東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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宝島社長のセンスに学ぶ~価格、おまけ、ストスナの3本柱戦略090207

2009-02-07 15:38:13 | ミニ経営戦略・戦術論

  宝島社のセンスに学ぶ~価格、おまけ、ストスナの3本柱戦略090207

  
 宝島社から「spring」という雑誌が出ているんですねえ。宝島というと、男の子の好奇心をくすぐる個性派な雑誌…位のイメージしかなかったが、なんと《女性がお客様の王道》と狙いを定め、類書で№1とか!! 社長の戦略がスゴイというか、なるほどと思わせる手を打って躍進を続けている。

  《価格、おまけ、ストスナ》の3本柱戦略で差を付ける。安室奈美恵が表紙に起用されているから、(ちょっと大人っぽいヤング)がターゲットだろう。

 先ず価格、類書が650円近辺のプライスに対し、「HAPPYプライス♪480円」ときたもんです。円高を利用し、海外から部品調達でコストを落とし、この価格で出来たとの事。購読収入50%、広告収入50%らしい。

  次が「おまけ作戦」。何を付けるか女性の商品担当スタッフがお客の目線でチエを絞る。今回は、ピンクゴールドの折りたたみミラーときましたね。クッキーフォーチューンというメーカーとのコラボレーションで、本誌にも勿論載っている(持ちつ持たれつ関係)。

  袋やカバーのピンクゴールド、キュートなハートチャームなど(ラブアンドピース)な女心をくすぐるという訳らしい。(下) 

   3つ目は「ストスナ」!?…ストリートスナップといって、マチの中を歩く女の子やカップルを撮って載せる事で、「自分にも出来る」と自信を持たせる。読者と一緒に創る雑誌…。「SPRING IN FASHION」というページで、トレンドチェックをしたり、「全国マチのおしゃれコレクション」ではカップルスナップを見せたり、「新作人気ブランド大事典」ではショップスタッフをモデルにしたり…、と身近感がポイントになっている。その辺の普通の子がスターになるチャンスがある時代ですからねえ。あこがれ感のモデルより、同世代レベル感覚で創り出すプロシューマー時代を捉えるセンスがコツだ。
  それにしても、最近の略語ブームに驚く!! 「ナチュ かわ」美人…、セレブ気分の「プチブラ」バッグ…プチプライスの事です。おじさん脱帽(*^_^*)

コメント
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