セレッソ大阪3-1ガンバ大阪(長居スタジアム)
公式記録は
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今シーズン5度目の大阪ダービーとなった天皇杯準々決勝。セレッソ大阪は3-1でガンバ大阪に勝ちました。
試合は前半開始からセレッソペース。
前線の主力選手を欠くガンバに対し、ほぼベストメンバーで臨んだこともあり、西澤選手のキープ、森島選手と古橋選手の飛び出しからペースを掴みます。
ファビーニョ選手と下村選手の両センターハーフも相手の攻撃を止めました。
そして40分、自陣でボールをカットしたファビーニョ選手からカウンター攻撃開始。久藤選手がドリブルで持ち上がり左サイドの森島選手にパス。森島選手が思い切り打ったシュートがガンバのシジクレイ選手に当たりそのままゴールに入り1-0と先制しました。
41分には西澤選手と森島選手とのパス交換から古橋選手が飛び出しGKと1対1になりましたが、GKにとめられました。
しかし前半はセレッソがシュート8本(枠内2本)に対し、ガンバは3本(枠内0本)とセレッソのペースで進みました。
後半に入ってからもセレッソがいいリズムで試合を進めます。
49分古橋選手からのパスに飛び出した森島選手が相手GKと1対1になりましたが、好セーブに阻まれます。
しかし51分、ゴールキックから西澤選手がヘディングで前にそらしたボールを古橋選手が受けそのままドリブルでゴール前に進みシュート、これが見事に決まり2-0とリードを広げます。これも早い攻撃、西澤選手のパスに素早く反応した古橋選手、右サイドに開いて相手のDFのマークをずらした森島選手の連携のよさが目立ちました。
53分には柳本選手から西澤選手にパス、西澤選手がボールをキープし左サイドをドリブルしてゴール前に低いクロス、これを森島選手がスルーしたところを後ろから走りこんだファビーニョ選手が強くヒットしたシュートを放ち見事に決まりこれで3-0とリードします。
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この日の西澤選手は、ゴールこそないもののボールキープはよかったし、サイドに流れてもいいプレーをしていてとてもよかったと思います。
58分CKからのクリアミスをガンバのシジクレイ選手に押し込まれ3-1になりました。
ガンバも攻撃の選手を次々に投入したこと、セレッソも守りきろうとしたこと、前線の選手が疲れて動きが落ちたため一方的に攻められました。
しかし何とか逃げ切ることができ、準決勝進出を決めました。
今日の試合の結果は、リーグタイトルを獲って少し安心したガンバと最終戦で悔しい思いをし、何としても天皇杯のタイトルを獲りたいセレッソとのモチベーションの差が結果につながったと思います。また遠藤選手の直接FKがバーに当たるなど運もセレッソに味方したと思います。
しかし、リーグ戦に続き、相手が攻撃の人数を増やしそれに対応して守りに重点を置くと守勢一方になるシーンを目のあたりにして不安が残りました。
準決勝の相手は清水。今シーズン2分2敗と相性が悪いだけに、
小林監督のコメントのとおりこの点を修正することが大事かなと思います。