※ネタバレに考慮せず書いていますので、ネタバレ嫌な方は読まないでくださいね※
【問題提起作】
松本まりかさんが芝居上手として広く認知されるきっかけになったドロドロドラマ『ホリデイラブ』。
2018年に放送された作品ですが、今年(2020年)BSで再放送していて、後半だけまた観れました。
やってるって知らなかったから…。
美男美女揃いで画面が
「美・美・美~」
なのも素敵ですが、芝居上手さんが揃っているのが素晴らしい。
松本まりかさんはもちろん、主演の仲里依紗さん、モラハラ夫を演じた中村倫也さんもすごいのです。
改めて
「すごいドラマだったな~」
と思ったけど、自分の中で驚きだったのは2018年には恐ろしくて怖いだけだったキャラクター・里奈(松本まりかさん)にとてもとても同情するようになっていたことです。
それについてちょろっと書いた過去記事も。
↓
・『ホリデイラブ』の再放送を観る。
あんな閉鎖空間(家庭)で夫に何年も何年も虐待されたらそりゃ精神病むよ。
それは実はドラマの中でしっかりと指摘されていたんだよね。
里奈の幼い息子が
「ママは出てった、パパのせい。
パパのせいでママは病気になった。
パパなんかだいっ嫌い!」
と何度も言ってるんですよ。
さらに幼い妹も加勢して
「パパ嫌い!!」
って言うし(笑)。
ま~、原作が素晴らしいからなのかもしれませんが(原作漫画は読んでないのです)色々と問題提起してる意欲作だったんだな~と思い知りました。
その中で一番私が
「ああ…」
って胸にくるものがあったのがタイトルにした
「どうして井筒里奈はずーっと結婚指輪を外さず身に着けていたのか」
という点。
これはジェンダー的・フェミニズム的にも意味ある描写だったんじゃないかな。
我々たいてい権力者の作った“世間の刷込み”を無防備に守っていますから、ジェンダーだフェミニズムだって単語が出るだけで老若男女問わず
「そういうの嫌い」
「そういうのモテない」
って拒絶反応が出るかもしれませんが…。
「弱いんだから黙ってろ強制ボランティア(正しくは強制労働)してろって強制されていた側からの問題提起」
って言えばいいのだろうか。
強者だと思い込んでた人がとっくに弱者だったってこともありふれてるんだけどね、プライドや恥にかこつけて強者ぶらせ続けるのですよ。
こういうことについて語るにはあまりに私は勉強不足なので、里奈の結婚指輪問題に言いたい放題だけさせていただきます。
【貧乏人の娘】
里奈の夫である渡(中村倫也さん)は激昂すると決まって彼女のことを
「貧乏人の娘」
「俺に捨てられたら野垂れ死に」
と口汚く罵って追い詰めようとします。
自己愛性人格障害(パーソナリティ障害)あるあるで、本音では相手を下げることで自分を褒めたたえてほしい、認めてほしいってことなんでしょうけどそんなことで里奈に愛が戻るわけはなく、ますます渡に失望していくのみ。
(一応ウィキペディアだけでも。→※自己愛性パーソナリティ障害)
実際、里奈は貧しい家庭出身ということになっています。
はっきり実家や母親(里奈のね)の描写はされませんが、
「今日子どもたちは実家に預けてきました」
「離婚が決まって家にはいられないので、とりあえず今は実家にいます」
としょっちゅう実家というワードが出てくるわりに実際に実家も母親も登場することはなく、クライマックスでも一貫して実家にはいかずネットカフェに泊まっている。
ってことを考慮して…こりゃ里奈母は毒親か、あるいはぜっっったいに帰りたくないくらい実家が嫌いなんだなーって思うのだ。
渡に家を追い出されたあと、すぐに里奈は手持ちの金が少なくなって貧しさに苦しむことになります。
ああ~このへん問題提起だと思うわ~。
渡は彼女を無力だと繰り返し繰り返し罵倒しますが、ドラマ観てた人にはわかるように里奈はめ~っちゃくちゃ頭がいい人です。
賢いだけでなく狡猾であり、コミュニケーション能力も高く、行動力もある。
そして美人です。
要するに、お金を作り出せる才能や基盤はちゃんと持っているってこと。
それなのに、貧乏人の娘と世間にジャッジされる彼女は経済力も後ろ盾もない。
貧困の世代連鎖ってやつですよ。
ここもすごく大切なテーマだと思う。
【自分は結婚でしか救われない、という強い思い込み】
このドラマは里奈が不貞を働くところから始まるのでついつい渡に同情してしまう人も多いと思うのですが、後半で里奈自身が
「あなたとはどんなに頑張っても信頼関係を築くなんて無理だった」
「私があなたの信頼を裏切るようなことをした?
