折り合いをつける ということ

結局のところ現実は
どこかで折り合いをつけねばならない。
そんなことを思った午前。
ふとしたことから始まった話題の中で。

頭悩ます症状があって
それをどうにか改善したい。
当然の気持ち。
だから関わる者は
あれやこれやと頑張ってみる。

だけど、わからないことも多く
わかったとしても、
それを全部出来るわけでもない。

折れそうになる気持ちを
どう落ち着かせていくのか、
それもまた大事な問題なのかも。


例えば重い病気の人がいたとする。
病院で出来るケアが100として
家で家族が出来ることは
いったい何割かということだ。
そのことに自分のすべてを
かけたいと思うなら
それはそれでいいけれど。

そうもいかない人も
多いと思う。

こうしたい、でも出来ない。
時間的、金銭的
色々な事情があるだろう。

出来ないことを
あきらめる、というより
折り合いをつける。
必要なのは そういうことかも。
自分についても思うこと。


“わかりあえない”
前に聞いたあの話にも似ている。
決して同じにはなれない。
でもその中で、どうにか
折り合いをつけねば
前には進めない。

難しいことではある。

決まった価値観で
自分の頭が埋め尽くされていれば
何も疑問に思わないし
迷うこともない。


ただ、今
自分たちを取り巻く環境には
色々な価値観がある。
出来ることも
むしろ増えている。
だから、悩むのだと思う。


特別な境遇の人じゃなく、
そこらへんの主婦、でさえ。

それが、今。

取りあえず、変わろう、自分
わたしたち。
でもうまくいかなくても
それはすべて自分のせいではないけど
社会のせいにもしない。

それだけ難しいことなんだと
どこか楽観するような
いい加減さもあってよしと。
誰も言ってくれなかったら
もう一人の自分に
言ってもらっちゃいましょう（笑）。

…ということ考えつつ
昨晩の残り物を
ひとり頬張る お昼。
こんなことしてる場合じゃ
ないのだがね、つい(笑)。