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この時期、里山に足を踏み入れるとシャワーのようなセミの大合唱に迎えられる。
なぜか今年は、例年にくらべて種類も数も多くにぎやかだ。
地下で何年も過ごした彼らも、地上では数日のいのち。懸命に鳴く様子に感動さえ覚える。私たちが「声」としてとらえているこの鳴き声、他の国の人々には雑音にしか聞こえないとか。何でも、日本人は虫の声を左脳でも聞いている数少ない民族なのだそうである。
長雨の 止みて堰切る 蝉しぐれ 吉井竹志
暑い夏、木陰で聞く蝉時雨、何ものにも代えられないような気がする。
(写真:里山公園の遊具に下りて鳴くアブラゼミ)