昨日より今日を!今日より明日を! 夢と希望がある限り命輝かせて生きていこう!

「夢を描こう!」「 夢を語ろう!」 「夢を形にしよう!」 楽しもう76歳を!

初の本を下取りへ。

2012-06-29 23:58:19 | 本・読書・音楽
自宅改修着工日が3日後にせまってきて慌てている
あれこれ荷物を処分しているが、去年、大量処分した
時にも残した本をやはり処分せざるを得なくなった

きれいな本は勿体ないので下取りに出してみることに
して15冊を普段からよく利用しているご近所の書店
に持ち込んだ

実は15冊のほとんどがその書店で買ったものなので
それを何年かたって売りに行くというのはへんな気分
だが本のほうも実家に帰ったようで驚いているだろう

査定して下取り価格は電話で連絡をしてくれるという
ことだったが、価格などはどうでもよくて引き取って
もらえたらそれでいい

処分するよりだれかの手に渡って読んでもらえるなら
本も喜んでくれると思う?
もし売れたら元の書棚に並べられるはずだ

下取りに出したのは初めてで、うまくいけば引き続き
持ち込みたい本はまだあるので期待して待ちたい

家内は近くの別の書店に文庫本を持ち込んだら電車賃
にもならない下取り価格だったと言って笑っていた

それが現実だろうと思う

大半はビジネス系だが赤鉛筆で棒線が引いてあるもの
でもよければ値打ちのある本がたくさんある

いずれ仕事場に展示して来た人に使えるものは自由に
持ち帰ってもらえるようにしたいと思っている
やっぱり捨てるのは最後の手段で生かしてやりたい!

息子が大事にしていた「ドラえもん」の全集をどこかの
待合室に寄付しようかと言ったら家内からそれだけは
残しておきたいという

どうするつもりやら?

ということで今夜も本と最後の選別作業が続く!

いのちのレッスン。

2012-06-13 22:39:07 | 本・読書・音楽
先日、映画監督の新藤兼人さんが100歳で亡くなった
ことをこのブログで書いた

そのコメントに先輩のHさんから新藤さんの著書である
「シナリオ人生」を読むことをすすめられた



同じ新藤さんの著書を読むなら「いのちのレッスン」も
読んでみたい!

以前、書店で拾い読みしたことがあり、いい本だなあと
思いながら、買わないままに、忘れてしまっていたが
この機会に読んでみようと二冊を求めてきた

両方を読み始めたが「いのちのレッスン」に引き込まれ
先に読んでしまった

新藤さんは「ドラマは人生」といっている
どちらも発端、葛藤、終結の三段階で構成しているからだ

新藤作品をそんなに見ているわけではないが、そういえば
新藤さんが社会派の監督さんと言われる所以はそこにある
のかもしれない

最愛の妻、乙羽信子さんとの出会いから別れまで繰り広げ
られた長きにわたる人生もまさにシナリオ人生だった

新藤さんのシナリオに間違いがあったとすれば乙羽さんが
先に亡くなったことくらいなのかもしれない

乙羽さんとの遺作となった「午後の遺言状」撮影開始前の
1993年7月27日に乙羽さんのがんが発見された

余命は1年から1年半、撮影が開始されてからもその合間を
現場の信州から抗がん剤治療のため東京へ戻るという過酷
なスケジュールを繰り返しながら撮影は続けられた

1年後9月4日の新潟寺泊海岸でのラストシーン撮影でも
乙羽さんは高熱に耐えて命の燃焼を果たしたと書いている

3ケ月後の1994年12月22日に乙羽さんは70歳で
人生の幕を閉じた

まさに午後の遺言状もシナリオ人生の「いのちのレッスン」
だったのかもしれないと思った。

いかに生きるか、今を心をこめて生きていたら、老いは
怖くない
肉体は衰えても、老いは心に人生のすばらしい思い出を
運んでくれるという

シナリオを書きたい、映画を撮りたい、と心が叫んでいる
と新藤さんは言っている



新藤さんの人生のシナリオは、作品そのものの中に描かれ
ていたのかもしれないと思った

人生は描いたシナリオ通りには行かないというけれども
果たして自分がいのちのレッスンをするようなシナリオを
描いてきたのだろうか?と
自分に問うてみると?
とてもyesとは答えられない