もっと自信を持ってくれればよかった」
と言い、渡も子育ての大変さを心骨に刻すことで
「良い妻であり母であってくれた里奈」
を思い出していることから、幸せな家庭を築こうと彼女が誠心誠意頑張ってきた歴史もわかってきます。
クライマックスで里奈が渡に土下座して
「子どもたちと、私と、3人だけで暮らせればそれでいいんです。
二人を私に育てさせてください」
と頼む場面は強烈でしたが…。
あ~これが、本当の本当は彼女の願いだったんだなってすごく悲しかったです(私は)。
「無力な自分が幸せになるのは男によってのみ」
という刷込みが、夫に虐待され続けて精神を病んで追い詰められてところに見つけた純平(塚本高史さん)に
「新たな男という救世主」
を見出して、
「自分が救われるのは新たな結婚だけ」
と暴走していったんだよね…きっと。
でも、本当は自分を虐げる大嫌いな夫から逃れて、愛する二人の子どもと暮らしていければそれで良かった。
あの土下座シーンに至る過程でやっと気付いたんだろうな~。
この言葉でわかりづらい人は
・自分→弱者
・男→強者
・結婚→強者の協力(お情け)
って変換すれば伝わるんじゃないですかね。
【結婚指輪は「夫への愛」じゃなくて「身分証明物」】
里奈は何度渡にやり直しを提案されても一貫して拒絶しています。
もうそれだけ愛は失せて、虐待された恨みが蓄積されてしまっていた。
それなのに。
ああそれなのに。
なぜ結婚指輪を里奈はずーっと、ずーっと外さなかったのか。
最初の結婚式潜入のシーンや純平との初デート場面は見返してないのでわからないのですが、少なくとも後半の
・井筒家で、高森夫妻と4者面談
・純平の独身寮に乗り込んでくる
・東京で子ども二人と夫に再会
場面でもずーっと里奈は結婚指輪をつけています。
肌身離さず…かな。
私これね、こう考えた…というかわかったんですよ。
結婚指輪を配偶者への愛の証だと認識するのがそもそも間違いで、これは里奈にとって
「自分は誰かの妻という立派な社会的身分に属しています」
という証明物だったんだと。
渡への愛じゃない。
社会の中で確かな身分を持った一人の人間なんですっていう証明なの。
だから外さなかった。
里奈が指輪を外すのは、二人の子どもを取り戻して
「大嫌いな夫と別れて生きていけると見通しがたった」
場面です。
しかし…ドラマを観たはわかるとおり、
渡は
「わかった」
と子ども二人を諦め、男の子に
「お前は男の子なんだから、妹とママをしっかり守るんだぞ」
と伝えて…里奈は子ども二人の手を引いていなくなろうとしたけど、息子は
「ボクはパパといたい!
