陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

寛大な国民

2011-05-16 08:50:39 | Weblog
新聞社の輿論調査(朝日)- 
●損害賠償の一部にあてるため電気料金が値上げされるとしたら?
 納得できる  48%
 納得できない 43%

●あなたの家庭で15%削減が達成できるか?
 達成できる  52%
 厳しすぎる  33%

●菅内閣を支持するか? 支持しないか?
 支持する   26%(前回21%)
 支持しない  51%(前回60%)

ほう、ほう。
日本国民は寛大でござりますなあ。
それも「超」がつくほどに。
見上げたものでござります。
これなら、更にどん底に落ちても、お気楽にやってゆけるでありましょう。
生き抜くには、その位の方が宜しいのでござりましょうなあ。

損害賠償にあてるための電気料金値上げを是とされる方は、
電気料金を一種の税金と考えておるのでござりましょうかなあ。
ドジな経営どころか、犯罪的な経営の穴埋めを是とするのですからなあ。

家庭での節電も、「達成できる」が半数を超えているのであれば何とかなるかも。
内閣支持率も、底固いですなあ。
カン氏なんぞ、内心小躍りしているでござりましょう。
フランスでのサミット出席も大成功間違いなしでござりますなぁ。
それを踏まえ、国会での懸案事項の処理もどんどん進むでありましょう。

復旧・復興も、誰の目にも見えるほどに進んでいるし、
日本の社会は、明るさが増してきましたぞ。
結構なことでござります。

東京電力の会長(勝俣何某)と社長(清水何某)の役員報酬は、
それぞれ 7,200万円とのこと。
÷360日で、1日20万円の計算でござります。
当初は、それを半減との発表であったから、1日10万円、年間3,600万円であったのでござりますなあ。

いえいえ、地震・津波・原発事故に関し、それ以前及び事故発生後の対応で、
かくも素晴らしい、目覚ましい対応をしておられるのでござるゆえ
ゼロ(全額返上)を撤回し、
現状にマルをもう一つ加えた報酬で宜しいと思いますぞ。
福島の被災者の方々も、もろ手をあげて賛成するでありましょう。
いやはや、日本国民の忍耐強さには感心させられますなあ。 
ワタシなんぞは、到底及びもつきませぬ。
ワタシが社会の落伍者になる所以がこの辺りにあるのでござりましょうなぁ。
日本の未来は輝いておりまする。 
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