今からでも遅くない
今日からでも描けないことはない

シナリオを描いてみようじゃないか!
まだまだ、世の中のお役にたてるシナリオが描けるなら
もう少しは生かしてもらえるかもしれない。

人身事故と路面電車。

2012-02-28 22:09:45 | 本・読書・音楽
朝、でかける前に玄関脇の部屋の段ボールの横に一冊の
本が置いてあるのに気がついた

一昨日、息子が処分する本を段ボール詰めしていた時
”こんな本があった”と言っていたのがその本だ

「路面電車」
かなり汚れて角は丸くなりページはかなり折れている
息子が小さいときに買い与えた本でよく覚えている
電車のお気に入りででかけると時はいつも持っていた


全国の路面電車が写真入りで紹介された本だが
文章のほうが多いので幼児が見る本ではない

子供に本を買い与えると必ず名前と購入日を書いた
ので表紙裏を確認したら53.5.23となっていた

息子が2歳と1ケ月の時に買ったものだ
その頃からもう鉄道ファンになりかけていたのかなあ
乗せたことがある京都や広島の路面電車のページを
めくって見ているうちに出かけるのが遅くなった

あわてて最寄り駅へ行ったら改札前は人だかり?
何事?
地下鉄動物園駅で人身事故が発生し運行をストップ
しているとアナウンスと駅員の説明が続いていた

しまった!
早く出ておけば、と思ったがそれを言っても遅い!

よし、それなら仕事場のある新大阪まで歩いてやる
地下鉄の開通が早いかこちらの足が早いか競争!
ウオーキングシューズではなかったが歩いた!

次の江坂駅に寄ったらまだ開通しておらず改札前は
ここも人だかり

それ、次の東三国駅をめざせ!
東三国駅方面からビジネスマンらしき人がどんどん
とすれ違って行く
振り返ると自分の後ろからも人が続いてくる

風は冷たかったが天気がよくて意外と気持ちがいい
たびたび歩いているコースなのでまったく苦には
ならなくてむしろ楽しかった

東三国駅についたらちょうど地下鉄は開通したところ
あーよかった、せっかくだから?
ひと駅だけど乗ってやろう?
ついでに歩くんじやなかった?

ホームに出たらなにやら「測定中」という立て看板が
あってホームの両側で数名の作業服姿の人が電車の来る
方向に向かって覗いていた

なんでも聞かないとすまないこのおじ(い抜き)さん
”なにを測定しているんですか?”と聞いた

ホームゲート(といったかどうかは覚えていない)を
設置するための車両の停車位置やホームとの隙間を測定
しているというようなことだった

最近、転落事故が多くてホームゲートの話はよく耳にする
動物園前駅の人身事故がなんだったかはしらないが
確かに電車が入ってくる時、ホームの先頭に並んでいると
怖いと思うことがある

設置までには随分と時間と費用がかかると何かで読んだ
ことがあるが地下鉄に限らず安全対策上、設置の方向は
必然のこと

結局3駅ウオーキングで仕事場へたどり着いたら
少し前に知り合いが訪ねてきて留守だったから帰ると
メモ書きが入っていた

たった一冊の本から、朝の一歩が遅れると連鎖的に大きな
ずれとなってその日のリズムが崩れてしまう

いや、早く起きて出かける用意をしておれば、本のせいに
することもなく予定を消化できていたのに、そんなことで
とうとう、予定していたジムにも行くことができなかった。





下山の思想。

2012-01-12 21:57:35 | 本・読書・音楽
去年の目標の中で実現できなかったことのひとつに
東海道五十三次の箱根の山登り、山下りがある

京都三条大橋から日本橋を目指して旧東海道の三島
宿から箱根を登って、旧小田原宿へと下山したのが
21年9月5~6日だった

小田原へ着いた時、いつか小田原から登り、三島へ
下る逆のコースを歩いてみたいと思った
以来、そのことは今も消えることはない

三島から元箱根へ向かう登り道は、ただ、黙々と頂
上を目指して急な道を登り続けるだけだった
頂上に着き芦ノ湖を見た時の感動は忘れられない

元箱根から小田原を目指した急な下りは登りよりも
きつかった、しかし視界が広がるとはるか下に見え
る景色の素晴らしさにはいやされたものだ

しんどかった箱根の山登りと下りを逆コースにして
歩きたいという思いは、きっと、頂上をめざして登
る苦しさ、そして下る苦しさ、それ以上にたくさん
の楽しさがあったからだと思う

たまたま書店で見かけた五木寛之さんの下山の思想
という著書を読んで(まだ完読はしていない)箱根の
山登り、下りにも通ずる内容で興味深い



去年の大震災や原発事故が象徴的だったが敗戦から
立ち上がり世界の経済大国を目指して末に上りつめた
日本もいまや「下山」の道をすすんでいるという

そんな日本が再生する目標はどこにあるのか?
登ることに全力をつくし頂上を極めた後は、永遠に
頂上にとどまってはおられないのだから、登ったら
下りる・・・

人は登ることには熱中しても「下山」ということに
あまり意識しないで関心もないという
日本が未曾有の時代(下り)に直面しているのに傍
観していてはいけないという
登山では下りに細心の注意を払うそうだ
(登山経験がないのでわからないが)

箱根の山登り、山下りできつかったのは「下り」で
あの急こう配の下り道は怖さを感ずるほどの緊張感
があって細心の注意を払らわざるを得なかった

「がんばれ日本」がすっかり定着したが
どこを目指して
どうがんばるのか?