ママ、ごめんなさい」
と手を振りほどいて渡を選ぶのです。
妹も
「レミちゃんも!」
と兄を追いかける。
最愛の子どもたちが自分を選ばなかった…それが衝撃のラストシーンにつながるわけです。
すさまじかった。
【カイの行動に私は希望を見たんだよなー】
なぜ
「パパ嫌い!」
と言っていた息子と娘が最終的に父親を選んだかというと、ドラマ版オリジナルなのかもしれないけど、渡は子育てすることですごく人間的に成長するんですよね。
実際は
「オムツを替えたこともない」
パパが子育て自分でするかよって思うけど、まあこの物語においてはそうだったというわけで。
渡の成長や育まれた優しさを見て、兄妹は少しずつ父親を好きになっていきます。
「現実じゃありえない」
って言えばそれまでなんだけど、私はこの展開に希望を見たんだよね。
男性…というか、強者として弱者を虐げた側の人間も
「弱者の仕事」
としてある意味取り上げられていた仕事を取り戻すことで、愛や情緒を育めるんじゃないか?と。
男であるだけで父親としての役割を、渡は世間から取り上げられていたって見方もあるからね。
もちろん一番の被害者は母親(里奈)なんだけどさ。
そして、それよりもさらに私が物語の希望だと思ったのが里奈と渡の息子・カイが
「男なんだから」
と父親に託されかけたカルマを受け取らず、
「ボクは、パパといたい!」
と自分の心を優先して行動したこと。
「男なんだから」
という思い込みこそが渡をモラハラ虐待夫にし、里奈の心を破壊したわけだから、このカルマは受け取っちゃいけなかったんだよ。
そもそもカイというキャラクターは男の子だけど女子力がしっかりある人間として描かれています。
それは間接的にレミ(妹)が
「女の子なんだから」
という呪いにかけられないでいられることに大きく寄与してもいる。
やはり世界を救うのは女子力…女って意味じゃなくて、優しさ・共感・思いやりなのか…。
そのかたまりであったはずの里奈がこんなことになってしまうのは悲しいけれど、古今東西里奈のようになってしまった人はいたわけで、それを考えれば綺麗ごとで終わらせないことが彼女たち・彼たちへの誠意かもしれない。
で…最後に怖いこと書くけど、私も、この文章を読んでくれているあなたも、
「里奈にされてしまう可能性はあった」
と本気で私は思っています。
とてもね…。
ドロドロ不倫ドラマなだけでなく、問題提起作だったなという感想でした~。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!!
はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪
※対面有料カウンセリングやってます。
※スキンケア記事・まとめ。
※宝塚の娘役さん風・ナチュラルメイクレシピまとめ。
※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。
※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!
※モテ服関連記事・まとめ。
【問題提起作】
松本まりかさんが芝居上手として広く認知されるきっかけになったドロドロドラマ『ホリデイラブ』。
2018年に放送された作品ですが、今年(2020年)BSで再放送していて、後半だけまた観れました。
やってるって知らなかったから…。
美男美女揃いで画面が
「美・美・美~」
なのも素敵ですが、芝居上手さんが揃っているのが素晴らしい。
松本まりかさんはもちろん、主演の仲里依紗さん、モラハラ夫を演じた中村倫也さんもすごいのです。
改めて
「すごいドラマだったな~」
と思ったけど、自分の中で驚きだったのは2018年には恐ろしくて怖いだけだったキャラクター・里奈(松本まりかさん)にとてもとても同情するようになっていたことです。
それについてちょろっと書いた過去記事も。
↓
・『ホリデイラブ』の再放送を観る。
あんな閉鎖空間(家庭)で夫に何年も何年も虐待されたらそりゃ精神病むよ。
それは実はドラマの中でしっかりと指摘されていたんだよね。
里奈の幼い息子が
「ママは出てった、パパのせい。
パパのせいでママは病気になった。
パパなんかだいっ嫌い!」
と何度も言ってるんですよ。
さらに幼い妹も加勢して
「パパ嫌い!!」
って言うし(笑)。
