2泊3日の新人合宿研修に行ってきた
スケジュールが無事に終わって会場を出ようとした時
一人の新人さんがあわてるような素振りでやってきた
名刺を求めてきたのかなあと思ったら
ポケットから二つに折った紙きれを差し出して
お世話になったお礼だと言って手渡してくれた
3日間の勉強がためになったこと
これから頑張れる!と走り書きしてあった
名刺を渡しことばをかけ握手をしていたら
また別の一人がやってきてメモ帳を破った切れ端に
細かい字でぎっしりと書いたメモをくれた
女性も含め次々とやってきて10枚のメモが集まった
帰りのバスを待つ10分ほどのわずかな時間に
メモ書きしてくれたものと思う
片隅であったこの光景に気付いた人はいなかったと思う
JRの車中でポケットに忍ばせていたそのメモ書きを
もう一度読み直してみた
彼らには精いっぱいの感謝の気持ちが書かれていた
その気持ちがうれしくて思わずメモを強く握りしめた
ありがとう
こちらも学ばせてもらったよ
65歳になった時に70歳まで新人研修講師をしよう
70歳にその目標を達成した時には
もう年齢的にはこれが潮時だろう
でも生涯現役を目標にしてきたのだから
密かに続けられるだけ続けたいと思ったが
まさか75まで続くとは思わなかった
まだく75歳には数日だが今回で75歳も達成したとしよう
しかし写真を見てももはや新人さんの前にでる姿ではない
年齢的にも賞味期限はとっくに来ている
始めた新人研修を行ったのが昭和49年だった
それから今日まで一度も欠けることなく
連続して42年も続けてきたことになる
主催して行う新人研修の講師ではなくて
依頼された先で行う講師だから受け身だが
見方を変えれば評価されなければ依頼はこない
だから42年は誇りに思う
どれだけの回数、人数を重ねてきたことやら
すでに大手企業で役員になった人もいる
すごいことだ
この歳で新人研修の講師は多分いないと思う
続けていることが何事も自分の最高齢記録になる
よくやったと誉めてやりたい!
しかし気持ちは燃えていても体力は落ちている
老化との闘いもますます厳しくなっていく
生涯現役の道をどこまで歩き続けられるのやら
42年前に志をたて夢に描いて選んだ道は
初心生涯、ぶれず一途に貫いてほぼ実現した
幸せな男だと思う。
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