ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

トヨタF1撤退

2009年11月04日 11時05分45秒 | モータースポーツ

以前の日記で「今期限りでトヨタはF1から撤退する」と
予想しましたが
予想の通りにF1から撤退を発表するようです。
2002年シーズンから参戦を開始し、7年間活動。
最上位はドライバーがレースで2位、
コンストラクターズランキングは4位が最高位。
これがトヨタF1の全てになります。


前のホンダ・スバル・スズキのF1/WRC活動終了の
時にも書いたことですが
トヨタさんもあくまで本業は自動車製造です。
レースはあくまで文化活動です。
文化は大事…と言えど、本業を傾かせてまで
やることではありません。

例えば…家が貧乏で破産寸前な一家が
文化が大事、思い出や絆が大事…と
大枚はたいて旅行に出かけるとしたら
それは正に見当違いというものでしょう。

また関係者の再就職や育成ドライバーの処遇など
いろいろ外野からいわれると思いますが
出せないものは出せない、援助できないものはできない…と
はっきり言わねば更に多くの者が泣く結果を招きかねません。


トヨタは日本を代表する超大型企業です。
これが傾き倒れた時はどんな大惨事が起こるかわかりません。
関係企業を含めて多くの労働者の雇用や生活に
深刻な影響をおよぼすことは想像に難くなく、
今回の決断は経営者として極めて妥当且つ適切な判断だと
私は思います。

F1も先に発表のLFAも現社長の豊田氏の肝いりのプロジェクトだと聞きます。
自らスポーツカー開発の指揮を執り、レースに出場し
ブログで自分の意見を発信する社長の代でF1を撤退するのは
非常に無念であろうかとも思います。


私個人としても…モータースポーツファンとしては
ただただ残念と言うのが正直なところではあります。
ホンダもそうですし、スズキもスバルも本業さえ順調なら
何かしらの手で活動を続けたことでしょう。
トヨタもここまで続けてきたものを切り離すことに対しては
いろいろな意味で苦渋の選択になっているはずです。
しかし大きな決定については
広い視野で総合的な判断をせねばなりません。


勝てなかったのは事実。
世界の壁の前に敗れ去ったと言うのもまた事実。
でも挑戦し、戦った姿があったのも事実です。
ファンとしてその姿を記憶にとどめたいと思います。

8年間のF1参戦…お疲れ様でした。





と、先日活躍したばかりの可夢偉選手含めた
日本人育成選手たちですが…。

育成ドライバーについても良い機会ですので
自活の道を歩む決心をしていただきたく思います。
「レースドライバーという職業はメーカーに保護されねばならない」
というような条項はどこにも無いはずです。
レーサーというのはなりたくてなるものであって
一般的にはそれ相応の社会的・生命的リスクを負いながらに
目指すものであると思います。

先日、レース関係の某D社の社長ブログで
レース関係者の方と論戦(?)が起こっておりましたが
レーサーが何所かに保護され育てられねばならないという風潮は
いつ生まれたのでしょうか?

漫画描きにはTDPみたいな組織は無い筈ですし
むしろ漫画描きが
「漫画家の育成と保護のために出版社は取り組みをすべきだ」
「安価に漫画を始められるように出版社や業界は援助をすべきだ」
「世界に通じる逸材を発掘するためにコンテストをせよ」
などと言い出したら私は笑います。
何でも好きでやるものです。
自分が好きで物事をやるために、周囲の助けが無きゃできない…なんて
お子様な意見に過ぎると思いませんでしょうか。
そんな人間は何しても通用しないでしょう。

スカラシップ…というのはあくまでご褒美であって
一生涯ついて回る保険ではありません。
夢のために全てをなげうち、借金までして走ると言うのが
現実であるはずです。
己の夢のために他者にまず骨を折ってもらいたいというのでは
順番が違います。
多くのものを犠牲にしてでも叶えたい…その想いに
他者が共感してこそのパートナーシップであるはずです。
漫画もそうだしレースだって変わらないはずです。
先ずは本人の意思があるかどうかなんだと思います。


中嶋選手も、小林選手も、
頑張って自分の道を模索して欲しいと思います。
特に小林選手、先日の日本での報道がウソでないのなら…
課題をクリアして更なる高みに至る資質を持っているのなら
F1のシートはきっと手に入るでしょう。
―トヨタの名の助けなど借りなくとも。

きっと佐藤琢磨選手もそうやって動いているはずです。

しかしF1は何だかんだ言っても世界ではなく欧州のものです。
欧州人以外の人間が不遇の扱いを受けることは
今に始まったことではありません。

そうしたら別の道を目指せば良いと思います。
日本に帰ってきても良いと思います。

ステージが高く持ち上げられてないと踊れない…なんていう
単なる目立ちたい男でなければ
真のレースを探して何所にでも戦いに行けるはずです。
そしてそこで輝けるはずです。

レースファンとして、輝く彼らの姿を来年も見たく思います。




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つき

2009年11月04日 01時54分00秒 | なべ日記(雑記)

会社帰りの夜道…月がすごーく明るい夜でした(^^;)

歩く自分の影がはっきり見えます。
月の明かりがさやさやと我が身を照らす季節…冬ですね。
冬の夜は寒くてしんどいですが、冬の月明かりの美しさだけは
寒くても見入る価値があるものです。
いよいよ冬かぁ…頑張らねば。



閑話休題。
冬コミの原稿が終わったら、自分へのご褒美に
何かコンデジでも買おうかと思案してます。

具体的に言えばフジのF200EXRを狙おうかと…。
もう少し雰囲気の良いデザインだったら…と思わなくも無いですが
F300?にでもなった途端にセンサー小さくされでもしたら一大事ですので
今のうちに…と(^^;)

DP1Sも欲しいには欲しいですが、正直予算不足です(^^;)
シグマさんのあの偏愛っぷりには是非応えたいのですが…。
とりあえず冬コミ原稿を終えてから触ってみての判断になりますです。

所謂コンパクト機は某社のコンデジで懲りて以来
正直なところアレルギーがあるのですが
F200がその憂いを払ってくれることを期待したいです。
これでダメだったら…コンパクト機はもう買えませんね(笑)
DP1は動作が笑えぬほどのろいのですが
パワーショットG2程度に改善(?)していたら真剣に考えます。

カバンに入れて常に持ち歩けるカメラが希望です。
でもその希望の前に原稿を仕上げるのが先ですが(^^;)



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