題名 卒業
著者 東野圭吾
生年 昭和33年（1958年）
出身地 大阪府
出版年月 1986年5月
出版社 講談社
値段 590円（税別） 講談社文庫
<shape id="図_x0020_3" type="#_x0000_t75" alt="説明: C:Userstanaka setsukoAppDataLocalMicrosoftWindowsTemporary Internet FilesContent.IE5JAHVJS44MC900395232[1].wmf" o:spid="_x0000_i1029" style="WIDTH: 80.25pt; HEIGHT: 69.75pt; VISIBILITY: visible; mso-wrap-style: square"><imagedata o:title="MC900395232[1]" src="file:///C:UsersTANAKA~1AppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image003.wmz"></imagedata></shape><shape id="図_x0020_2" type="#_x0000_t75" alt="説明: C:Userstanaka setsukoAppDataLocalMicrosoftWindowsTemporary Internet FilesContent.IE5EI9VV2BTMC900222594[1].wmf" o:spid="_x0000_i1028" style="WIDTH: 81.75pt; HEIGHT: 81.75pt; VISIBILITY: visible; mso-wrap-style: square"><imagedata o:title="MC900222594[1]" src="file:///C:UsersTANAKA~1AppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image005.wmz"></imagedata></shape><shape id="図_x0020_4" type="#_x0000_t75" alt="説明: C:Userstanaka setsukoAppDataLocalMicrosoftWindowsTemporary Internet FilesContent.IE5EI9VV2BTMC900292278[1].wmf" o:spid="_x0000_i1027" style="WIDTH: 83.25pt; HEIGHT: 84.75pt; VISIBILITY: visible; mso-wrap-style: square"><imagedata o:title="MC900292278[1]" src="file:///C:UsersTANAKA~1AppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image007.wmz"></imagedata></shape><shape id="図_x0020_6" type="#_x0000_t75" alt="説明: C:Userstanaka setsukoAppDataLocalMicrosoftWindowsTemporary Internet FilesContent.IE5EI9VV2BTMC900394026[1].wmf" o:spid="_x0000_i1026" style="WIDTH: 1in; HEIGHT: 78.75pt; VISIBILITY: visible; mso-wrap-style: square"><imagedata o:title="MC900394026[1]" src="file:///C:UsersTANAKA~1AppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image009.wmz"></imagedata></shape><shape id="図_x0020_8" type="#_x0000_t75" alt="説明: C:Userstanaka setsukoAppDataLocalMicrosoftWindowsTemporary Internet FilesContent.IE5HXY1PWGDMC900292370[1].wmf" o:spid="_x0000_i1025" style="WIDTH: 75.75pt; HEIGHT: 89.25pt; VISIBILITY: visible; mso-wrap-style: square"><imagedata o:title="MC900292370[1]" src="file:///C:UsersTANAKA~1AppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image011.wmz"></imagedata></shape>
感想：
人気ミステリー作家東野圭吾のデビュー2作目。加賀恭一郎シリーズの第１作目になる。加賀恭一郎が大学4年生の設定になっている。高校時代からの仲間7人が夢と将来をかけて大学生活の最後の1年を過ごしている。その仲間を次々と異変が襲う。最初の異変は学生剣道個人選手権大会の予選で優勝候補だった金井波香が八百長かと言われるような負け方をしたことである。そして就職も決まり、将来有望な研究者の卵、藤堂正彦という恋人もいる牧村祥子の変死である。牧村祥子は鍵のかかったアパートの一室で手首を切って死んでいた。自殺とみられていた牧村祥子の変死は、前夜隣室の後輩が訪ねたときには灯りが消えドアが開いていたこと、その後ほどなく帰ってきた向かいの部屋の金井波香が訪ねたときには灯りがついて鍵がかかっていたことから、他殺の可能性が浮上してくる。アパートは出入口を管理人によって厳しくチェックされ、夜12時以降は施錠されてしまう。前夜牧村祥子の部屋に誰がいたのか。どうやって侵入したのか。次の異変は高校時代の恩師の家でのお茶会でのこと。籤（くじ）でお茶をたてる人、お茶を飲む人、茶菓を食べる人を決める雪月花之式でお茶会を進行している最中に、お茶を飲んだ金井波香が青酸カリで亡くなってしまう。籤引きで特定の人物を殺害するのはむずかしいことから、自殺と見られる。加賀恭一郎は高校時代からの付き合いの仲間のことを実は何も知らなかったということに気付く・・・・・。
謎解きが東野圭吾らしい最新の科学技術で解き明かされる。また、罪を犯した仲間のそれぞれが自分で決着をつけていくのが青春小説らしく爽やかだ。仲間はそれぞれ別の道をいく、卒業というテーマにふさわしい終わり方である。剣道や茶道という伝統文化や、実験室の試作品など楽しい話題が満載で、謎解きとは別に楽しむことができる。
わがまま評価（5点満点）
面白さ ：☆☆☆☆☆
謎解きむずかしさ ：☆☆☆
人物造型のうまさ ：☆☆☆☆
構成の巧みさ ：☆☆☆☆☆
文化教養 ：☆☆☆☆
爽やかさ ：☆☆☆☆
満足度 ：☆☆☆☆☆
