JRの駅までのバスは、多くて1時間に2本である。列車の乗り継ぎに十数分の余裕を見て、バスに乗った。
途中での乗降は高齢者が殆どで、どんどん予定時刻より遅れていき、ずいぶんいらいらした。やっと駅についたのが、発車の数分前、切符も買わずに列車に乗り込んでどうにかセーフ、岡山からの新幹線に乗り継げる算段となった。
先日、ラジオ深夜便のWorld Networkという番組でフランスの高齢者の移動手段について放送があった。フランスでは「バスの運転が荒く利用したくない」という意見が多かった。福祉先進国である西欧でこのような意見が多かったことは、実に不思議な印象だった。
この町を走るバスは、乗客が着席するまでは発車しないという安全第一運行を採用している、当然遅れは日常的に発生しているようだが、誰も文句をいうものがないようである。
時間厳守より安全第一と利用者の皆さんが判っているのである。乗り継ぎがある場合には、小生も時間的な安全性を考慮し、もう一つ早い便（30分も早くなる）を利用しようと思っている。