時代はすでに下山にかかっている
もう逆戻りはできない!

実り多き明日への「下山」を
思い描くべきではないか

「下山」とは諦めの行動ではなく
新たな山頂に登る前のプロセスだから
「下山」の先にある新たなスタート地点をめざそう

この本を読みながらしみじみと思ったのは
自分も人生の「下山」をしている最中だということ
もう歩いてきた道に戻ることはできない

下山していくのならどこへ行くのか?
どんな道を下りていくのか?
どんな下山の仕方がいいのか?

下山の先(明日)に新たな希望があるような
そんな下り方(生き方)をすることだと思った。

私の2011年(2)「生きる」ということ。

2011-12-26 16:11:21 | 本・読書・音楽
2011年を振り返る時、日本人ならだれもが一番に
思うのがあの「東北の大震災」のことだと思う

直接、被害を受けたわけではないので、被災者の方々
の心情を思うと軽々に触れるのは心が痛むのだが

阪神大震災から時が経ぎ、忘れかけていた「生きる」
とか「命」について、東北の大震災から再び問いかけ
られているように思う

そういう意味で今年読んで印象に残った本をあげると
(どの書もこれまでブログで取り上げてきた)
・・去年は12月26日にこのテーマでまとめていた・・

①「生きる覚悟」 上田紀行著

  
そして畏敬の念でずっと関心を持ち続けているあこがれの人

② 日野原重明先生の「100歳」


死への不安、明日への希望を持ち続けて現役を続行して
いる日野原先生の書は生きていくバイブルだ

東北の大震災で日本人(被災者と支援者)が示した秩序
ある行動や助け合いの精神は日本人の優れた国民性として
世界に発信された

一方で国を治めるリーダー、政治家たちのお粗末極まり
ない低落ぶり、日本の政治は何を、どうしょうとしている
のか混迷をますばかり、これも世界へ伝えられていった

そういう現実の日本と日本人を憂いて日本の品格に続いて
藤原正彦さんが書いたのが「日本人の誇り」
内容のすべてを肯定することはできないが一読するに値打
ちがあると思った

③「日本人の誇り」 藤原正彦著


そして「老人」予備軍として楽しく読むことができたのが
よき老人になるための入門書にしたい

④「老年の品格」 三浦朱門著


全編にわたって”笑われる老人になろう”とユーモア
のもたらす明るさ、暖かさ、余裕・・・そんなことが
書かれていて同感することが多かった

4月に別のブログを立ち上げたが、その中で、71歳
になってやっていいことの一つに
「笑われることをしてもいい!」もう許されるからと
書いている

三浦朱門さんと自分とはレベルが違いすぎるから、同列
にするには失礼だが参考にさせてもらいたい書だと思う

W倶楽部の女性が”ランドセルさんはいじりやすい!”
と言ってくれたのが、うれしくて、今になって、大阪で
「ぼけ」と「つっこみ」の明るい人間関係の中を生きて
いくコツがわかってきたのかなあと「いじられる」快感
を楽しみたいと思っている

それをここに書くと、来年はいじられるやろうなあ・・
その上をいく「いじられ上手」になってやろうか

昨夜で三年に渡って続いた年末テレビ番組の楽しみだった
「坂の上の雲」が完結した

「日本人の誇り」の著者の藤原正彦さんが言っている
のは、日本人が、いつから、なぜ誇りを失ったのか!
日本人の誇りうる精神性を復活するには、過去の歴史
を学びなおすことと言われていると思う

今年ほど「生きる」ということを真剣に問われる本に
出会ったことはないような気がする
「絆」もそこに繋がる言葉だと思う

「坂の上の雲」は、近代化を目指した日本が日露戦争
を通して坂の上の向こうにある雲を目指して登ろうと
して、そして、勝利、登ってみると雲はあまりに向こう
にあった、そこからどうすべきか?
そこから、日本がどの方向を目指そうとしているのか?
そんなふうに想像してみていた

家族を思いながら自らの命と引き換えに国のために戦
った明治の日本人、そして培った日本人の精神性がい
つか、どこかで間違った方向に行ってしまった

その結果が今の日本の姿というわけ

自宅に息子が中学生か高校生の時に読んだと思われる
司馬遼太郎の「坂の上の雲」の全8巻が息子の本箱に
そのまま眠っている
息子がテレビを見ていたかどうかは知らないが、そん
な話を酒交わしながらやってみたいと思った

さて、このブログを読んでくださっているみな様へ

今年、読まれた本の中で、私にでも、だれにでも結構
なのでご紹介いただける本をコメント欄に書きこんで
いただけないか

このブログが何かお役にたっているなら、引き続いて
私のブログ書きの励ましとして、この上ない喜びです!

