“いつか、蝶になる”と
書いておきながら、
どうしたって
自分は蝶にはなれないと
思っていました。
それくらい
自分の殻を破り
生まれ変わるのは
とてつもないことだと
思っていたからです。
かなりの決意の言葉でした。
そんな読書体験記を書いた
高校の頃。
読んだ本は、
『四万十川 あつよしの夏』
笹山久三 著
です。
昭和63年初版
平成元年七版 …年代を感じます。
たぶん
蝶の話は出てきません(笑)
蝶や羽化は私の比喩。
だけど あの頃の
自分の気持ち、
他者への気持ちが
痛いほどよみがえる話です。
自分は感想文の宿題で
書きましたが、
先生から
体験記として学校からの
応募を勧められました。
県の代表に入り、
全国では入選を頂きました。
学校では季刊誌?か何かの
薄い冊子に載せて頂きました。
でも本当は
読んでほしくありませんでした。
自分が周囲をどう思い、
どんな壁を感じているかにも
触れていたからです。
確か、
幼稚園の時に感じた
友達との壁
その出来事についても
書いていました。
自分以外の
誰にも話さないことを、
自分を知る人に
知られることが
ちょっと怖い気がしたからです。
読んだのか読まなかったのか、
特に何も変わりませんでした。
けれど、
その書いたものが
取り上げられたということと、
何かの紙面でコメントを頂いた
ということは
とても励みになりました。
こんな内に溜まったものを
吐き出すような内容でも
認めてくれる人がいるんだ
ということで。
ただ、その気持ちを表すために
何度も言葉を書きかえました。
一番当てはまる言葉は何か、
何度も何度も探しました。
面と向かって
さらさら言葉が出ないなら、
じっと自分と向き合って
じっくり探せばいいのだと
教えてもらったような気がします。
色々な感想は
今でも時々書きますが、
純粋な感想文というより
体験記が近いのかもしれません(笑)。
それがどう、というより
自分にとってどう、という
個人的なものが多いです。
そういえば、
その『四万十川』の本には
イラストの描かれたメモ紙が
四カ所ほど挟まれていました。
なぜそこに…
何か気になるところ
だったのかもしれません。
“クロが捨てられる”
“貰われない子(花いちもんめ)”
“自分の評価が他人との比較で決まる”
“貰われて母親の前から姿を消した子供らを呼ぶ悲しげな声(猫)”
何となく繋がりました。
抑えていた思いは
憤りにも似て、
大人にも向けられて
いたな…とか思い出して。
当時の自分と
しばし向かい合えた
気がしました。
書いておきながら、
どうしたって
自分は蝶にはなれないと
思っていました。
それくらい
自分の殻を破り
生まれ変わるのは
とてつもないことだと
思っていたからです。
かなりの決意の言葉でした。
そんな読書体験記を書いた
高校の頃。
読んだ本は、
『四万十川 あつよしの夏』
笹山久三 著
です。
昭和63年初版
平成元年七版 …年代を感じます。
たぶん
蝶の話は出てきません(笑)
蝶や羽化は私の比喩。
だけど あの頃の
自分の気持ち、
他者への気持ちが
痛いほどよみがえる話です。
自分は感想文の宿題で
書きましたが、
先生から
体験記として学校からの
応募を勧められました。
県の代表に入り、
全国では入選を頂きました。
学校では季刊誌?か何かの
薄い冊子に載せて頂きました。
でも本当は
読んでほしくありませんでした。
自分が周囲をどう思い、
どんな壁を感じているかにも
触れていたからです。
確か、
幼稚園の時に感じた
友達との壁
その出来事についても
書いていました。
自分以外の
誰にも話さないことを、
自分を知る人に
知られることが
ちょっと怖い気がしたからです。
読んだのか読まなかったのか、
特に何も変わりませんでした。
けれど、
その書いたものが
取り上げられたということと、
何かの紙面でコメントを頂いた
ということは
とても励みになりました。
こんな内に溜まったものを
吐き出すような内容でも
認めてくれる人がいるんだ
ということで。
ただ、その気持ちを表すために
何度も言葉を書きかえました。
一番当てはまる言葉は何か、
何度も何度も探しました。
面と向かって
さらさら言葉が出ないなら、
じっと自分と向き合って
じっくり探せばいいのだと
教えてもらったような気がします。
色々な感想は
今でも時々書きますが、
純粋な感想文というより
体験記が近いのかもしれません(笑)。
それがどう、というより
自分にとってどう、という
個人的なものが多いです。
そういえば、
その『四万十川』の本には
イラストの描かれたメモ紙が
四カ所ほど挟まれていました。
なぜそこに…
何か気になるところ
だったのかもしれません。
“クロが捨てられる”
“貰われない子(花いちもんめ)”
“自分の評価が他人との比較で決まる”
“貰われて母親の前から姿を消した子供らを呼ぶ悲しげな声(猫)”
何となく繋がりました。
抑えていた思いは
憤りにも似て、
大人にも向けられて
いたな…とか思い出して。
当時の自分と
しばし向かい合えた
気がしました。