よっちゃんの独り言

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親鸞旧蹟めぐり(8)

2018年08月28日 | 親鸞旧蹟めぐり
今日、親鸞の弟子たち24人が興した「二十四輩旧蹟めぐり」をした

これまで27寺のうち17寺に参拝をしてきた

今日は我が家から南となる栃木県真岡市にある第2番の「専修寺」、結城郡八千代町にある第5番の「弘徳寺」、猿島郡境町にある第6番の「妙安寺(一の矢)」を訪ねた

午前中の訪問となった「専修寺」




茅葺の門はいかにも歴史を感じさせてくれた


浄土真宗高田派の寺院で開祖は「真仏」、本山は三重県にある
ここは広大な境内を持ち今日も檀家の人達が大勢で清掃作業を行っていた
これは「如来堂」だ




威厳のある山門も見事だった


鐘楼も


これが「御影堂」
いわゆる本堂だ、本尊が祀ってある


参拝後、受付で地元の門徒の方から「近くに親鸞のお墓があるので見て行って下さい」と声をかけられた
本堂から200mほど歩いた墓地の最奥にそれはあった
親鸞は1262年、京都の地で90歳で亡くなった
葬儀は三代「顕智」によって営まれたが、その後遺歯9本がここに持ち帰られ埋葬、「親鸞御廟」として祀られていた



昼過ぎ八千代町にある「弘徳寺」へ


「ご朱印はお断りします!」いとも簡単にそして厳しくお断りをいただいた

それではなんとか本堂でお参りを!とお願いすると「ぜひどうぞ!」

閉まっていた本堂の扉を開けお参りをさせていただいた

なぜ「ご朱印を押さない」のか尋ねた

最近の風潮として神社仏閣なんでもご朱印ご朱印と、ゲームのように集めている方が多い、神聖な気持ちで押印したいので「私は一切ご朱印を押さないことにしている」と

若い住職だったが、「あなた様のように特別に「二十四輩のご朱印帳」を持参している方には本当に申し訳ないのですが、ご理解いただきたい」と

わからないでもないのでそれ以上のお願いはせず、住職と世間話をして後にした

 但し、私が持参したご朱印帳は幹事寺である「水戸信願寺」において「親鸞聖人関東旧蹟集印帳」として2,000円で販売しているもので「押印できない」はいささか納得できるものではなかった

弘徳寺境内の親鸞上人像



午後2時を回ったが境町にある妙安寺(一の矢)へ








なぜ(一の矢)かと言うと近くに同じ二十四輩第6番の「妙安寺(三村)」があるのだ

( )はいわば地名である

妙安寺では坊守(住職の妻)と副住職(住職の子)が丁寧に対応してくれた

「なぜ妙安寺が3つあるんですか?」と尋ねると元々は当寺が一番目だと聞いているが長い歴史の中でこのようになったと「控えめ」な発言だった

さらに開祖の「成然」の墓が近くにあると教えていただき訪ねた

今日の参拝でも浄土真宗寺院の「庶民の寺」としての風格をしっかりと受け止めることができた