老犬ホーム

飼っていた犬が死んで10年近くになりましょうかなあ。
いつか、完全リタイアしたら、また犬を飼うのもよし、と思うているんですがね。

う！　と衝撃を受けましたがな。
捨て犬などの引き取り手を探すボランティアをしている人から聞いたのだが、
犬が欲しいという人なら誰でも良いという訳ではないという。
その犬を本当にかわいがってくれるかどうかの審査をし、
ＯＫの場合にのみ引き渡すそうな。
人の気持ではなく、犬が幸せになるかどうかの視点なんですと。

その条件の一として、
引き取り手が60歳以上の者は不可というのがあるという。
（65歳まではいいという人もいるそうな。）

え？　ワタシは譲ってもらえない？
つまり、
犬の寿命が15年として、
飼い主が犬より先に死んだ場合、犬が再び行き場を失うからなんだそうな。

う～む。
孤独な老人に、動物はピッタリと思うていたが、
それも難しいんですなあ。
ボランティアの人は、そういう人はペットショップで買いなさい、と言うていましたぞ。
まあ、買うカネがあればそれも宜しいでしょうがなあ。

う～む。
プアな老人は、犬からも見放されているんですなあ。

一方、
昨今は、犬も長生きをするようになり、
「老犬ホーム」というのがあるんだそうですなあ。
遺言で、飼い主が死んだ後の、犬の世話を依頼するそうな。
犬が死ぬまで面倒をみてくれるという。
その老犬ホームや条件にもよるんだろうが、100万円だという。

う～む。
ニンゲン様も、お犬さまも、
一定の環境下で死ぬのは、カネ次第なんですなあ。

ワタシも老人ホームの仕組みなどを調べないと、と思うた時期もあったが、
どうも、プアには無縁のようで、
調べる気力はありませんのぢゃ。

プアは、野垂れ死にしかなさそうで、
ワタシなんぞは、上のお犬さま以下ですなあ。
老犬ホームのお犬さまを世話する仕事でも探しましょうかなあ。
雇ってくれますかなあ。