ま~、原作が素晴らしいからなのかもしれませんが(原作漫画は読んでないのです)色々と問題提起してる意欲作だったんだな~と思い知りました。
その中で一番私が
「ああ…」
って胸にくるものがあったのがタイトルにした
「どうして井筒里奈はずーっと結婚指輪を外さず身に着けていたのか」
という点。
これはジェンダー的・フェミニズム的にも意味ある描写だったんじゃないかな。
我々たいてい権力者の作った“世間の刷込み”を無防備に守っていますから、ジェンダーだフェミニズムだって単語が出るだけで老若男女問わず
「そういうの嫌い」
「そういうのモテない」
って拒絶反応が出るかもしれませんが…。
「弱いんだから黙ってろ強制ボランティア(正しくは強制労働)してろって強制されていた側からの問題提起」
って言えばいいのだろうか。
強者だと思い込んでた人がとっくに弱者だったってこともありふれてるんだけどね、プライドや恥にかこつけて強者ぶらせ続けるのですよ。
こういうことについて語るにはあまりに私は勉強不足なので、里奈の結婚指輪問題に言いたい放題だけさせていただきます。
【貧乏人の娘】
里奈の夫である渡(中村倫也さん)は激昂すると決まって彼女のことを
「貧乏人の娘」
「俺に捨てられたら野垂れ死に」
と口汚く罵って追い詰めようとします。
自己愛性人格障害(パーソナリティ障害)あるあるで、本音では相手を下げることで自分を褒めたたえてほしい、認めてほしいってことなんでしょうけどそんなことで里奈に愛が戻るわけはなく、ますます渡に失望していくのみ。
(一応ウィキペディアだけでも。→※自己愛性パーソナリティ障害)
実際、里奈は貧しい家庭出身ということになっています。
はっきり実家や母親(里奈のね)の描写はされませんが、
「今日子どもたちは実家に預けてきました」
「離婚が決まって家にはいられないので、とりあえず今は実家にいます」
としょっちゅう実家というワードが出てくるわりに実際に実家も母親も登場することはなく、クライマックスでも一貫して実家にはいかずネットカフェに泊まっている。
ってことを考慮して…こりゃ里奈母は毒親か、あるいはぜっっったいに帰りたくないくらい実家が嫌いなんだなーって思うのだ。
渡に家を追い出されたあと、すぐに里奈は手持ちの金が少なくなって貧しさに苦しむことになります。
ああ~このへん問題提起だと思うわ~。
渡は彼女を無力だと繰り返し繰り返し罵倒しますが、ドラマ観てた人にはわかるように里奈はめ~っちゃくちゃ頭がいい人です。
賢いだけでなく狡猾であり、コミュニケーション能力も高く、行動力もある。
そして美人です。
要するに、お金を作り出せる才能や基盤はちゃんと持っているってこと。
それなのに、貧乏人の娘と世間にジャッジされる彼女は経済力も後ろ盾もない。
貧困の世代連鎖ってやつですよ。
ここもすごく大切なテーマだと思う。
【自分は結婚でしか救われない、という強い思い込み】
このドラマは里奈が不貞を働くところから始まるのでついつい渡に同情してしまう人も多いと思うのですが、後半で里奈自身が
「あなたとはどんなに頑張っても信頼関係を築くなんて無理だった」
「私があなたの信頼を裏切るようなことをした?
もっと自信を持ってくれればよかった」
と言い、渡も子育ての大変さを心骨に刻すことで
「良い妻であり母であってくれた里奈」
を思い出していることから、幸せな家庭を築こうと彼女が誠心誠意頑張ってきた歴史もわかってきます。
クライマックスで里奈が渡に土下座して
「子どもたちと、私と、3人だけで暮らせればそれでいいんです。
二人を私に育てさせてください」
と頼む場面は強烈でしたが…。
あ~これが、本当の本当は彼女の願いだったんだなってすごく悲しかったです(私は)。
「無力な自分が幸せになるのは男によってのみ」
という刷込みが、夫に虐待され続けて精神を病んで追い詰められてところに見つけた純平(塚本高史さん)に
「新たな男という救世主」
を見出して、
「自分が救われるのは新たな結婚だけ」
と暴走していったんだよね…きっと。
でも、本当は自分を虐げる大嫌いな夫から逃れて、愛する二人の子どもと暮らしていければそれで良かった。
あの土下座シーンに至る過程でやっと気付いたんだろうな~。
この言葉でわかりづらい人は
・自分→弱者
・男→強者
・結婚→強者の協力(お情け)
って変換すれば伝わるんじゃないですかね。
【結婚指輪は「夫への愛」じゃなくて「身分証明物」】
里奈は何度渡にやり直しを提案されても一貫して拒絶しています。
