景気は厳しい状況？

３月の月例経済報告＝「景気は足元で大幅に下押しされており、厳しい状況にある」なんですと。

政府の月例経済報告に違和感があるのは毎度のことやが、悠長なことでござりまする。
景気なんぞ、昨秋の消費増税から大幅に悪化しておるのは誰もが分かっておることで、
ワタシならば、「景気大幅悪化のみならず、武漢ウイルスを契機に経済及び社会の底が割れつつある」としますがなぁ。
これまで誤魔化してきた景気悪化を、ぜんぶ武漢ウイルスのせいにしてしまおう、というゲスぞう政権の邪まさがミエミエでござります。
お嗤い至極であると同時に、何とも情けないことでことでござりまするなぁ。　

一方、現下の最大の問題は、単に景気の良し悪しに留まらず、社会そのものの有り様が問われておるのでござるよ。
来年のどこかで、武漢ウイルスが沈静化した、オリンピックを開催した、景気が少々回復した、それで拍手、という訳にはいかんのですわ。
今のウイルス騒動が山を越えても、元の状態に戻ったらええというものやないんですわ。

新たな感染症はこれから何度も襲来するやろし、西方で現在進行中のサバクトビバッタ被害（蝗害）など、温暖化に伴う深刻な脅威が次々と現れる、それを見越した中で、
これまでの人間社会からどう脱皮するか、どう新たに再構築するかが大きな問題やと思うけどね。
このままやと、世界中の貧富の格差の進行が更なる社会分断をもたらし、前記の脅威と相まって、奈落の底まっしぐらですわ。

まぁ、そういう意味では、人間社会が（武漢ウイルスで）一度叩きのめされた方がクスリになるのかも。。。
ものすごい犠牲が出るやろけど。。。　　
いずれにせよ、全てのスタートは、正しい現状認識でござります。