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大好きだった少女マンガを楽しめなくなった(涙)。

2020年02月03日 | シリアス
【好きだったのに…!】

少女…というよりも幼女?だった頃に大好きだった少女漫画を古本屋で見かけたりすると、嬉しくて買って読んだりします。

しかし平成が終わり令和になった今。

すっかり大人になった私。

物語にこめられているその時代の“思い込み”があまりにも辛くて、楽しめなくなっちゃった物語ばかりです!

いやもう本当に本当に悲しいです

某国民的おしゃれ漫画家さんの作品なんてモラハラ・セクハラ・DV・性暴力まみれで

「なんでこんな嫌な男キャラクターを私はカッコイイって思い込んでいたんだろう?」

ってひどいもんだし、もっと幼女向けのプラトニックラブストーリーも、制服をきた幼い少女と成人男性の恋愛を現実ではありえないほど理想化して描いて、

「すべてを捨てて男性と結婚して子どもを産んで母親になることが最高の幸せ」

という最終回を用意するものがなんと多いことか。

これを信じて、どれだけの少女が悪い成人に恋心と体を弄ばれたかと思うと泣けてきます。

相手が未成年の、それも高校生以下のときなんてどれだけ大人が正当化しようとしても圧倒的に経験値も経済力もちがいすぎて、そこに純粋な人間関係…“真剣交際”なんてめったに成立しないって大人になればわかるよ。

専業主婦や恋愛・結婚を悪くいいたいんじゃないんです。

むしろ私はキャリアに才能がなさすぎるので、まだ家事の方が合ってるなって思うタイプ。

それでもあの圧倒的かつ画一的な洗脳はひどいでしょう。

あの時代の少女漫画家さんそのものが、あまり社会経験をつんでない若い女性がデビューしてすぐに売れっ子に…というコースが多かったそうなので、物語に描かれる世界は彼女たち(彼もいるだろうが)が無邪気に受け取り吸収した価値観でもあるんですよね。

いや~悲しいね。

私だって学生時代はこの国に男女差別や価値観の押し付けは存在してないって信じ込んでいたんですよ。

「男女差別だ!」

っていう人たちを

「キーキーしてみっともない、そんなんじゃ愛されないよ」

ってしらけて受け止めるくらい、従順に染められていた。

そんな過去の自分を見せられている気持ちになってなんともいたたまれないですわ。

「差別がないと信じこむことができていたことこそが、あなたが恵まれた世界に守られ閉じ込めれられていた証拠」

なのはもっともですが、恵まれていたけど実は攻撃をしかけられている世界だったなとも思う。

だから大人になっても自信がなく生きづらい人が多いのよね…。

そうそう、私はあえて(怖いから)書いてこなかったことですけど、

「エセスピのひとって女性の解放っていうくせに、男に愛される=お金を男から吸い上げることで、金使って贅沢することだけが幸せって古い与えられた価値観しかトレースしてない」

って多くの人が最近指摘してくれるようになって、

「あ~ここまできたか~」

と感動しました。

私が少女漫画に涙するのも、そんな時代の変化の恩恵なんだよね…うん、悪いことばかりじゃないさ。
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