どうか、どうか、ご協力をお願いいたします。

本物の大人になろう!

2011-12-20 19:34:54 | 本・読書・音楽
「大人の流儀」

この言葉が気に入ってる!

今年の春に作家の伊集院静さんが書かれた本の題名の
「大人の流儀」に引かれて買って読んで以来すっかり
お気に入り言葉になった

これまで二度もこのブログに取り上げてきたが、流儀
という普段あまりなじみのない言葉、使うとすれば
「・・・流」と称される伝統的な「道」「芸」などの流派で
使われる程度の理解しかないが正しいのかどうか

それとこれとは違うのかもしれないが、いずれにしても
個人に置き換えて「大人の流儀」としているところが
興味深くて前著を読んだので、数日前に書店に並んだ
「続・大人の流儀」は中身も見ないまま買って目を通した


世の中の酸いも甘いもわきまえた自立した大人になる
には様ざまな経験を通して勇気や覚悟と出会うことで
「自分の流儀」を身につけていくことかなあと感じた

「俺の流儀」と言い切れるものがどれだけあるやら?

前著は「春」「夏」「秋」「冬」の四季に分け、新著
の続は「風」「花」「雪」「月」に分けてエッセイ風
に書かれているが

その中でひとつだけ、自分が気をつけなければならと
肝に銘じたことは

 「大人が口にすべきではない言葉がある」

辛抱の利かない、口が軽い自分への戒めの言葉だ


 他人が困っているときに

 優しくできるか。

 幸福のすぐ隣に

 哀しみがあると知れ。

 大人になるとは、そういうことだ。


仙台に住む伊集院さんがあの震災を自宅で体験しその
瞬間から数日間をリアルタイムに記録されている

著書の多くの部分で震災につながるような話があるの
も悲惨な現場を見続けてきたからだろうと思う

「本物の大人になろう!」

”手遅れ!” どこかから聞こえてきたような・・・
いや、いくつになっても、遅くはない!




この世で大切なものってなんですか。

2011-10-08 21:22:14 | 本・読書・音楽

三連休の初日は、終日秋晴れのいい天気だった
明日がW倶楽部の例会日だから今日はのんびり
心身を解放して癒してやろうと千里へでかけた

お決まりの○○○電気から○○書店をじっくり
ひとめぐり、別に買う目的があるわけではない
がここは意外と情報源なのだ

一週間前の姪の結構式後の披露宴の席で実兄が
ひろさちやの本を読んでいるといっていたので
読書家の兄の話していた本を探した

兄が仏教関連の本を読むのはなぜか?
亡き父親も晩年にその種の本を読んでいたこと
を思い出して年齢のせいかなあと思ったりした

なにをして生きるか?
ということより
どんな生き方をするか?

それが人生後半のキーワードだろうと思っている
理屈っぽくなるが、なぜ、生まれてきたのか?
と、そこに行きついてしまう・・・・

78歳の兄が”一日が24時間では足らない!”
というのは、そこにあるのではないかと勝手に
想像しているが今度会ったら確かめてみたい

千日回峰行を二度も満行された比叡山の酒井雄哉
大阿闍梨と池上彰氏の対談本を読んだいたら



”あんた何しにここ(この世)に来たの?”と
常に自分に問いかけ続けることといわれている
生まれてきた使命?それを少しでも果たすこと!

一人ひとりがしなければならない持ち場がある
「一隅を照らす」とはそのことだそうな
それが自分の居場所ということなのだろうか?

ふと、九州の病院で病と闘っているZさんを思った
あれだけ使命感を持って第二の人生を踏み出した
ばかりなのにそれを取り上げられている

この世でいちばん大切なものって何ですか?
という問いかけに

”生きることでしょう!”
”どんな苦難があっても切り抜けていくこと”

酒井大阿闍梨はそう答えた。


カミング・コンサート。

2011-09-17 17:40:36 | 本・読書・音楽

昨日は、18時からザ・シンフォニーホールのABC
ホーム・カミング・コンサートー行ってきた

文化庁・大阪府・大阪市教育委員会・朝日新聞・テレビ
アサヒ・朝日放送が後援しABC音楽振興会が主催して
いるクラシックの新人登竜門オーディションコンサート
で選ばれた人が、演奏家として育っていく中で、何年か
に一度、その成長した姿を披露するためにスタートした
ザ・ザ・シンフォニーホールに戻ってくる「カミング・
コンサート」、なかなか面白い企画だと思う



1991年に始まったこの新人コンサートは今年で20
年、今回の出演者の経歴をみているとすでに国内、海外
で活躍中の人たちばかり、そのスタートの時に聞いた人
はなつかしいわが子の演奏の応援に来たようなもの

今回は、ピアノ、ヴァイオリン、声楽部門

オーケストラの演奏会ではなく、個人演奏なので実力が
わかる・・・といっても素人の自分にはわからないが
ので「母校」でもあるコンサート会場はさぞや緊張した
ことだろうと思う、みんな素晴らしかった!

