田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

沈黙の春・・・文明への警鐘あせず・・「田園調布九条の会、文化講演会」

2008年12月02日 15時52分30秒 | 平和
田園調布九条の会(設立準備中)は、2008年秋の文化講演会として、大田区役所嶺町出張所(田園調布本町)で、レーチェル・カーソン日本協会会長の上遠恵子さんの講演会を行いました。上遠さんは、田園調布九条の会の呼びかけ人の一人で、エッセイストとして広く活躍中です。レイチェル・カーソンはアメリカの作家で海洋生物学者、今年で生誕101年になります。農薬による環境破壊を警告し環境問題を考えるバイブルといわれた「沈黙の春」が世に出てからもう45年もたちますが、この間にこの本は20数ケ国で翻訳され、日本でも増刷がかさねられています。現代文明の頂点は輝かしい科学技術によってもたらされましたが、科学は悪用されれば人殺しや戦争に用いられます。自然法則、すなわち科学は、自然をコントロールするために使うのではなく、人間の行動をコントロールするために使うべきであるという思想がレイチェル・カーソン女史の思想の根底になり、それが現代に大きくアピールしているのです。九条の会では、人は等しく自然から環境教育を受け、地球というかけがえのない自然を壊さず、平和を守ることを絶対の要請として大切とおもう人が広く結集しています。 . . . 本文を読む