もうそれだけ愛は失せて、虐待された恨みが蓄積されてしまっていた。
それなのに。
ああそれなのに。
なぜ結婚指輪を里奈はずーっと、ずーっと外さなかったのか。
最初の結婚式潜入のシーンや純平との初デート場面は見返してないのでわからないのですが、少なくとも後半の
・井筒家で、高森夫妻と4者面談
・純平の独身寮に乗り込んでくる
・東京で子ども二人と夫に再会
場面でもずーっと里奈は結婚指輪をつけています。
肌身離さず…かな。
私これね、こう考えた…というかわかったんですよ。
結婚指輪を配偶者への愛の証だと認識するのがそもそも間違いで、これは里奈にとって
「自分は誰かの妻という立派な社会的身分に属しています」
という証明物だったんだと。
渡への愛じゃない。
社会の中で確かな身分を持った一人の人間なんですっていう証明なの。
だから外さなかった。
里奈が指輪を外すのは、二人の子どもを取り戻して
「大嫌いな夫と別れて生きていけると見通しがたった」
場面です。
しかし…ドラマを観たはわかるとおり、
渡は
「わかった」
と子ども二人を諦め、男の子に
「お前は男の子なんだから、妹とママをしっかり守るんだぞ」
と伝えて…里奈は子ども二人の手を引いていなくなろうとしたけど、息子は
「ボクはパパといたい!
ママ、ごめんなさい」
と手を振りほどいて渡を選ぶのです。
妹も
「レミちゃんも!」
と兄を追いかける。
最愛の子どもたちが自分を選ばなかった…それが衝撃のラストシーンにつながるわけです。
すさまじかった。
【カイの行動に私は希望を見たんだよなー】
なぜ
「パパ嫌い!」
と言っていた息子と娘が最終的に父親を選んだかというと、ドラマ版オリジナルなのかもしれないけど、渡は子育てすることですごく人間的に成長するんですよね。
実際は
「オムツを替えたこともない」
パパが子育て自分でするかよって思うけど、まあこの物語においてはそうだったというわけで。
渡の成長や育まれた優しさを見て、兄妹は少しずつ父親を好きになっていきます。
「現実じゃありえない」
って言えばそれまでなんだけど、私はこの展開に希望を見たんだよね。
男性…というか、強者として弱者を虐げた側の人間も
「弱者の仕事」
としてある意味取り上げられていた仕事を取り戻すことで、愛や情緒を育めるんじゃないか?と。
男であるだけで父親としての役割を、渡は世間から取り上げられていたって見方もあるからね。
もちろん一番の被害者は母親(里奈)なんだけどさ。
そして、それよりもさらに私が物語の希望だと思ったのが里奈と渡の息子・カイが
「男なんだから」
と父親に託されかけたカルマを受け取らず、
「ボクは、パパといたい!」
と自分の心を優先して行動したこと。
「男なんだから」
という思い込みこそが渡をモラハラ虐待夫にし、里奈の心を破壊したわけだから、このカルマは受け取っちゃいけなかったんだよ。
そもそもカイというキャラクターは男の子だけど女子力がしっかりある人間として描かれています。
それは間接的にレミ(妹)が
「女の子なんだから」
という呪いにかけられないでいられることに大きく寄与してもいる。
やはり世界を救うのは女子力…女って意味じゃなくて、優しさ・共感・思いやりなのか…。
そのかたまりであったはずの里奈がこんなことになってしまうのは悲しいけれど、古今東西里奈のようになってしまった人はいたわけで、それを考えれば綺麗ごとで終わらせないことが彼女たち・彼たちへの誠意かもしれない。
で…最後に怖いこと書くけど、私も、この文章を読んでくれているあなたも、
「里奈にされてしまう可能性はあった」
と本気で私は思っています。
とてもね…。
ドロドロ不倫ドラマなだけでなく、問題提起作だったなという感想でした~。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!!
はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪
※対面有料カウンセリングやってます。
※スキンケア記事・まとめ。
※宝塚の娘役さん風・ナチュラルメイクレシピまとめ。
※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。
※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!
※モテ服関連記事・まとめ。