すでに輝かしい賞をとっている演奏家もいるが、どの人
もまだ多くの人に師事してプロとして進んで段階のはず

何事もそうだが特に音楽の世界はその道のプロになるに
は子供のころから多くの人に師事して休む間もないほど
練習を重、評価され自立していく道は厳しいのだろう

審査委員長の伊藤京子さんはオペラ・ソプラノ歌手とし
て日本を代表してきた有名な方、技術の成長もすばらし
いが、演奏家としてのマナーもすばらしいと成長した姿
をほめておられた

マナーに触れたのは、それが演奏家にとって大事な部分
だということなんだろうと思った

舞台に出ると普段見えないその人の人間的な部分が出て
くるということか、よく本番に強いとか、出る所へ出る
と花になるとか、いろいろな表現があるけれど、仕事は
違うが自分にもわかるような気がした

社会で認められるプロになる人の努力は並みではない
多くの人はオーディションのない世界で生きているのだ
が、それがいいのかどうか?
オーディション、予選、試合、試験など、厳しい関門が
あればこそ、努力が生まれ、可能性が引き出されるもの
と思う・・・
人生71年、なんの関門も通っていない気がするけど。

自己研さん費。

2011-09-11 18:46:37 | 本・読書・音楽

「自己研さんに使う金額?」と聞かれたら

さあ、いくらになるだろう?
本代だけでも1万円は超えるけど・・・

あと何があるかなあ
最近は講演会、セミナーも行ってないし
決まった勉強会にも参加していない

日経新聞が全国の成人既婚男女対象に
”普段、自己研さんのために1ヶ月でいくら使うか”
という質問に1万円未満との回答が45%

1万円以上使う人が7%
自己研さんにお金を使わない!という回答が48%
もあったそうだ

驚いたねえ!

何にお金を使っているんだろう?

新聞の購読をしない、読まない族が増えているとは
聞いていたが、確かに電車でも新聞を読んだり経済誌など
読んでいる人は少ない、本や新聞より携帯だもんね!
いまは紙離れなんかなあ・・・

自己研さん、自己磨きやスキルアップもしないで
これから将来、どうしていくつもりなんだろう?

ちなみに

3000円未満が 25%
3000円以上 5000円未満 11%
5000円以上 1万円未満 9%
1万円以上が   7%



昨日まで2日間、勉強した連中の持ってきた本の冊数と
今後の自分磨きの計画に考えている内容は、違うな!

自分に投資をする人と友好費や物に金かける人とに二極化
してきているのだろうと思う

そのお金をかけている自己研さんの内容で最も回答が
多かったのが「スポーツ」で29%
えっ?スポーツが自己研さん? 

また、わからなくなった?

ついで多かったのが「資格取得」、これはわかる!
自分が若いころ、サラリーマンの頃は
本代と通信教育費、社外講座受講によく使っていたと思う

そうそう、昨日、東北からかけつけてきた年配のオーナーが
新幹線のグリーン車から持ってきたという雑誌の経済記事に
ついて見解を聞かせてほしいといわれて読んではみたものの
とっさに応えられなくて・・・

経営の現場で経済の動向を24時間、365日、チェックして
いる人に太刀打ちができるはずがない

自己研さんは新幹線備え付けの雑誌にも材料がある
まいった!

