クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)
九州新幹線の最速達列車の愛称は「みずほ」になるそうですね。
…正直言いまして「ええ? 聞いてないよ~!?」でした(^^;)
っていうか「さくら」もまだ実際にはデビューしていないのに…。
哀れ「さくら」はデビュー前に”格下げ”扱いですね。
しかし…ブルトレ衰退の代名詞のように言われた九州ブルトレ、
その愛称がここにきて一気に復活ですね。
働く場所は変わっても”伝統のネーミング”が帰ってくることに
鉄道ファンならずとも森繁久彌のモノマネで
「おお…、帰ってきた! 勇者達が帰ってきた! さぁ行こう、シシ神の元へ!」
などとボケてみたくなるかも知れません(^^;)
「みずほ」は東京―熊本間の寝台特急だったのが
大阪―西鹿児島…もとい鹿児島中央間の新幹線に。
「さくら」は東京―長崎・佐世保間の寝台特急だったのが
同じく鹿児島行きの新幹線に。
「はやぶさ」は東京―西鹿児島間の寝台特急だったのが
東京―新青森間の新幹線に。
こうしてみると鹿児島に一番ゆかりがある「はやぶさ」が
何でまた東北新幹線の愛称になったのか、
今さらながらに不思議な気がします(^^;)
ただ…「みずほ」の名前の由来は筑紫平野の水田になびく稲、「瑞穂」から
きているとのことです。
日本は水の国、水田の国です。
そして日本人が最も愛するお米が実りゆく様を愛称にするのは
非常にいい事だったかと思います。
それに…「みずほ」なら、あのN700系3000番台の青い車体にも
それっぽく言い訳ができるでしょうし(^^;)
しかしながら…「みずほ」と聞いて別のものを想像する人もいるでしょう(笑)
某県の湖のほとりを舞台にしたアニメとか…。
そういうネタでpixivとかに絵をUPする人もさっそく居そうですが
これで東北新幹線の愛称が「はつね」になってたら、どうなっていたことか(^^;)
余談ですが大糸線の臨時列車とかで「みずほ」とかの名前使ったら
別の意味でパニックになりそうで怖いですね(笑)
しかし…「ひかり」「こだま」で始まった新幹線の愛称も増えましたね。
その影で元祖でもある「ひかり」がほとんど消えかかっているのは
寂しい限りです…(^^;)
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ソニーからデジタルカメラ・α55/33が発売されました。
目玉としては新開発の半透過ミラー式AFシステムによる
静止画/動画の撮影能力増強であると思います。
従来のAFタイプ・Aマウントレンズすべてで連続合焦を可能とすることで
いろいろなレンズでのAFによるHD動画撮影も可能になったし、
静止画でもより高性能な高速AFと高速連写を実現しています。
単なるミラーレス化ではなく、半透過ミラーを上手く使って
ミラーレスカメラが目指す静止画+動画性能も一段上のモノを
提示してきたのでしょうし、
逆にミラーレスカメラに対するSLRタイプの利点を逆手に取るように
ホップアップするミラーをなくす事で高速性能を磨いてきた辺りは
”技術のソニー”の面目躍如でしょう。
ソニーのDSLR部門はミノルタを継承した分、ミノルタ色が強かったのですが
今回は良い意味で”初めてソニーらしさが出せた”のだと思います。
α55/33はそのAFシステムの関係上、
ファインダーはEVF(電子ビューファインダー)です。
EVFとOVF(光学ビューファインダー)とは”どっちが良い”論争が
すぐ巻き起こります。
「それぞれの良さがある」というのが結論なんでしょうけどねぇ…(^^;)
良く言われるのはEVFは動きモノを追えない…という話。
論点を要約すると「EVFはその性質上実際の被写体より表示画像が遅れる、
だから動き物を追えない」…という奇怪なものです。
私はディマージュA2でモータースポーツも新幹線も撮ってましたが。
しかも(撮影者が上手いか下手かは別にすれば)ちゃんと撮れましたけど。
そもそもファインダーの狭い視野(望遠使えばなおさら)だけで
全ての被写体を追おうという発想が私には…、実は理解がうまくできないんです…。
右目でファインダーのぞいて、左目で外界を見て、状況を把握して動きを予想した上で
撮りたい構図になる箇所に来た時にタイミングが合うようにシャッターボタンを
押せばいいだけの話…と思うのですけどね…。
というかその方が楽だし確実でしょ?って思うのですが(^^;)
そもそもEVFの表示タイムラグより撮影者のリアクションタイムの方が
圧倒的に大きいでしょ?…ってツッコミが入らないのは何故なんだろう??
