいじめられるようなことをしたんじゃないの?”
と聞いたりする。
世間という大きな力にあなたが刃向かったのではないかということ。
加害者でも犯罪を容認する学校でもなく被害者を責めるのは歪です」
というような文を書いていてハッとした。
たしかにその通りだと思ったから。
私が子どもの頃なんてテレビ(ネットが発達してない時代)で平気で大人たちが
「いじめられる方が悪い!」
「いじめられる方に原因がある!」
「いじめられない努力をいじめられっ子がするべきだ!」
って言っていたからね。
芸能人だけじゃなく文化人と呼ばれる人たちまでもが。
しつこくしつこく書いてごめんだけど、
「いじめるほうが悪いに決まってるでしょう!」
と言ってくれたのは瀬戸内寂聴さんだけだったのですよ。
私は被害者側だったから、はっきり言ってくれたのが本当に嬉しかった。
こうやってしつこくブログに書いてしまうくらいに。
それくらい、弱い者に全ての責任を押し付けて校内犯罪が無いことにされていたのです。
真面目で純粋で信じやすいと、間違っていること・ゆるされないことも実行してしまう可能性がある。
わかりやすいのは体育会系の伝統かな。
先輩から後輩への躾・教育という名の虐待は、真面目な良い子たちが教えられたことを続々継承しているから残っている。
先生・コーチが生徒を虐待するのはもっともっとありふれていますが、あれも伝統文化をかつての少年少女が大人になってしっかりと継承しているから残っているのですよ。
熱中症で人が死んでしまうと今では誰もが知っていますが、
「練習中に水飲むな!」
「どんなに体調が悪くても練習しろ!試合に出て勝て!」
は近年まで受け継がれてきて実際才能ある子どもたちを殺してきたし(しかも多分刑事事件になってないこと多いし)、未だにやってる学校あると思う。
あれは
「虐待したいから、命を奪いたいからやっている」
というよりは真面目ないい人たちが全力で間違った教義を守り実行し続けているからだと思うな。
何も考えずにひたすら素直に従う人形になることを礼賛する社会なのだ。
労働だってそうでしょう。
労働基準法を守らない会社・職場は多い。
国の戒律よりその場の空気や伝統が重んじられるよね。
私だって…どれだけタダ働きされられたかわからないわー…しんど。
法律を守るのは良いことなのに、
「生意気だ」
「悪だ」
といされる。
奴隷人形となり命を奪われても権力者に非難がいかない。
…こういうのが土壌じゃないのかな。
そういえば、日本で働くことはよく宗教に例えられてきたな。
信者と書いて儲かる。
労働教、部活教、スポーツ教。
会社、学校という名の治外法権地帯。
うん、怖いね。
真面目で素直な良い子・良い人たちほど狂っていく。
それで得をする守られし人たちがいるから…。
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