そうそう、その2

きのうの勉強会参加メンバーのために、書庫から捨てないで
残していた若いころ、読んだ本を10数冊持っていったら
3冊を残してみんな持って行ってくれた

とくに大事にしていた4冊、赤線をいっぱい引いていた本は
購入日の日付が48年代、サラリーマン時代に読んでいた本
ダイヤモンド社の本で捨てるのが惜しくて・・・

でも彼らになら譲ってもいいと思った
自分の名前も書いてある本、役にたててほしい。



大阪クラシック。

2011-09-06 21:22:23 | 本・読書・音楽

今年も秋のクラシック音楽の祭典「大阪クラシック」が
4日の日曜日から始まっている



今年は今日が初めて、午後5時半から地下鉄本町駅近くの
相愛学園の講堂での公演プログラムに行った

モーツアルトのヴァイオリン・ソナタとサラサーテの曲
の演奏会に行った、わずかな演奏時間なのに会社帰りの
人達も交えて会場は満員だった



知人は午後2時からの北御堂会館(本願寺津村別院)の
モーツアルトのピアノ三重奏に行くと行っていたが好きな
曲なので行かれず残念だった

この北御堂会館の演奏は、仏様の前でやるのだから面白い
外には、親鸞さんと蓮如さんの大きな銅像があり音楽とお経
がマッチしているような不思議な感覚を去年は味わった

この大阪クラシックは今年で6年目、土曜日までの1週間
を83会場で昼前から夕方まで多彩なプログラムで行う

市民の誰もが気軽に音楽を楽しめるようにと大阪のメイン
ストリートの御堂筋と中之島界隈に立地するホテルロビーや
オフィスの一角、市役所のロビー、学校、公会堂、地下街の
コーナー等を会場にして、大阪フィルハーモニー交響楽団の
メンバーが少人数に分かれて83公演を行うのだからすごい

演奏家は終わると次の会場で別のユニットをつくって演奏
聞くほうもプログラムをみて好きな演奏会場へ地下鉄や徒歩
で移動していく・・・



まるで演奏会のはしご!

夜はコンサート会場の有料プログラムだからチケットの手配が
いるが、昼間の公演は大半が無料でプロの演奏を誰でも楽しむ
ことができるすばらしい企画だと思っている

去年は82公演で入場者が約50,000人だったそうな
今年は83公演、どうなることやら

去年は市役所ロビーの演奏会で古い友人に会ってびっくり
今年は日程的にあまり行かれないのが残念!

この大阪クラシックから大阪の秋のイベントがスタートする

演奏会が終わって、本町から御堂筋を淀屋橋まで一駅歩いた
会社帰りのビジネスマンやOLさんと一緒に歩いてなんだか
会社人間に戻ったような気がしてなつかしく思った

淀屋橋の橋の上から暮れゆく景色。



友人からの願いにお知恵を!

2011-09-03 19:28:53 | 本・読書・音楽

親しい友人が来週、入院、手術することになった
メールでやりとりをしていて「不安」が手にとる
ように伝わってくる

自分も入院、手術、1ケ月の病院生活を送った経験
があるのでよくわかる

人は「大丈夫!」というけれど本人にとってみれば
それは気休めにしかとれないもの

心身ともに辛い日々を過ごしているに違いない
ご家族も心配をされていることだろうと思う

年下だけれど大事な友人なので力になってあげたい
と思いメールを送るのだがそれで精いっぱいだ

その友人から「本」の依頼が来た
入院している時、不安な気持ちを忘れさせて笑わせて
くれるような面白い本を紹介してほしいという

さて、笑わせてくれるような面白い本?
本棚を見ても見当たらないし
書店に行ってみても自分が知る範囲の本にはないなあ

タレントの島田洋七さんのがばいばあちゃん本は面白い
がそんなのでええのかなあ・・・
ちゃんとした小説でもないのかなあ・・・こんなとき
自分の読書分野の偏りに気がつく

ということで、ここを読んでくれた方、たまには力に
なっていただけないだろうか?
紹介していただける本があれば、コメント欄でもメール
でも結構だから教えていただきたい

この友人もこのブログの読者、きっと、この日記を読む
に違いないのでよろしくお願いしたい。

心を整える。

2011-08-30 18:16:39 | 本・読書・音楽

先週のNHKラジオ深夜便で名前は聞き取れなかったが
本の紹介コーナーで紹介者が3冊の本の話をしていた

以前は亡くなられた児玉清さんが担当していたと思う

その三冊のうち一冊が

  長谷部誠著 「心を整える」 幻冬舎



サッカーファンならよく知るサッカー日本代表チームの主将
で、10年の南ア・ワールドカップからゲームキャップテン
として活躍を続けているまだ27歳の選手、現在はドイツの
の「ヴォルフスブルグ」に所属している

かって日本代表チームのキャプテンはベテラン選手(井原と
か中沢選手)がやっていた、岡田ジャパンは、あのワールド
カップ戦から年齢的にも中間で特別に知名度の高い選手では
なかった長谷部選手を中心にしたチームに変えていくことに
政綱したといっても過言ではないだろう

サッカー界のことに精通しているわけではないので単なる感じ
たこととしか言えないがそう思っている

その長谷部選手の書いた「心を整える」という本がこの春から
書店の目立つ場所におかれ続けて、ついに販売部数が100万
部を越えたそうだ
一スポーツ選手の本がこんなに売れているのは珍しいという

この本は何度も書店で立ち読みしてきたが、きちんと読んで
みたくなったので買って一気に読んた

なるほど!

