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ジェンダー論の思い出。

2021年01月05日 | シリアス
【衝撃的だった言葉】

多くの大学がそうかもしれないけど、我が母校もジェンダー論・フェミニズムの授業が必修教養科目であった。

ここ数年日本もすごーくすごーく進んだけれどそれ以前は強きも弱きも

「だってそういうものでしょ」

と差別的なことばっかりやっていた。

そういう時代だった。

さらにさらにさかのぼると

「女はクリスマスケーキと同じ、24が一番売れて25が半額セール、それ以降は廃棄物」

というひどすぎるセクハラたとえ話が

「おはようございます」

って言葉と同じように毎日毎日言われていたらしい。

おっそろし…(『のだめ』のシュトレーゼマン)。

というわけで時代の空気を吸って生きていた私含め生徒達は

「ジェンダーとかフェミとかうざくない?

 どうせブサイクなババアがヒステリックに叫んでんでしょ?」

というステレオタイプな偏見のもと、それでも必修科目だから単位とらなきゃ…と乗り気でなく出席していた。

そんな私達に、ジェンダー論の先生はこんなことを最初にいった。

「みなさんがこの時点でこの学問に対してどんな先入観を持っているのか容易に想像できます。

 けれど、たとえばここにいる女子生徒さんたちがこうして大学で学ぶことができるのは、フェミニズムの先人たちが戦ってくれたからです。

 女性はどんなにお金持ちでも、頭がよくても、勉強できない時代があったのです。

 それも最近までです。

 もっといえば、あなたたちが売り飛ばされずにいるのも、産まれてすぐに殺されずに育てられたのも、先人達が戦ってくれたおかげなのです。

 そしてこれは男女だけの問題ではない。

 それを1年かけて皆さんにはきちんと学んでいただきます」


そのとき、軽くではあるけど

「あ、そうかも

とショックだったんだよね。

幼き日の私のように、よくない伝統的考えをしっかり刷込まれて信じ込んでる人はたくさんいるでしょう。

でも、こんなことだってつながってる。

そんなことをこちらの記事を読んで思い出したよね。

今なら全文読めるはずなので、よろしければぜひ。
  ↓
※JJ、元旦に習わぬラップを読んでみる(アルテイシアの熟女入門)

女の子というだけで生まれてすぐに○してきた歴史、女の子というにも幼すぎる年で親に売られて…夜鷹や遊女にならなくてはならなかった女の子がどれだけいたか…。

辛い歴史だけど、知らねばならないことだと私は思う。

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