陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

太政官札

2009-02-04 08:49:31 | Weblog
何だか、総くずれになってきましたなあ。
各社の決算見通しが。
自動車、電機を中心に、日本のリーディングカンパニー、優良企業が軒並み大幅な赤字。

しかし、ワタシから見れば、まだまだ大したことはありませんよ。
どうして?
従業員一人当りの損失で計算・比較すると、ワガ社の方が遥かに大赤字。
大手各社の赤字幅など、どうってことはない。

彼我の規模が違う?
それはそうだ。比較にならん。
社会に与える影響度も 天と地 以上の差がある?
うむ、おっしゃるとおり。

既に、昨年から各社内では大騒ぎかつ深刻だったと思うけど、
それが表面に噴きだしている現在、これからの対策は当然に厳しいものとなる。
行きつくところまで行くんでしょうなあ。
雇用への波及も、今までは派遣切り云々で騒いだけど、これから本格化し、正社員が対象になる。
単なる景気循環ではなく、土台そのものが揺らいでいるんだから。

報道で知ったが、こうした状況を受けて、太政官札の案が出ているそうな。
日銀券とは別の政府紙幣の発行案のことだが、何というアホなことを!
ブレーンストーミングで、景気対策の案を何でもいいから出すという場合は、いい案でしょうな。
マトモなアタマでは考えが及ばないものほど良い案なのだから。
しかし、この案は本質的な現状打開策ではなく、小手先&問題先送りでしかない。

しょせん泡沫の案だろうが、もし、今後その案が消えないなら、
ワタシは、貝貨(子安貝など)や石貨の発行を提案したい。
新規発行の他に、博物館から殷時代の貝貨を持ち出して流通させたら、古代貝貨の人気沸騰!
世界は驚くゾ! というより、もの笑いになるネ。
これが古すぎる案というなら、ドラえもん札はどうだろう?
ドラえもん銀行を作って、「ドラ札」を発行する。フジコ氏に総裁就任を要請すると良い。
日本政府発行の紙幣(太政官札)より、よほど信用があると思うけどネ。
ヘタをすると、日銀券やドル札を凌駕したりして。。。

【蛇足】
貝や石がお金? などとバカにしてはいけません。
要は、信用の裏づけがあるか、ないかであって、表現(流通)する手段は何でも良い。
貝が変だとすると、今の紙幣だって物としてはただの「紙」じゃあないの、となる。

驚く+問題先送りといえば、
ジンバブエ(アフリカ南部の国)がデノミを実施したそうな。
ジンバブエ・ドルを1兆分の1にするデノミネーション。
1兆ジンバブエ・ドルが1新ジンバブエ・ドルとなる。
デノミ前の 2/01 の為替相場は、1米ドル=約4兆ジンバブエ・ドル。
同国は、年率2億%を超すインフレとのこと。
数字で書くと、200,000,000パーセント。
毎年のデノミが恒例行事になるね。
すごいですなあ。これじゃあ、ビジネスどころか日常生活も破綻。  
コメント
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