イビチャ・オシムさんを悼む

ジェフ千葉のかつての監督だったオシムさん（元日本代表監督）が亡くなった。

スポーツ新聞の複数が一面で報じているのを目にしたので、たまには買っちゃおうかと思ったが、当時は千葉テレビでジェフ市原・千葉の中継があると必ずチェックする程度のファンではあったので（いまや何の興味もなくて、Jリーグはもちろん日本代表もどうでもよくなっている）、いまさらスポーツ紙の記者が書く記事を読んでみたところで、往々にしてそんなこと知っとるわいとなるんだろうな・・・。オシムさん関係の書籍も何冊か目を通しているし。

というわけで買わず。

手堅い外国人選手もいたし、斬新なトレーニングで若手も着実に実力を付けてきて、良さそうな若手も加入。地力が上がって、どのチームともそこそこ対等に戦えるようになった（あのジェフが・・・）。カップ戦とはいえ結果も出た。さらにもうワンランクアップ！というところで指揮官を代表にさらわれた無念さが思い出される。

代表では結局1年と数ヶ月で退任。その期間、もしも千葉の監督のままであったなら・・・。

代表監督に請われても頑なにスルーしていれば、もっとオシムさんは長生きしたのではないかと考えられるし（あの日、脳梗塞は起きなかったのではないかと思われる。妄想だけれども）、ジェフ千葉のその後の運命も、現状よりもよほどポジティヴに変わっていたかも？

だがそれも後の祭り。もう取り返しはつかぬ。

まあチームの今後の伸びしろと代表チームを率いることをシビアに天秤にかけて、後者を選択したのは御本人。それも運命だったのだろう。

世界的名監督が推しのチームの監督になってくれた奇跡。そしてチームの最高成績をもたらしてくれた僥倖。素直に感謝である。

合掌。

代表ではこの試合が思い出。

[オシムジャパン大激戦] スイス vs 日本 フレンドリーマッチ2007 ハイライト