AFも同じで「追随性の高いAFと連写が無いとモータースポーツは撮れない」という
レース写真ファンも多いようですけど、
撮る場所(=構図)と撮影条件(SSやピント含む)を合わせて
待ってりゃいいだけの話じゃないかと思うんですけどねぇ。
ライン変えられたらピントが合わない…っていうツッコミには
カメラ振って、ピントが合う位置まで迎えうったりひきつければいいだけの話ではなかろうかと…。
合わせられなきゃそれまでの事で、そうならないように場所取りしたり
構図にや撮影条件に融通を利かせる方法を学べばいいだけのこと…と思いますです。
昔のAFもAEも無い時代の人はもっといろいろ工夫してたと思います。
そういう工夫の結果良い写真が撮れるからこそ楽しいとも思うのですが。
…ちょっと話がそれました。
話を元に戻してEVFと動きモノの話に…。
EVFでも先に言ったとおり、十分動きものは撮れるのですが
OVFとどっちが楽か?という話になるとOVFだと思う私です。
だからα700を買った訳ですが…。
EVF自体の欠点というより、画像表示や画像キャプチャーの関係だと思うのですが
EVFには撮影時に画像が消えたり画像が固まる時間があります。
A2でも十分モータースポーツ撮れた…と先に書きましたが
A2の時代だと連写もそもそも遅い上に、
一枚一枚の撮影後ブラックアウト時間が長いので
どうしても一枚だけ決め打ちするスタイルになります。
もっと言えば、データの書き込みも遅かったので、レースで言えば
希望の被写体は1ラップに1コマ、良くて2コマしか撮影できず、
撮影条件自体はリスキーになります(^^;)
長いことA2で撮っていて、α700にスイッチした時は
AFの速さや連写性の良さに驚き(他社と比べればあの程度…ですが)
「DSLR使ってたやつらは楽してたんだなぁ…」と思ったものです。
センサーの大きさゆえの被写界深度の浅さには最初は戸惑いましたが(^^;)
(逆に絞りをいじっても大きな変化の得にくかったA2より楽しむ幅は増えましたね)
余談ですが、上記の不具合について何か言う人があまりいないのも
何でだろうと思います(^^;)
…また話がそれましたね。
EVFでは動き物を追う際に上記のブラックアウトor画像フリーズ時間が
被写体をファインダー内におさめる作業の邪魔になりますが、
OVFでは、画像消失はレリーズ時にミラーが上がる僅かな時間だけで
かなり長い時間被写体を直視できます。
望遠レンズで動きの早い被写体を追う時には、このOVFの”特性(?)”が
すごく撮影を楽にしてくれるのは事実です。
つまりはこのEVFのブラックアウト時間が短くなる/無くなれば
OVFに極めて近い撮影感覚で撮れる=OVFでもEVFでもどっちでも良い
…という話になるかとも思います。ちょっと乱暴ですけどね(^^;)
α55/33における撮影時のブラックアウトor画像フリーズってのは
どのようなものかが気になりますです。
これが十分に短く、また再表示までの時間が短ければ
連続AFも高速連写(α55で最大10コマ/sec)も本当に生かせるでしょう。
Webの特設ページの動画を見ると
撮影時はほんの少し遅れる感じでパラパラマンガのような動きのようです。
本当にこれなら何とかなるんですけどね。
EVFについては表示タイムラグの他にもドット感の事とか
表示遅れの原因でもあるフレームレートの話とかもいろいろ言われますが、
個人的にはどれも気にしていないし、うじゃうじゃ言うだけナンセンスとも
思っております。
ドット感がどうだろうと、ピントだけ確認できればファインダーとしてはOKでしょう。
私はそう思ってます。
最近のは拡大モードも普通についてますし、そもそもAF使用でしたら
ピントを確認する間もないでしょうけど…(^^;)
フレームレートだって最低限フレーミングの状況だけ分かればいいのであって
30回/秒もあれば不足は無いと思います。
むしろ先にも言ったけど、人間の思考→動作タイムラグの方がはるかにでかいのに
それを言うのはナンセンスだと思うのです。
言いたいのは
「貴方はファインダーを見て遊んでるのか? それとも写真を撮ってるのか? どっちです??」
ってことでございます。
ファインダーなんか見えてればいいんですよ(←極論)
と言いつつ、美しく見え味の良い、使い勝手の良いファインダーは…
例えばピントが合わせやすかったり、クリアで明るくて見やすかったり…とかは
撮影を大いに楽しくしてくれますけどね(^^)
でも撮影自体に影響するものでもないと言うのが個人的感想です。
クルマのボディデザインみたいなものですね。
美しい味わいあるボディーは所有者をより満足させ、クルマの楽しみを広げるけど、
それはクルマの付加価値であって、本質的な価値ではないでしょう。
(上記は意見、考えであり本心は別ですが)
クルマの本義は―? 車は走り、人や物を運ぶ道具です。
ではカメラは―? 静止画や動画を撮影する道具ですよね。
