男のメンバーに比べて女のメンバーは状態が良好であるが、まだ処女のウンスギがむしろ肉がつき姿が崩れてきている。当時最高の美貌を誇ったヨウソンイはそのくっきりした輪郭が年を食って、むしろ猛々しく変化したようだ。しかし大体子供二人以上ずついる家庭の主婦だが、女友達はそれでもみんな年に比べて華やかに見える。
酒が何杯も回るとチンソクが大声で尋ねる。
「ところで私はとても気になることがある。『恍惚の地獄』にうちのクラブの二人の男が出ていない? 主人公ソンエが二人の男の間を言ったり来たりして。そこでヒョンスは誰でヨンフンは誰? 一体全体その二人の人が誰なの? 私にだけ言って。感じは少しわかるけれど。いずれにしても公開されたことを言ったらどう? ひょっとして・・・」
チンソクは首をあげ、向かい側にいる誰かを一瞥してからくすくす笑う。
イミジはチンソクの視線を追っていってみる。そこにはチョンフンとチャンギがウンスクを挟んで、何か楽しい冗談を言っているようだった。
「なぜ、うちの男のメンバーは一月に一回ゴルフ会をしないのかしら。ところで前回週末には集まってお酒を一杯ずつ飲んだんだけど、その二人の男が誰なのかと思って、しばらく言葉が多かったから。ちぇっ、全部の話から私はその子が私を好きだということがわかっていたけど、あんなにのけ者になったり心苦しく遊んでたということなの? その子が純真なことはわかったけど、あんなにブスが痩せることができるのかしら、それで全部憤慨したのよ。」
「まあ、あんたたちはあれを本当に信じていたの? あれは全部嘘よ。嘘なのよ。基本的に小説というのは嘘なのよ。優れた嘘つきが優れた語り部だと言えるのよ。あんた達みんなが本物だと思ったことを見ると、私が優秀な語り部であるようね。」
イミジは落ち着いた態度で笑って言った。しかし異常にも力が抜け虚脱する。気のきかないチンソクが質問を続けて長引く。
「私は感じでわかった。ひょっとしたら言葉ね。あの子じゃない?」
「何? 誰?」
「ある人は今日この席に出てこなかったし、ある人は・・・えい、教えて。腹が立つの?」