遅くなりましたが…感想です。
1/13(日) うちんく企画
『丸亀歴史短編物語
~MARUGAME SHORT SHORT~』
丸亀市生涯学習センター3階ホール にて
三女と一緒に観劇。
丸亀市に伝わる伝説や民話がお芝居に❗
ホールに入ると
やぐらや提灯🏮お祭りみたい✨
丸亀おどりの歌や踊りが迎えてくれた。
知っていたもの、知らなかったもの。
時にゾクゾクする演出、でも笑い楽しめた😊
演目の記録❗
(*当日パンフレットや
うちんく企画のツイッターの
演目紹介のツイートより一部引用)
★オープニング(丸亀おどり)
①「にっかり青江」~丸亀城~
丸亀市資料館にある刀
なぜこのような名前がついたか知ってますか?
こちらを香川県内の殺陣集団《瀬戸内殺陣の会》さんの殺陣とともにお届けします!!
②「お山のおじょも」~飯野山~
おじょもとは、中讃地方に伝わる、大男、巨人のこと。おじょもが作った山は〈讃岐富士〉と呼ばれるように。それだけでなく〈土器川〉もまた、おじょもの仕業なのです。
③「丸亀城の豆腐売り」~丸亀城~
弧を描いて反り返る石垣は〈扇の勾配〉と
呼ばれています。そんな石垣を持つ
丸亀城に残る悲劇。
豆腐売りのお話をご存じですか??
こちらを、オリジナル音楽とともに
出演者全員で演じます。
④丸亀市民踊を楽しむ会による
丸亀民踊「塩飽盆おどり唄」
塩飽水軍で有名な丸亀市沖・本島に
豊臣秀吉朝鮮の役以後唄い踊り続いているといわれ、現在では島内だけでなく丸亀市内でも踊られています。元来舟唄(ろこぎ唄)として唄われたものであります。
⑤「無限の鐘」~牛島~
丸亀市の牛島に残る《鐘》にまつわる不思議なお話。富は手に入るが、 それと同じくらいの災いがおこる《鐘》。あなたは、この《鐘》をならすことはできますか?
塩飽諸島中4番目に小さな島、牛島。この島の現在の人口はまずか8人。しかしこの島にも、かつて信じられないほど活気に満ちた時代がありました。〈瀬戸内随一の豪商〉とまでうたわれた丸尾五左衛門と、極楽寺の鐘にまつわるお話。
⑥「こがれ松」~本島~
本島の西側、沖合1.5キロのところに、大潮の干潮時、2~3時間ほどひょっこりと海面に姿を現す白い砂浜。潮が満ち始めるとアッという間に浸水してしまう、地元住民さえも戸惑う難所があります。
そんな神秘の場所で語り継がれる、戦によって阻まれた哀れで悲しい娘の恋物語。
⑦「青竹三本のぶに」~広島~
丸亀市の広島に伝わる男のお話。
人には、それぞれ《ぶに》があると言われております。《青竹3本のぶに》とは??
香川の中でも丸亀市を含む“中讃”と呼ばれる地域には天狗文化が色濃く残ります。ここ丸亀でも天狗の足跡と呼ばれる大岩や、大天狗と呼ばれるストーンサークルが残っており、金比羅参りのお土産の団扇は、天狗の羽団扇にちなんだことが始まりだとか。
⑧「羽坂重三郎」~丸亀城~
丸亀城の石垣を手掛けた、名石工 羽坂重三郎のお話。見事な石垣を組み上げた重三郎におこる悲劇とは?!
丸亀城には三つの“日本一”が。一つは総高約60mと日本一の高さを誇る石垣。一つは全国に12しか残っていない、日本一小さい現存木造の天守。最後の一つが、二の丸広場にある深さが約65mあるといわれる、日本一深い井戸。この深井戸で、名工・羽坂重三郎は死んだと伝えられています。深井戸の底にあった横穴から
逃げ延びた…という別の言い伝えもあります。
重三郎が生きていたら、今、石垣を直すヒントも得られたかもしれませんね。
⑨「のるかそるかの大うそ」~丸亀市街地~
丸亀市に残るお話。うそつきだけど、愛らしくどこか憎めない小僧のお話。
丸亀城下、瀬戸内海に面する北側には、早くから城下町が形成されました。金比羅街道が町の中央を通り藩主からの庇護を受けた神社仏閣も多く建てられ、その数、150にのぼるとか。多くのお寺には多くの和尚さんと小僧さん、いろんな方が居たようですよ。
★エンディング(丸亀小唄)
……………………………
オープニングの〈丸亀おどり〉は
私が小学生の頃、運動会の最後に
全校生で踊っていた!
主なところは今でも踊れそう。
お城まつりや、地域の盆踊りでも
飛び入り参加できたのは
これが踊れたからかもしれない。
そんな和やかな盆踊りムードからの
タイトル!ガラリとカッコいい!
人が手に持つ切り抜かれた文字が
すうっと現れ、点滅する照明に
浮かび上がるよう。テンションあがった(笑)。
お話の方は、私も子どもの頃に
聞いて覚えていたものもあった。
おじょも、人柱になった豆腐売り。
難攻不落の石垣を作った重三郎が、
攻略法をやって見せた為に
井戸に落とされ殺された話。
でも、三女は知らなかった。
そういえば私がこれらの話を知ったのは、
小学生の頃、希望者が購入した
地元の民話集だったかもしれない。
また、小4の時の担任が面白い人で(笑)。
1時間まるまる使って、その話をしてくれた。
情景が目に浮かぶような語り口に
引き込まれたのを今でも覚えている。
単なる近くの史跡ではなく、そこに生きていた
人たちの生々しいものを感じた。
今回は、舞台での演劇や歌、
踊り、殺陣もあり。
楽しかったり、ぞくぞくしたり、
悲しかったり、ほっこりしたり、
そんな気持ちを味わえた。その上で改めて
パンフレットを見直してみると、
もっと知りたいと思うこともあった。
牛島、本島、広島の話はあまり知らなかった。
今とは違う、どんな暮らしがあったのか。
今にも通じる、人の思いもあったのだと
身近に感じた。
そういえば観た後に三女に感想を聞いてみた。
〈人柱〉というのがどういうものか
よく分からなかったらしい。けれど
舞台での人の動きや雰囲気から
感じとるものはあったそうだ。
また、丸亀おどりの歌が楽しく耳に残り、
みんなが楽しそうでいいなと思ったとか。
“だいだらぼっち”の名前で覚えていた話が
“おじょも”とも呼ばれることも。
三つの島にまつわる話、
私は馴染みがなくてうろ覚えだったけど
三女は、こういう話やったやろ?
と説明してくれた。
すごいな、子ども。
大人以上に、目や耳や感覚から
吸収するものは大きいのかもしれない。
子ども時代の自分を振り返っても
そうだなと思うから。
これが、地域のことに興味をもつ
ひとつのきっかけになって欲しい。
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