陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

アメリカへの留学生減少

2009-12-12 16:45:45 | Weblog
「米へ留学 尻込み、 草食系? 10年で1万人減」の報道。
昨11日の朝日新聞夕刊一面トップ。

記事によると、
日本からの米国留学生が1997年をピークに減り続け、2007年は34,000人。
留学生自体は増えており、相対的に米国の人気が落ちているという。
記事では、その原因として学生の「気質の変化」をあげている。
競争が厳しい米国よりも、ゆっくりリラックスして学びたいという学生が目立つという。
米国留学の窓口になっている日米教育委員会は、
「日本の学生に『自信を持って』と言いたい」とのこと。

最近の新聞の分析はこの程度ですかのう。
気質の変化も一つの要因ではあろうが、真の原因でないことは、誰もが判っていると思うけど、
新聞では何も触れていない。
意図的?

戦後、戦争で疲弊した国々にとって、アメリカは「あこがれの国」。
圧倒的な力を持っていた。
その後、「留学すると有利な国」に変わり、
今に至る。

つまり、留学生の数は、その国の文化的・経済的な国力そのもの。
魅力があふれていれば、放っておいても人は移動する。
水が低きに流れるように。
逆もまた真なり。

アメリカへの留学生が減っていることは、即ち、魅力が薄れているということ。
これからの米国の凋落を先取りしているんですなあ。
アメリカのキャピタリズムは、もはやモデルたりえないことはハッキリしたから、
ますます留学生は減るでしょうなあ。
それは当然のこと。

上の『自信を持って』なんてトンチンカンなコメントをとりあげるとは、
朝日も落ちたものですのう。  
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1 コメント

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落ちたね (!!)
2009-12-20 11:28:23
記事書いた人は、頭が硬そうです!

時代も読めていない!
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