陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

地震(13)-水道水の放射能汚染

2011-03-24 08:54:28 | Weblog
ほれほれ、あちこちの都道府県で、
そして、東京でも水道水で基準値を超える放射能が検出されましたぞ。

そりゃあ、福島原発で放射能が漏れているのだから、
周囲に拡散されるのは当然でござりましょう。
しかし、おたおたしなさんな。
今はまだ序の口でござりますよ。

政府は「問題ない」と言うておりますなあ。
「問題ないが念のため」というのが曲者なのでござります。
責任回避の文句なのでござります。
政府の言うことなんぞ一つの参考にする程度で、
信用なんぞしないことが正解なのだが、
ワタシも、現段階では特段の対処は不要と思うておりますぞ。
今も、水道水でいれたコーヒーを飲みながらこのブログを書いておりますからね。

それよりも、これからでござりますよ。
それは、福島原発の行方次第だろうから何とも分からないが、
もし、原発での抑え込みができない場合は、逃げ出すしかないでありましょうなあ。
しかし、逃げ出すことができない者は困りますなあ。
どうしたものでござりましょうなあ。

▼東電は、現在5つの停電グループを細分化し、計25にするそうな。
26日から実施するんですと。
各グループの下に5つのサブ・グループを作るそうでござりますよ。
更に、小グループごとに「実施予定」「実施の可能性がある」「実施しない」の3段階の予定を示すんだそすな。

東電の狙いは、都内(区部)をより細分化し、
通電地域(停電をしない地域)をよりピンポイントで選別できるようにし、
都内であっても停電をする意図だと思いますぞ。
当たり前のことながら、不公平との声が随分とあがっているようですからなあ。
しかし、そんな細分化なんぞをせずに、どんどん都内(区部)で停電をすれば宜しいではござりませぬか。

ワタシの自宅では、これまで東電からの通知なんぞ無く、
実際に停電になって初めて属するグループが分かったが、25区分でまた分からんようになりますなあ。
ならば、いっそのこと、グループを10万分割くらいにしたらどないですかなあ。
そして可能性の予定も、10段階に分けるのでござります。
例えば、
 1)実施
 2)実施する可能性が高い(80%)
 3)実施する可能性が高い(70%)
   -以下、60%~10%の4)~9)段階を設定-
10)実施しない

こうすると、誰も分からんようになりますなあ。
停電になるのか、ならないのかが。。。
仕方がないから、オノレが予測するのでござります。
スリルがありますぞ。
予定がたたんですからなあ。

計画がたつようにするのが一番肝要なのだが、
東電はその辺りがどうにも分からんようですぞ。
「計画」停電と名づければ良いと思うているのでござります。
利用者のことなんぞ何~にも考えていないからでござります。
ジブンの都合と電力の総量だけを考えているのでござります。
官僚的な傲慢体質がしみついているのでござります。
外から何か言われたときは、そうかと思うものの、
その数秒後はもうアタマの外なのでござります。
どうしようもない体質でござりますなあ。
もう「業」でござりますよ。

しかし、停電に加えて水が危ないとなると、
特に、乳幼児がいる家庭なんぞは困ったものですなあ。
またまた水が手に入りませんがな。
その昔、飲み水やお茶を金で買うようになって驚いた時代があったが、
今や、水、水、水、、、 とみんなが走りまわる時代なのでござりますからなあ。
会社を休んで、遠くへ水の買い出しに行く時代になるんでしょうかなあ。
面白い時代でござりますなあ。
ネットで世界と繋がる、な~んて言いながら、
水を探しまわる時代なあのでござりますからなあ。

何故にこうなるのか?
風評でござります。
そして、風評にはその原因なり理由が必ずあるのでござります。
今回の原因は、政府の対処がマズイのでござりますよ。
人災なる所以でござりますなあ。
今朝の新聞にも載っていた南相馬市なんぞ、その典型でござりましょうなあ。
南相馬市は、原発から20㎞圏内、20~30㎞圏内、30㎞超に分かれているそうだが、
人口7万人の殆どが市外へ逃げ、残るは2万人。
危ないと思われ、業者が市内に入ってこない、
水や食料が入ってこないため、それが更に拍車をかけて人が逃げる。
悪循環でござります。
政府の「屋内退避」指示が、放射線への不安を助長させているのでござります。

今、「電気+水」の風評不足のおかげで、
首都圏脱出の心づもりの必要性が明確になりましたなあ。
とはいえ、現実には、そう簡単にはまいりませんがな。
ワタシなんぞも、実行は極めて難しいのでござります。
しかし、今後の展開次第では、難しいなどと言うてはおられませんなあ。
それはみんな同じでござりましょう。

一方、今や大阪あたりの賃貸物件は押さえられつつあるようですぞ。
誰かに。
という噂も風評で、真偽のほどは知らぬが、
こうした風評は、「さもありなん」というものが流れるものでござります。
停電にならない郊外の地域(←現実にあるのでござりますよ)には、
東電に顔がきく者がいる、などという噂も同じでござりましょう。
東電の公式発表と現実の行動が違うから、そしてキチンとした説明をしないから、噂が飛び交うのでござります。
そして、実際には、噂のとおりであることも多いのですがね。

どちらにせよ、首都圏を脱出しようとしても、プアな者には手が出ませんがな。
戦時中と同じく、疎開先を個人のツテで探すようになるのでござりましょうかなあ。
今や、北には逃げ場がないから(除く北海道)、西へ行くしかござりませぬぞ。
まあ、戦争体験者は少なくなったから、それもまた宜しいのかも知れぬが、
しかし、困ったものでござります。
う~む。
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