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「近いのはお母さん主義(笑)かな?堅い解釈の実在論でも、唯物論もイメージが遠くゆがんでいる。万物を流転の中で捉えるとその根源に大地(母)あり。」
・・・・天動説は?流転の中で捉えると、それ必ずしも間違っていないともいえるね
「・・・・・」
・・・・寺子屋では知識を教えないというところがいいね。私も暗記物で支配されたアタマだから、今となって機能性が劣化して頑固者に・・。これも老衰の一種なんだろうな
「人は学習を広く捉えることが必要だろうな。特に子供は受験勉強で(またはスマホをいじって)下手な知識を憶えるのではなく戸外で走り回ることだと思う。そんな風に育てれば最初から劣化してしまう。」
・・・・野菜でも苗の段階が大切だ。健康に育つか否かを決める。
「太陽の光は身体の全ての器官や組織に直接作用して強靱さと弾力性を与えると言われている。標準量の光を当てられない動物の筋肉は海綿状で、非弾力性となり神経は外部刺激の不足のために緊張力を失い発育が妨げられる、これは野菜の生産でも同じ。・・医学からの警告だ。残念だが今の小児達は昼間は進学塾、戸外で遊んでいる姿が見られない、これはいけないよ」
・・・・教育法が逆立ちしている?
「子供は学習の機会を奪われているだけではなく健康を奪われている。親はそこを気づかねば」
・・・・知識を知らないと競争に負けるし、恥ずかしいと(親からも)責められる
「これは一種のいじめ。誇りと人格を傷つける。もうリンチだな」
・・・・ところで、君は何故、経済学の学習にイエス・キリストを結びつけるの?
「気付いたんだが、使徒パウロが書簡のなかで“オイコノミァ”という言葉を常用しているのさ。」
・・・・経済と訳すあれだね。
「彼はテントを作る職人で、一緒に働く勤労者にキリストの教えを説いていたとされる。オイコノミァ、すなわちエコノミィ(経済)、この言葉を繰り返している。そうならばイエスの思想の根底になんらかのトポスがあるだろうとね。」
・・・・イエスも大工の息子だし、ペテロも漁師だったかな?
「勤労階級、イエスの弟子は総じて貧民とされている。彼らがオイコノミァ(経済)と言うには、その当時の社会環境からその概念を探らねばなるまい。」
・・・・私は子供の時教会に通っていたが、教会では天国の話ばかりで、つゆほどもこうした話と出逢わなかった(笑)
「使徒パウロは一段高い祭壇から大衆に向かって説教をするような“聖職者”ではなく、目線を低く労働者と車座で語り合う寺子屋風の布教をしていた、聖書や福音書の各所にそのことが書かれている。」
・・・・そのトポスを探るのだね。イエスキリストの思想の震源地ね。キリスト教をどこで学んだの?
「リタイアーしてから、神学の大学を履修した。ドクター論文を書いたが・・・キリスト教創世記のオイコノミァは今の経済学を組み立てる概念とは似て非なるものだという仮説で。」
・・・・論文はパスしたのか?経済学は?
「その後で、某国立大の大学院へ。ここでもドクター論文で、教授と折り合わずいったん休学よ」
・・・・まあ、今の社会で権威に折り合わないのは君だけじゃないけどね。
「キリスト教の創始期にはまだ掘り下げられていない魅力的な学識がたくさんあるのではないかと勝手に思った。自然と労働と社会と・・・この三つの関係がどのように展開され、各地の歴史に刻まれていったか。文献と遺跡しか手がかりがないが、ある一点のキーワード(オイコノミァ)を軸に文献を調べ分析をすると見えないものが見えてくるような気がしたのだ。改めて経済学の学習だなと思った次第。」
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