スポーツの世界でよくある根性とか熱血派のリーダーシップが
キャプテンのイメージとして定着しているが長谷部選手はその
どちらにも当てはまらない、どちらかといえばどこの会社にも
いるスーツのよく似合うビジネスマンタイプにしか見えない

この本の細かな内容については触れないが驚いたことがある

彼が大変な読書家で読んだ本から読書ノートをつけていると
いうことだ

決して子供の頃から本を読んでいたわけではないそうで、読書
を始めたのはプロのサッカー選手になって先輩が読書している
姿を見て読み始めたそうだ
日本を離れてドイツに移籍して本格的になったらしい

ドイツでは日本の書籍を手に入れるのが難しいので日本にいる
時にまとめて買いして機内へ持ち込むスーツの半分が本だとか
そしてワールドカップ前に読んだのが「超訳 ニーチェの言葉」

雑誌の「アスリートの本棚」に依頼されて紹介した五冊の本が

①「夢を力に 私の履歴書 本田宗一郎著-日経ビジネス文庫」×
②「道をひらく 松下幸之助著-PHP研究所」◎
③「悩む力 姜尚中著 集英社新書」◎
④「人間失格 太宰治著 新潮文庫」○
⑤「アインシュタインは語る 大月書店」×

一冊一冊に簡単なコメントがついている

ほんとうに驚いた!いま27歳の若者がここにあげた本の一冊
でも読んでいるだろうか?
いや、年齢に関係なく、どうだろう?

自分にも聞いてみた
◎→読んだ、手元にその本がある
○→学生時代に読んだ、半世紀前のこと
×→読んでいない

さらに沢山の本が読書ノートとともに紹介されている

彼が読書をする、読書の効果について明確に書かれているが
”なるほど”と感心したり共感する部分が多くある
自分が27歳の頃、そんなことには気がついていなかった

なんでもあの本田選手も読書家らしい
そうして先輩から後輩へ
世界のスポーツであるサッカーの、しかも本場のヨーロッパで
プレーをするということは技術だけでなく強い精神力も備えて
いないとつぶされてしまうのだろう

わずかな時間でも心の平穏を取り戻しプレーに集中できる心身
を整えるのに読書や音楽を心を整えるための大事な時間の過ご
し方にしていると感じた

長谷部誠選手のこの「心を整える」、これから若い人に推薦本
としてすすめたい。


放送大学。

2011-07-29 16:21:14 | 本・読書・音楽

社会人大学に入学したいという夢は種々の事情があり
それがクリアできなくて完全に諦めた

それに代わるものとして「放送大学」のことを調べたら
10月にも入学ができることがわかったので資料と願書
を取り寄せた

放送大学の名前だけはよく知っていたが果たしてどんな
勉強ができるのやら・・・



驚いたのはきちんと勉強すれば様々な資格がとれる
キャリアアップにも大いに役立つがそれには時間と
なによりもそれなりの学費が必要であること

ただし一科目から選べる科目履修生がありこれなら
好きな科目を勉強することもできることがわかった

授業は10月からBSデジタル放送で行われる
だから時間も制約されるのでそれなりの覚悟をして
臨まないとそう簡単にはいかないだろうと思う

絶対にこれが受けたい!という科目がいまのところは
ないのでどうしたものかと思案している

理想は通学して若い人たちと学べると最高なのだが
テレビ相手では時間の管理がむずかしいな
続けられるかと問われればあまり自信はない

でもやりだしたら続けるだろうけど・・・
勉強したいことはいくらでもある、あるある!

昨日、気分転換がしたくて久しぶりにさる隠れ家に出向
いたら顔見知りの元エリートお役人さんペアと遭遇した

終戦日前ということで幼き日の戦争体験から政治、経済、
歴史、原発、中国、アジア、沖縄、安保に教育談義・・
本(読書)の話では大いに盛り上がった、リタイア組は
時間とお金をもっているので、うらやましいほど本を
読んでいる・・・学生時代に身に付けた読書習慣だろう

この間読んだばかりの「日本の誇り」(藤原正彦著)は
読んだ者同士だけに本気になった
塩野七生、佐々淳行、石原慎太郎の著書も出たなあ

「文芸春秋」の8月号を読んだか?と聞かれて、あれ
しばらく文芸春秋は読んでないなあ、早速買った
なんだ塩野七生が登場している



飲んでカラオケもいいが、それよりもじっくりと会話の
できる仲間がいい
いまはそんな時間がなくなってるよね

活字がないと生きていけない活字依存症かもしれないが
ただ酒飲んでグデグデで言って終わるよりもましだな。

人生を変えてくれた一冊の本は?