その機能を満たすだけの能力が備わっていれば
多少スペックが低くても十分だと思う私です。
勿論きれいなら素直にありがたいですが(^^)
α55/33もファインダーの高精細さと大きさには拘ったようです。
ミノルタ時代からファインダーには拘りがあるといいますし、
A2もそういう機体でした。
ここに拘ったから良い写真が撮れる訳ではないけど
買った人はきっと素直に嬉しいでしょうね。
話は変わって。
通常のデジカメにおけるEVFのメリットは
撮影画像を”ほぼそのまま”見ながら撮影できることです。
デジタルカメラだからできることで、フィルムカメラには絶対できないことです。
そういう意味では、あくまで私見ながら「デジカメはEVFなのが自然」とも思います。
今ではSSやアイリスの効果までライブビューに反映できると聞きます。
A2ではホワイトバランス(WB)や露出補正くらいしか反映されませんでしたが
撮影時に”積極的に絵作りに参加”するきっかけにもなった機能ですし
こういう機能は強化されていって欲しいです。
ただ…逆にEVFのライブビューに頼りすぎると
撮影条件の変化に撮影者本人が対応することが難しくなります。
私がA2からα700にスイッチした時に一番苦しんだのがこれです。
ライブビューに慣れすぎてしまったせいで、WB変更や露出補正を行なう場合に
ライブビューのフィードバックが無いと適切かつ迅速な補正ができなかったのです。
便利さが人間の対応力を下げてしまう例の一つと思います。
ライブビューのデジカメしか使わない写真趣味なら良いですが
DSLRやフィルムカメラを使って写真の趣味の裾野を広げたい時が来た時に
対応ができず、そこでその先を捨てるのは勿体無い話です。
こういう風に進化を続けるEVFですが、OVFは昔ながらの機能ゆえ
技術的には大きな進歩と言うのは難しいでしょうね。
ちょっとだけEVFのネガを挙げましたが、基本EVFは便利なものですし、
どんどん改良されていく最中のものですので
先に挙げたEVFのネガが減ってくれば、デジカメとしては構造がシンプルな
EVFや背面液晶式がカメラのファインダーの標準になるのは
そう遠くないことにも思えます。
そういう意味では”いちおう”ミラーが在るのに、
ファインダーがEVFになったα55/33は、
ある意味でデジタルカメラの未来を示しているのかもしれませんね。
α55はひさびさに欲しいなと思ったカメラだし、
EVFは嫌いじゃないので何所まで進化したかを見たい気もします。
α55、早く実機を触ってみたいものです。
★以下余談★
ただ…OVFというかペンタプリズム式のカメラには
廃れないでいて欲しいなと個人的に願ってしまいます。
※以下は本心であり、理屈じゃない話です。
自分でも上記理屈には合わないと思っている話です(^^;)
素晴らしく透明で理想的な見え方をするプリズムが入っている―
素晴らしい写りを約束してくれるレンズからの光を自分の目で生で見る―
ピントリングを動かして、ぼやけた世界からピタッとピントが合った箇所が
出現する時のあの感激―
デジカメであっても…フィルムからセンサーに変わっても、
カメラは”光学機器”なんだということを感じる瞬間です。
私が最初にカメラに関心を持ったのは”光学機器”としてでした。
素晴らしく美しい写真を撮ることができる宝石のようなレンズたち。
それが見た景色を自分の目でも見ることができる一眼レフカメラ。
…これが自分が一眼レフを買った最初の理由でした。
EVFで機能的に問題なし―
A2を長く使ってそう思っていたのに、それでもα700を買ったのは
どうしてもレンズやカメラが見ているのと同じ風景を自分が見たかったからです。
EVFは”上がり”は最初から見せてくれるけど
レンズを通った生の光は絶対に見ることができないのです。
撮影には何にも関係ないことです。
でも一カメラファンとしては譲れない部分でもあります。
撮影に一番重要な”撮影者”のマインドを支える根底部分の話です。
写真や撮影機器に対する憧れや敬意を撮影者が持っているかどうか…。
実は写真に対するバックボーンになるんじゃないかと思います。
理屈で説明できないものを引っ張り出すのは卑怯な気もしますが、
たとえ撮影結果が同じだとしても、そういうものを持っている方が
何か素敵だと思うこの頃です。
絵だってそうですけど、最後はマインドだ!って思っている人ですので(^^;)
マインドの前では、本当はOVFもEVFも関係無いかも知れませんが
そういう自分の気持ちを支える台座になっているのはOVFと光学機器への憧れです。
EVFの進化も楽しみつつ、OVFをいつまでも愛でることができれば
理想的だな…と。
ちょっと最後に矛盾した文章を書いてしまいました。
長文にお付き合いくださった皆様、ありがとうございます。
最後に訳が分からなくてゴメンナサイです(汗)
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