岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

バイオマス発電の発熱を利用した植物工場事業の説明会に参加してきました

2014年11月11日 | 百姓
平成26年11月11日(晴れ)
朝は寒かったけど段々暖かくなってきて良い感じの一日でした。

朝から、従業員ともども何故か頑張ってネギの出荷調整作業がスムーズで予定以上の進捗です。

さて、掲題について、市から説明会の案内があって自分は乗り気でなかったが、従業員に話したら、説明を聞いてきて教えてほしいということなので、作業は従業員に任せて行ってきました。

内容的には、植物工場を作るので参画してほしいというもので、工場の施行会社と栽培ノウハウ会社から説明頂いたんですが、様は経営、設備の基盤は作るので運営、経営を受け継いでほしいというものでした。

仕組みは良い内容でしたが、制度、仕組みの素晴らしさはアピールするんですが、運営、経営について説明が無くて具体的な判断ができませんでした。

自分が判らなかったことを以下の内容で質問してみました。

①経営体制はどう考えているか
・経営陣 4名 作業員 27名(パート)

②キャッシュフローは出来ているか?  ⇒作っているが銀行と協議中で示せない
※キャッシュフローが無いと事業の健全化が判断できないだろう。

③なので更に質問、何年後に黒字化、出資に対する配当を考えているか
・2年後を考えている  ⇒ 根拠は判らないが概ね妥当な線か。

④出資はどの位必要か?  ⇒ まだ決定していない。


そこで自分なりの結論です。

事業としては、将来的な可能性が高いので参画すると良いと思うんだけど、今回は基本的に辞めます。
何故なら、以下理由になります。

①キャッシュフローが示せられないので経営状況判断が確認できないこと。
②施行会社や指導会社の責任分界やいつまで関わってくれるか不明確であること。
③国の補助金や助成金(10億円、採択されるか不明)で設備を作ること。設備会社は取りはぐれがないからね。その後は国庫を使うのでもしかしたら会計検査院が入るかもしれないので農業者の甘い経営管理では立ち行かないと思いますよ、税理士を雇わなくてはなりません。
④今回は、自分たちが経営をするということなので、これは大規模経営の経験と経営感覚が無いと難しい。
⑤今回の参加者を見ると、説明の趣旨が判らず、チンプンカンプンな質問をするお年寄りの下で働くなんてまっぴらごめんだ!第一、今回の参加者は農業法人や認定農業者は経営が苦しくて何とか、藁にも縋りたい人たちでしたからね。自分も近いけどね。
⑥農業の規制撤廃で企業の農業の野菜工場がブームで5年後は乱立することが予想され、そこまで計算されていないこと。

なので結論は

「自分が社長ならやるが、1経営陣ならやらない」

なぜなら、この位の10億円位のプロジェクトは会社時代沢山やってきているし、人材の有効活用や経営判断が出来るし、自分のやってきた大型プロジェクトは一件も赤字運営したこと無いし、農業についても知識が豊富で客観的に農業を見れるし、今回は農業スキルが必要無いし、経営に専念して会社を回していくことは経験や実績も併せて自分しかいないね。

自治体との仕事が豊富で県や市との付き合い方や企業との折衝はお手の物でプロジェクトを回すことは誰にも負けないですからね。農家の経験の無い営業経験も豊富で営業も出来るしね。

それに地産地消の要の地元企業に太いパイプがあるからね。今は1農家の小さな農家なので宝刀は出さないでやっていますけどね。

これ以上の適任は居ないね。

今日は、酔っ払い過ぎたかな???そんなでも無いけどね。


明日、従業員に説明しましょうね。



頑張っているんで、プチットお願います。
 ↓↓↓
百姓の場合はこちら




登山の場合はこちら

人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする