陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

日製のUSスチール買収

2025-02-13 15:10:12 | Weblog

日本製鉄のUSスチール買収案件、
バイデン政権時代から物議をかもしておって、過日の おべっか使い&うすらバカのイシバ VS 真正おバカの狂人トランプ のおバカ会談でも「買収やのうて投資や」とかの話しが出たみたいやけど、
ワタシなんぞ、日鉄はんに何の関係もないけど、ただ一言「止めといた方がええよ」と言うておきまする。

アメリカ人、とりわけ化石人間にとって、USスチールの力は衰えたとはいえ「アメリカを象徴する企業」のイメージが残っておって、それを買収するなんぞ許容できん、という心情は理解できますよ。
そんな中で、半ば強引に買収なり、巨額投資なんぞしても、期待成果は極めて乏しいと思いますがなぁ。
伝統ある米国巨大企業を傘下に収めても、中身はボロボロで、気位が高いだけ、そんな企業の立て直しは極めて難しく、カネと技術を吸いとられるだけですよ。

ええ例が、今は昔やけど、かっての東芝によるウェスティングハウス買収ですわ。
東芝はウェスティングハウスを買収し、原子炉装置の巨大メーカーになったものの、ウ社のコントロールが出来ず、巨額減損処理に追い込まれ、最終的には1ドルでウ社を手放した、というおバカな事例がありましたがね。
追い込まれた東芝は粉飾決算にも手ぇを出し、結果、会社そのものが崖から転げてしもうて、今の体たらく状態、ただ生きておるだけの存在になってしもうたんですからなぁ。

日鉄はんよ。現下のUSスチール買収から視野を広げ、もっと別の道を模索した方がええかもよ。日本政府の後押し案件なんぞは、一番警戒すべきでござります。
ま、東芝ごときと比べるなと思うとるんやろけど、そんな根拠のない自信なんぞ、何時まで続きますかな?
さもないと、数年先には後悔し、更にその先は日鉄自体が大変なことになるかもよ、と指摘しておきますわ。

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