こちらも1月の観劇から感想です。(本当に遅くてすみません)
宝塚歌劇 宙組「不滅の棘」
1月29日 日本青年館で見てきました。
演出 木村信司
音楽 甲斐正人
衣装 有村 淳
装置 太田 創
出演 愛月ひかる 遥羽らら 美風舞良 純矢ちとせ 澄輝さやと 凛城きら
留井蒔世 華妃まいあ 他
2003年に春野寿美礼さんが花組で公演したものの再演になります。
その公演は見ていないので、何の知識もなく見たのですが、とっても良かったです。
原作はチェコの作家カレル・チャペックによる「マクロブロス事件」ですが、宝塚で公演するにあたってはヤナーチェクのオペラを元にしているとのことです。
舞台も衣装も全てが白
まるでおとぎ話の絵本のような舞台装置
簡素化されたデザインがどことなくオペラの舞台のような感じでした。
衣装も白で統一されていました。
物語の発端は1603年。ギリシャのクレタ島の医師マクロブロスは不死の薬を息子に与えてしまう。
それから300年以上たち…
主人公のエロール・マックスウェルが、4代前から100年に渡る裁判を抱えるフリーダの前に現れる。
実はエロールは医師マクロブロスの息子であり、300年以上を生きていて、不死の薬の処方箋を探しているのだった。
全体がミステリー仕立てになっていて、いろいろな謎が次々と現れてきて、話に引き込まれてしまいます。
主人公のエロール役は愛月ひかるさん。
ロックスターという設定で白の毛皮のコートを着ているところなんて、まるでハリウッドスターのような華やかさ。
カッコいいです。眼福!
ここのところ悪役とか過激な役柄が続いただけに、こんなカッコいい愛月さんを観れたのはほんとに嬉しかった。
白で統一された舞台といい、ミステリー仕立てのストーリーといい、大劇場では味わえない緻密な感じがする舞台で、とても面白かったです。
音楽もよかった。
愛月さん、これからますます活躍を期待してます。
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