2011-07-02 22:21:14 | 本・読書・音楽


昨日の午後7時半からNHK関西エリア番組で
「見知らぬあなたに贈る“私の一冊”」
という心斎橋に開かれている人生図書館のことが
紹介されていた

「人生を変えてくれた一冊の本は?
という問いかけに100名あまりの人が答えた本が
集められて「人生図書館」として、悩める人たちに
開放しているそうだ

女性の方の善意でビルの一室を自由にその本が読める
ようにお世話をしているらしい

若いころは、悩みがあれば先輩や上司がよき相談相手
として助言をしてくれたものだが、今はそういう意味
の人間関係が希薄なのだろう

だからこそ、悩んだり苦しんだり、人生の岐路にたた
された時、助言や激励や気付きを与えてくれるものと
して本は貴重な存在なんだろう

本のすきな自分も事あるごとに本にも求めたものだ

番組を見て、先日来、自宅にあった本の処分のことを
ブログに書いてきたが、古紙として業者に回収されて
いった本の中に「人生図書館」に寄贈できる本が何冊
もあったのに残念でたまらない

71歳からの3ケ年計画に「スペース-心のたまり場」
を仕事場に開設することにしている

とくに若い人の支援になることをしたいとブログにも
書いているので「人生図書館」のことはとても関心が
あるし、すばらしい試みだと思う

もともと、過去、名称は違うが開設していたことだし
若者についていえば10年ほど前には数年、大学生の
就職無料相談も実際にやってきた

”人生を変えてくれた一冊の本は?”
と聞かれたらどんな本を紹介できるだろうか?

一番苦しかった時に東京で受けたセミナーの先生から
推薦されサインをもらった二冊が、この間まで書棚の
いつも見えるところにずっと置かれていた、処分して
まだ半月くらいか・・・時のいたずらを感じてしまう

手に入れた昭和48年3月6日に日付まで覚えている。


憂鬱でなければ仕事じゃない!

2011-06-22 20:17:14 | 本・読書・音楽

来月開催される大阪検定試験日が近づいてきたので
慌てて今年のテーマのひとつ「大阪の鉄道」の参考
になる本はないか梅田の書店にでかけた

いま頃になってこんなことを言っているようでは
やる気があるのか!といわれるかもしれないが
やる気も受ける気もあるんだ

先月、私鉄各社を招いてセミナーがあったらしいが
それも終わってから知ったくらいだからええ加減だ

それにしても大阪に関する本の多いこと、参考図書
だけでも17冊あるのにそれ以外にもあるある・・・

少し大阪を勉強するようになって大阪の歴史の厚さ
文化の深さ、商工業の土台を築いてきた底力、大阪
から生まれた物の多さにあらためて驚く

結局、なにも参考にしたい鉄道本はなかったのだが
書店に行った目的は鉄道物を探すよりも他にあった

新大阪駅の書店に三日前から「入荷待ち」と表示され
ている本を探しだすのが目的

おっ、あった!

 「憂鬱でなければ仕事じゃない!」

出版社の幻冬舎の見城徹社長と
インターネットのサイバーエージェントの藤田晋社長
の共同執筆本だ



日経の広告でこのタイトルと著者の2人に日頃から関心
があったので早く読みたかった

とくに見城さんには角川をやめて幻冬舎を創業した時
からずっと関心をもっていた

幻冬舎の本は何冊も書棚にある
五木寛之さんの「大河の一滴」は読書会でやったなあ・・

65歳の時に出会って影響を受けた元吉本の木村政雄
さんとどこか重なる部分があってストレートな表現が
凝り固まった脳みそをぐちゃぐちゃにしてくれる

「異端」こそわが命と異端であり続けるための方法が
書かれているが、絶対的なオリジナリティにするため
心が汗をかくくらいまで徹底してやっている人だと思う
あっ徹底の「徹」は見城さんの名前だ

藤田さんは、インターネット業界ではむしろ地味で控え
目な人だと思っている、ネット業界や若手成功者にあり
がちな派手さや合理性追求の経営ではなく、人を大切に
する経営を行っているという経営者像が伝わってくる

人気のアメーバでブログは開設していないがアメプロの
勢いはすごい

子供の頃から、人と同じことをするのが大嫌いで今でも
変わりない、だから人真似をしておっかけしてくる人間
がいるがそういう人間は大嫌いだ

なにごとにも自分の意思を持ってこつこつと努力する人
人が大好きで、そういう人なら応援してあげたくなる

しかし、ただ変わっているというレベルではだめなので
まねができない!と諦められるくらいの「異端」にまで
高めないとなあ


来月開催される大阪検定の申し込み状況が公表されたが
昨年より12.5%減

3級はほぼ昨年並みの申し込みのようだが
2級は20.0%減
1級は34.1%減
と大幅に減少

まさか!
もっと増えると予想していたが想定外!

去年1級の合格率が1.8%
   2級は   17.2%
難しいとあきらめた人が多かったのだろうか

都銀を含め金融機関、サービス業からの受験が多い
最低条件、去年より成績が悪かったら来年は受験しない
来年も受けたいのでがんばろう!