7月13日は
世界的に有名だった指揮者
カルロス・クライバーの命日です。
彼のことを初めて見たのはテレビでオペレッタ「こうもり」を見たとき。
何故か指揮者ばかりを映していたんです。
普通は舞台を映すのに。
誰だかわからなかったその指揮者は、幸せそうな嬉しそうな顔で指揮してました。
それがあまりにも楽しそうな表情だったので、こっちも幸せな気分になったくらい。
もちろん、音楽も歌も楽しく、素晴らしかった。
その指揮者がカルロス・クライバーでした。
父親が有名な指揮者であることや、デビューが遅かったこと、レパートリーが少ないこと、指揮ぶりのすばらしいことなどなど、後から知りました。
彼の作り出す音楽の素晴らしさを実感したのは、ベートーヴェンの第5交響曲を聴いたとき。
なんていうか、カッコよかった。
初めて聴く音楽のような気がして、凄かった。
指揮者によってこんなにも違うのか、ということを実感しました。
1994年のウィーン国立歌劇場の引越し公演の時、「ばらの騎士」で生クライバーを体験しました。
ちょうど、指揮をする彼の後姿が良く見えて嬉しかった。
あの美しい指揮姿を見られて本当に嬉しかったです。
欲を言えばコンチェルトを振る姿も1回見たかったけど…
まあ、映像で楽しむことにしましょう。
贅沢言ったらきりないし。
ベートーヴェンの4番振ってるのが、手が綺麗で表情が嬉しそうで、好きなんです。
さて、今日は「カルメン」でも見ようかな。
ゼッフィレッリ演出のやつ。
まだ若いクライバーの生きのいい指揮ぶりが見られます。
確か青池保子先生も感激したって書いてた作品です。
劇場全体が映ってて雰囲気がいいの。
今頃天国で何してるのかしら…
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