よっちゃんの独り言

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今日は「歓喜会(かんきえ)」

2018年08月11日 | 日記
浄土真宗本願寺派ではお盆に入る時「歓喜会(かんきえ)」が行われる

菩提寺では今日がその日だった

一般的(他宗派では)に「お施餓鬼」と言うが、浄土真宗では「歓喜会」と言う

午前10時から住職の法話、法話と言っても窮屈なものではなく、住職のこれまでの経験や思いを優しく説いてくれるのだ

菩提寺の住職は93歳になる

目、耳、口とも達者で何一つ遜色はない

乗用車を運転し、どこまでも出かける

「法話」も人として教えらえることが多く、だれひとり口をはさまず、じっと聞き入った


ご存知のように浄土真宗の開祖は「親鸞」

民とともにあると説いた親鸞は、悪人をつくらずすべてを許してくれる

仏前に線香をあげるが、真宗では立てない、二つに折って寝せるのだ

菓子が無ければ花で良く、花が無ければ野に咲く花で構わない、決して飾る必要はないと


親鸞は「南無阿弥陀佛」を浄土門の真実の教え「浄土真宗」であると示し、この教えが「本願を信じ念仏申さば仏になる」という歎異抄の一節で端的に示している。

そんな親鸞をたたえ、法話のあとは出席者全員で僧侶とともに法要に入った

「南無阿弥陀仏」を何度唱えたことか

人を束縛することがない宗教でも真宗は随一だ

わずかな時間だったが、しばし親鸞の世界に入り込み静寂のなかに安ど感も感じることができた