緒形拳さんの訃報に、驚く。
しばし言葉を失う。
拳さんの代表作は
色々あると思うが
私は
先日観たドラマが
印象に残っていた。
8月3日
NHKドラマ
「帽子」
原爆の日を前に放送された
広島発 特集ドラマ。
携帯の中には、
これをみた後
書きかけの日記が
残っていた。
何だかそのままに
できなくて
あらためて
書き足すことに。
そういえば
録画したまま
ところどころ
みてないところもあった。
DVD、探し出し再生してみた。
……………
(↓あらすじにふれています)
拳さん演じる
帽子職人の 春平さんと
警備会社の
青年との交流から始まる。
春平さんの、
昔ながらの店
仕事場
古いミシン
はっとするくらい
私の祖父の
仕事場と雰囲気が似ていた。
電球のオレンジ色の光
ガラスに木枠の陳列棚
木製の床
カウンターのような
台で仕切られた
向こうで
黙々と仕事をする
祖父の姿を見ていた
子どもの頃。
遠い昔の記憶が
ふっとよみがえる。
春平さんも。
青年が忘れた手紙から
“せっちゃん”との つながりを
思い出していく。
せっちゃんは
胎内で被爆し、体が弱かった。
若き日の春平さんは、
彼女を妹のように気にかけていた。
けれど
船に乗って引っ越してゆく
せっちゃんに
行くなと言うつもりが
仕事で間に合わなかった。
そのことが
ずっとずっと心残りに
なっていた。
本当は
嫁さんになってくれと
言うつもりだったのに。
警備会社の青年と
せっちゃんと
春平さんと
不思議な糸でつながっていく。
そして、
せっちゃんはもう
長くないらしいということを知る。
青年と春平さんは
東京へ行くことに。
そして
彼女に会いに行く。
せっちゃんと
言葉を交わす
穏やかなひととき。
春平さんからもらった
帽子がずっと
せっちゃんの
心の支えだったという。
さいごまで
しっかり生きなきゃ、
そして
春平に言われたように、
のほほんと生きたいと。
物語のさいご
とある学校に呼び出され
帽子作りを頼まれる春平さん。
彼の背後
校長室の壁には
いくつかの言葉が掲げられていた。
「いまが最も大事です」
明日のことは考えない。
今日あるのみ。
帽子作りに励み、
また、相変わらずの
毎日に戻る
春平さん。
そして、
せっちゃんは
三か月後に…亡くなった。
春平さんの
静かなナレーションと
ともに終わる。
その言葉が
少し重く
違った意味で
心に響く、今日。
しかし
元ちとせ
「空に咲く花」
エンディングを
聴きながら
静かな気持ちで
拳さんを
偲ぶ。
思い浮かぶのは
拳さんの笑顔。
画面に広がる
陽に照らされた
瀬戸内の海が
きらきらと輝くような
穏やかで
あたたかい笑顔。
拳さん
ありがとう。
今日また
ちょっと
観たよ。
また
ちゃんと
観るから。
…………
そういえば
新しいドラマにも
拳さん
出てますねー。
しばし言葉を失う。
拳さんの代表作は
色々あると思うが
私は
先日観たドラマが
印象に残っていた。
8月3日
NHKドラマ
「帽子」
原爆の日を前に放送された
広島発 特集ドラマ。
携帯の中には、
これをみた後
書きかけの日記が
残っていた。
何だかそのままに
できなくて
あらためて
書き足すことに。
そういえば
録画したまま
ところどころ
みてないところもあった。
DVD、探し出し再生してみた。
……………
(↓あらすじにふれています)
拳さん演じる
帽子職人の 春平さんと
警備会社の
青年との交流から始まる。
春平さんの、
昔ながらの店
仕事場
古いミシン
はっとするくらい
私の祖父の
仕事場と雰囲気が似ていた。
電球のオレンジ色の光
ガラスに木枠の陳列棚
木製の床
カウンターのような
台で仕切られた
向こうで
黙々と仕事をする
祖父の姿を見ていた
子どもの頃。
遠い昔の記憶が
ふっとよみがえる。
春平さんも。
青年が忘れた手紙から
“せっちゃん”との つながりを
思い出していく。
せっちゃんは
胎内で被爆し、体が弱かった。
若き日の春平さんは、
彼女を妹のように気にかけていた。
けれど
船に乗って引っ越してゆく
せっちゃんに
行くなと言うつもりが
仕事で間に合わなかった。
そのことが
ずっとずっと心残りに
なっていた。
本当は
嫁さんになってくれと
言うつもりだったのに。
警備会社の青年と
せっちゃんと
春平さんと
不思議な糸でつながっていく。
そして、
せっちゃんはもう
長くないらしいということを知る。
青年と春平さんは
東京へ行くことに。
そして
彼女に会いに行く。
せっちゃんと
言葉を交わす
穏やかなひととき。
春平さんからもらった
帽子がずっと
せっちゃんの
心の支えだったという。
さいごまで
しっかり生きなきゃ、
そして
春平に言われたように、
のほほんと生きたいと。
物語のさいご
とある学校に呼び出され
帽子作りを頼まれる春平さん。
彼の背後
校長室の壁には
いくつかの言葉が掲げられていた。
「いまが最も大事です」
明日のことは考えない。
今日あるのみ。
帽子作りに励み、
また、相変わらずの
毎日に戻る
春平さん。
そして、
せっちゃんは
三か月後に…亡くなった。
春平さんの
静かなナレーションと
ともに終わる。
その言葉が
少し重く
違った意味で
心に響く、今日。
しかし
元ちとせ
「空に咲く花」
エンディングを
聴きながら
静かな気持ちで
拳さんを
偲ぶ。
思い浮かぶのは
拳さんの笑顔。
画面に広がる
陽に照らされた
瀬戸内の海が
きらきらと輝くような
穏やかで
あたたかい笑顔。
拳さん
ありがとう。
今日また
ちょっと
観たよ。
また
ちゃんと
観るから。
…………
そういえば
新しいドラマにも
拳さん
出てますねー。
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