遅くなりましたが、あらためて。
「試される北の大地」より帰宅しました。
しかし…具沢山の旅でした。
楽しかった、そして発見に満ちてました。
またすぐにでも行きたいです(笑)
最終日は…「目的」である科学実験を。
お題は「バナナで釘を実際に打てるか」(笑)
有名なこのCM…
知識として「バナナで釘は打てる」と知っている人は多い。
でも実際にバナナで釘を打った事がある人はなかなかいない(笑)
ならオレは実際に打ってやる!…と(^^;)
そう、実は今回「日本一のしばれる町」にやってきたのは
実際の極寒環境下でバナナで釘を打つ、そのためだけだったのです(笑)
一部始終を収めた動画をご覧ください(笑)
音声小さいのとあまりちゃんと映ってないのですが、
証拠ということでご容赦ください(^^;)
■バナナで釘を打ってみたよ(笑)
そのあとは陸別駅の夜明けを写真に収めてみたり(^^;)
美しい夜明けに寒さも忘れましたです。
というわけで無事(?)に目的を達して陸別を7時40分のバスで離脱。
今回は-40℃どころか希望だった-20℃の壁も破れずじまい。
宿泊したオーロラハウス前の温度計で一瞬-19℃を表示しましたが
さすがにここまでです(^^;)
「寒さ」とはいえ日本一というものは
一見さんがサッと来て、パッと体験できるようでは無い筈で、
それこそそんなカンタンでは
「日本一もお安いのう」と言われてしまいます(^^;)
いつか必ず…再び陸別を訪れて、その時は-20なんて言わずに
-40℃を必ず体験してやりますです。
また来ますよ陸別!
今度は北見バスに揺られて北見へ。
北見からは時間調整を兼ねて網走に出ます。
小一時間の汽車の旅です。
北見での待ち時間が長いので、
そこまでに先のバナナを解凍して食べようと思っていたのですが
溶けたバナナは皮も中身もぐちゃぐちゃにとろけてしまいまして
食べようがなくなってしまいました。
結論:バナナは冷凍したらもう食べられない
ゴメンよバナナ(涙)
そんなこんなでがらがらの汽車。
そして網走。
10年ぶりの網走です。
でも滞在は20分なのです(^^;)
そしていよいよ旅のゴールへ。
「西女満別駅」です。
雪のホームに新しい足跡は私のものだけ。
何か気分が良いです(笑)
実はここから女満別空港には歩いて行けるのです。
約2km。
気温は-7℃、天候は晴れときどき曇り。
雪の降り積もった道を歩いてみようと(^^;)
駅の小さな待合室にあった駅ノートに記帳してから
旅立つことにします。
この小さな雪に埋もれた駅が今回の旅のゴール。
この道を歩みだしたところからが帰路です。
小さな駅舎に振り向いて、「試される北の大地」に別れの挨拶を。
ありがとう。
楽しかった。
また来ます。
道は駅を出て鋭角に左に曲がって、後はひたすらまっすぐ。
突き当たったらもう一回だけ左に曲がれば女満別空港です。
短い坂を上りきると、広い広い丘の上に出ます。
その中の一本道を歩いていくのです。
誰も歩いている気配の無いこの道。
でも素晴らしい気分です。
とにかく広い、ただただ広い、
大地も広い、そして空も広い。
物理的なものよりも、心に広く感じるのです。
松山千春の歌じゃないけど
「果てしない大空と、広い大地の、その中で」です。
最後の最後ですごく感じました。
「ああ、北海道に来たんだなぁ…」って。
自分の写真じゃこの感激を伝えられないです。
口笛を吹きながら、果てしなく広い北の大地を
上を向いて一人歩く楽しさは一生涯の思い出になりました。
他の季節に来たことが無いから他の季節は分からないけど
冬に西女満別駅から女満別空港までを歩く価値、間違いなくあります。
自分はまたここに来たらぜひ歩きたいと思います。
ちなみに駅から空港までは徒歩30分でした。
写真を撮ったり、雪遊びをしながら…での時間なので
サクサク歩けば20分で行けると思います。
女満別空港からは空路、一気に現実へ帰って行きます。
お土産を買い込んで、空港の食堂で根室名物エスカロップを
これまた10年ぶりにいただいて、いざ空へ。
天候も良く、下界を眺めながらの道中はあっと言う間。
北海道の大地が離れていくのを見てるのは寂しいけれど
いつかまた…と。
あらためて今回の旅でお世話になった全ての方に
お礼申し上げます。
また…楽しい旅に行けることを楽しみにしております。
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