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ゴミ屋敷に死す。

2022年12月04日 | シリアス
【卑しめられがちなケア労働こそ、大事なのよね…】

少し前に、往年のスターがお亡くなりになった。

芸能界で成功した方ではあるけど学歴も良くスポーツも万能だったというこの方。

訃報の直後くらいは大先輩レディー達が口々に悲しんでいたのだけど、うんと年下の女性と事実婚をしていたこと・自宅がゴミ屋敷のようだったこと・亡くなった時に彼の友人が事実婚の奥さんを

「お前のせいで!」

と責めたという話がネットから漏れ伝わるようになったあたりで大先輩レディー達の反応は変わっていく。

「男女逆だったらお前のせいでなんて言わないくせに」

「家事、看病、育児、介護、どれかひとつでもやり遂げた殿方はどれくらいいるのやら」

「あなたもゴミ屋敷で死ぬことになりますよ」

「この世界の嫌なところ、ぜーんぶ見せられた気がして悲しいわ」

と…。

確かに、女性スターがうんと若い男性と事実婚をし、80才をすぎた元女性スターが弱っていき、若い夫がゴミ屋敷に彼女を残し一切の介護もしなかったとしたら…。

友人や世間は若い夫に

「お前のせいで!」

と言うのかどうか…。

「そりゃ、自分の世話もできない老婆の介護なんか嫌だよね」

「だから元スターがゴミ屋敷で死ぬのは当たり前」

こんなひどいことを、ぜったいに誰も言わなかったと言い切れるかどうか…。

ジェンダーに限らず、上に生まれついたものが当然のように下を搾取する構造に

「おかしい」

としっかり言えるようになったのは実はここ数年な気がする。

(男性、というかジェンダーの話だと嫌だって方は上級国民と一般人に置き換えて考えてください)

若い世代が盛んに言っているようで、実は老人と呼ばれる世代の大先輩レディーたちもどんどん考えが変わっているようです。

これが2012年、いやいやもしかしたら2019年に起こった悲しい出来事だったら…大先輩レディーたちはこう言っていたかもしれない。

「奥さんは何やってるの!」

「妻が家事介護やるのなんか当たり前でしょ!(無料で)」

「ひどい女ね!」

「悪女よ!」

みたいに。

でも今は…違うんだなあ…。

あ。

とはいえひとつ私も書いておきたいのは、性別・年齢関係なく差別主義者もそうでない人も必ず存在するってこと。

とっくの昔に死んだ私の祖父はなんと明治生まれ(!!)でしたが、祖父と過ごした短い年月の間に一度だって

「女の子だから・男の子だから」←ジェンダー差別

「綺麗だから・綺麗じゃないから」←ルッキズム

「生まれが違うから」←身分差別

みたいな価値観で嫌な気持ちにさせられたことはありませんでした。

特別上手くはなかったけど家事もやっていたし、女子力がある人だったのかもしれない。

そんな人だから葬式にはたくさんの人が来て恋しがって泣いてくれたのかな…。

差別主義者は出会って数秒でマウントかましてくるからね。

女性も男性も、そういう人に遭遇したことたくさんあるでしょう?

※お葬式は人生の答え合わせなのか。

ジェンダーや差別構造の問題の多くはケア労働だという。

ヤングケアラーの問題もきっとこれです。

ケア労働は多く無償で行うことが当然だと扱われ、お金を受け取るプロでさえ驚くほど厳しい仕事内容に対してお給料が低いのは有名な話。

これってケア労働自体が卑しめられてるからなんじゃないかな。

でも、何が卑しいんだろう。

家事、育児、看病、介護…ぜーんぶ人生から切り離せない大切なものなのに。

卑しめた結果は

「あなたもゴミ屋敷で死ぬことになりますよ」

になっちゃわないか…。

大先輩レディー達の言葉は…売り言葉に買い言葉なんてのじゃない重い重い歴史を感じます…。

…あー…。

日々の掃除と家事、体を傷めない程度に頑張ろう。

年末だし、断捨離も大掃除もやっぱりしようっと








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