リーディングトレーナー杉山晴紀調教師を考察してみる

リーディング7位、11位、4位と来て、去年調教師リーディング首位となった杉山晴紀トレーナー。

先月末にはシルクロードステークスと根岸ステークスの同日重賞連勝をし、今年もやらしてもらえそうな流れは不変の気配濃厚っぽい。

ウィキペディアを見てみると、競馬関係者の一族でもない様子。獣医さんでもない。それで順調に成績を伸ばしていて凄いの一言である。

そんな中で、経歴の部分をよくよく眺めてみると、石川県の小松温泉牧場での勤務経験が特筆すべきことなのかも？とふと閃いた。

石川県暗示が示された場合、安易に石川ジョッキーが使われるケースはごくたま〜にあるにしても（今も忘れない。能登の暗示が示されたケースにおいて、石川姓の馬主さんの人気薄馬が使われた10年前後前の阪神カップを）、かつては角居調教師絡みの馬で稼働させるケースが多々あった（と記憶している）。ところが角居調教師は定年はるか前に引退してしまっている。

過去の調教師ランキングを見てみると、2019年に12位だった角居調教師と入れ替わったかのようなタイミングで、2020年に杉山晴紀調教師が7位へとランクインしているし・・・。

「暗示」の受け皿の世代交代が見事に成功している、上手く行った！・・・と胴元さんは自負しているに違いない。

能登半島での大地震があった今年。石川県暗示を引き受ける頻度も増すかもしれないわけで、ヤラズの連鎖を強いられることなんてまずないだろうと判断し、人気でも毛嫌いしないように気を付けたい。神奈川県出身とはいえ。