禁酒や禁煙を重い十字架を背負ってでもやりとげるんだなどど気負うと必ず失敗する。ここでは禁煙のことだけを触れるが、禁煙は「楽しんでやるゲームと思うべし」ということだと思う。勝負だから勝ち負けがある。このゲームは、禁煙しようとする自分と、今度は負けてもいいかと思うもう一つの自分との勝負である。勝負に悲壮感を持ち込まず、負けたら負けたで敗因を分析し、いつか再び挑みたくなったらまた挑めばよい。これは禁煙に5回ぐらい失敗して、現在「休煙20年+アルファ」の私の考え方である。たばこを敵としない、むしろたばこを友としてもて遊びつつ休煙を続ける。これが20年も続けばまあ、禁煙に成功したと胸を張れるかも知れないが、たばこを克服したなどとえらそうな考えを持たないことである。私のたばこをポケットに常に忍ばせていた。吸いたければいつでも吸おうという気持に心をゆるめておくと結果的にたばこを吸いたい気持を抑制することができた。とにかく悲壮な決心をしないことが成功の秘訣じゃないかと思う。たばこが止められない理由は私なりに考えると下記のような理由があると思われる。
. . . 本文を読む
おそらく、私はお酒もたばこも好きだ。もしもそれらが健康を阻害しない、いや、健康によいとなれば、禁酒・禁煙などあ り得なかったであろう。若い頃「お酒なんて世の中になくともかまわないよ」と豪語していたのを思い出す。大量飲酒は人を変えることもよく知っているし、飲み助の介抱で苦労させられたこともしばしばであったから。生活習慣というのは恐ろしいものだ。お酒やたばこはすぐ生活習慣になってしまうものらしい。それに反して、散歩とかラジオ体操とかは生活習慣になりにくい。要するに欲望のままに生活すると生活習慣は悪い方に重なりながら、不健康を蓄積するらしい。欲望をたつことが健康によいということが真実であるらしい。これは精神的に苦痛であるのだが、それを乗り越えて、禁酒、禁煙に到達すべきなのだ・・・と賢者はしかつめらしく説く。私は、お酒が体重の増加に貢献しているのではないかと前から思っていた。ウエスト増加はいつも医師にうるさく警告されるので、「それなら、少し酒をへらしてみよう、飲まない日を作ろう」と密かに思い実行に移すことにした。食べ物を減らして、カロリー管理するのは面倒だ、毎日飲んでいるお酒を止めればそれだけカロリーが減るはずだと単純に思い実行することにした。 . . . 本文を読む