田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

休肝日・休肝月、酒を断つということ(4)

2008年12月24日 21時23分14秒 | 禁酒・禁煙
現在の節酒は、体重のコントロールという使命感によって実行されている。私の理想体重は60㎏(身長170センチに対応して)であるが、ここ数年70㎏を軽く突破、おそらく72~75㎏の間をうろうろしていた。いうまでもなく、運動不足に過食、過飲が習慣となり、体重は右肩上がり増える一方で、成人病にまっしぐらに向かっていた。医者にいつも朝食抜きで血糖値を計られている。どうやら危険水域も近いという女医の認識かららしい。「体重を落とさねばいけません」といつも彼女には同じことを言わせていたのである。体重を落とすということは、1日2日運動しても仕方がない。それは生活習慣を根本から変えることであることにいやでも気づかされていたのであるが実行をしていなかっただけである。 . . . 本文を読む

怒りの大津波が押し寄せる・・政治家の戦々恐々??

2008年12月24日 10時56分20秒 | 時評
市場原理社会だ、すべては自己責任、市場が全てを決める。国際競争力を付ける、これが最優先だ。そのためには税金を安くする、労働者も使い捨てても良い。強いものが勝つ、負けても再チャレンジの機会を与える、強いものが強くなって弱いものに分配する、負けたものはセーフテイネットを張る。終身雇用のシステムはなじまない。ゆとり教育は駄目だ。これらの表現がマスコミに踊り狂い、勝ち組に入る方法、負け組にならない方法が説教されたのはつい先だってまでのことである。この論理を許した我が国は、大企業をやたらに肥大させ、農業と中小企業を劣弱な存在にした。決定的だったのは、派遣労働の範囲を製造業まで拡げることを許したこと(2004年)、法人税を切り下げ、その補填を消費税にかぶせた社会保障、教育、環境などの人権に関わる施策が急激に劣化した。大企業が貯めた内部留保が200兆円、法人税の減税相当分が200兆円、消費税収が150兆円というのはこの10年間の出来事である。これを見れば一目瞭然、消費税が法人税の減税に丸飲みされていることが分かる。そうして大企業を太らせたが、そのご利益は国民に還付されたか?大企業を太らせた派遣労働者はいざ不況が来ると食うや食わずになり、街頭を彷徨う。後期高齢者という言葉が発明され、一般国民と切り分けられ、社会の廃棄物のような扱いを受ける。中小企業、零細企業、農業はその大部分が深刻な経営危機に瀕している。市場原理社会の来し方は、国民経済地方経済の破壊であった。もちろん大金持ち以外の家庭経済は木っ端みじんになった。 . . . 本文を読む