ライトウェイトスポーツの定義がどうなのかはあらためて難しいのですが…。
※車重で縛るにしても線など引けるものではないし、
それこそパワーによってはライトウェイトというよりスーパーカーと言うほうが
正しい場合もあるので難しいと思うのです。
個人的には社会通念上の同クラスの中では軽いほうで、
どっちかというと絶対的なパフォーマンスよりも
ドライバーの操作に可能な限り忠実に応えるクルマで、
且つその用途のメインが運転を楽しむことなクルマ…としておきます。
自分もライトウェイトスポーツ好きなんですが、
最近よく思うのは「ライトウェイトスポーツは経験のあるマニア向け」なのかなぁと(汗)
まず。
若者向けってよく言われるけど、実際の若者は…特にクルマに関心がある人は
パフォーマンスの高いクルマに惹かれることが多いと思います。
若い時って、いろいろ考えてるもので、志も高いと思うのです。
だからライトウェイトがダメなんじゃなくて、もっと大きなパフォーマンスに関心があるし、
それを征服することを夢見ること…も多いんじゃないかと。
人によってはそれを俗っぽいと避ける人もいるだろうし、
素直にそれを味わって経験したいと飛び込んでいく人もいます。
でも避けてるような人はどこかで羨ましさを感じているし、
飛び込んだ人は飛び込まない奴の姿勢を疑問に思うでしょう。
若いってそういうことじゃなかろうかと(^^;)
全てがそうじゃないだろうけど、そういう傾向は多々ある筈です。
自分はそう思ってます。
自分もそうだったし、周囲の多くもそうだったから。
ロードスター大好きって言いながら、インプレッサやRX-7に乗りたがったり、
今の愛車が好きって言いながら、他所の高性能車に心惹かれる。
この日記を見てる人にも心当たりがあるんじゃないでしょうか?
自分もそうでした。
やっぱり突き抜けるようなパワーユニットや、それを受け止める強力なシャシーに
憧れていたのです。
自分はそういうのを隠すほうじゃないから、素直に憧れの高性能車に行きました。
S2000は憧れのクルマです。
ぎりぎりライトウェイトスポーツに入るクルマでしたが、同時に自分が幼少の頃から望んだ高性能車でした。
それこそ自分には乗りこなせないくらいの性能でしたし、自分なりに素晴らしいスピードも楽しめました。
手応えもすごいし、今でも非常に満足しています。
でも
今でも…って言えるのは、やっぱり途中で疑問を感じて、必死に修正したからです。
そのまま乗ってたら、どこかで手に負えなくなってたと思います。
クルマから離れる人がいるけれど、それは飽きるんじゃなくて、手に負えなくなったから…なんだろうと。
若いままじゃないし、パワーも減っていく。そして他にもいろんな遊びを覚える。
それらはクルマより楽で、手間もかからず、費用的な負担や社会的なリスクも少ないのかも知れない。
そうなれば離れる…そういうことなんだろうと思ってます。
自分は運よくゲタ車を手に入れました。
ヴィッツRSです。
これを買ったときはノーマルで乗るつもりでしたが、
結局いじり始めてしまった時に
「ロードスターみたいな峠でピッタリのライトウェイトスポーツに仕上げよう」と思いました。
それに乗ってても、パフォーマンスが低くて不満な部分があるんじゃないかと思いましたが、
それは逆に全然無く、むしろ楽しいくらいでした。
いや、速くは無いけど、S2000よりあの時点では確実に楽しかったのです(^^;)
S2000と比較した事によって、速いクルマと面白いクルマの違いを学べた気がします。
そして軽いクルマの方がクルマの動きを楽しむようなクルマを安く手軽に作れるのかな…と。
で、S2000を仕上げなおして今に至っているからクルマにくっついていられるのですが、
それはまた別の話(笑)
話を元に戻して…(汗)
ライトウェイトという概念が答えなんじゃなくて、多くのアマチュアドライバーが楽しめる答えの
共通項をまとめていくとライトウェイトになるんじゃないかと(^^;)
速いのを求める人はたどり着かないけど、運転を楽しみたい人が最後に駆け込む場所なのかとも。
若い頃には満足するはずの無い、使いきれるor使い切るにはちょっとだけ難しいパワー。
決して速過ぎないコーナリング。
でもスピードが違うだけです。
速さという要素の優先順位を下げたことで、運転という行為をじっくり楽しむには
ピッタリなものになっているのかも知れません。
両立しないとは言わないけど、どっちが先にくるかだけは決めておかないとダメなんでしょう…。
自分に必要なものを分かっている人だけがやってくる。
若者には分からない。
というか過ぎたるも及ばざるも知った上で選んでこそのライトウェイト。
だからこそ先に言った「経験のあるマニア向け」なんだろうと思ったのです。
自分は正直に言って、昔より今の方がはるかにクルマを楽しめているし、
それこそライトウェイトスポーツに対しての思いは、乗っていた当時より大きいと思います。
そして、その気持ちが若い頃には得ようが無く、今までやって来て初めて得られたものだとも思ってます。
ライトウェイトスポーツは経験の長い人向け…そんなことを思った理由を
まとまり無く書いてみました(^^;)
あと…経験者向けだけど、未経験でも関われるのなら関わってほしいです。
あとから「ああ、あれはああいうものだったのか」と、きっと思えるからです。
縁がないか、それとも最後に戻ってくる場所なのか。
どっちにしても、長くクルマに関わったものだけが味わえる感覚があるんじゃないかと思います(^^;)
まとまり無くて失礼しました。
意図が伝わればいいけれど、…日記ですからね(^^;)
直せれば後でいくらか直すかもしれませんです。
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