相原言の『日々是好日』

日々の生活での出来事や鉄道模型工作、写真撮影等を日記と備忘録を兼ねて綴っていきたいと思います。

久留里線 - 通票閉塞廃止(長文)

2012年03月04日 16時12分13秒 | 撮影紀行
今度の改正で、久留里線のタブレット閉塞が無くなるとの事で、知人と一緒に出掛けてきました。

この「タブレット閉塞」なる言葉ですが、どうもしっくりこなかったのでネットで調べると「国鉄では通票閉塞式とよばれていた」とあり、そういば、昔の現場では「ツーヒョー、マル!」とか確認していたのを思い出しました。

久留里線では、木更津、横田、久留里、上総亀山(終点)の各駅で、列車交換が出来るようです。
まず、手始めに横田に出掛けました。

駅事務所の入り口には、タブレットが現役である事を示す表示。

わかりやすい。

事務所の中の閉そく機。

当然ですが2台あり、左側が木更津方、右側が久留里方です。

上り、木更津行き到着。

4連です。長いです。

続いて、下り、上総亀山行き到着。
すると車内から突然「テツ」が運転席廻りを包囲して、壁が。

写真には写っていませんが、画面右側にも既に列が出来ています。
実際に、タブレットを持ってきた駅職員も「何だこりゃ!」とびっくりしていました。
当然、タブレット交換の写真等撮れるはずもありません。

撮れた写真は、精々、こんなもの。

一応、写っています、タブレット。

このバカ騒ぎで、殆ど撮る気が無くなり、このまま、いすみ鉄道にでも行こうかと思ったのですが、折角来たので、駅周辺で数カット。


この日、唯一見た、キハ30でした。

次の交換駅である久留里へ。

途中の小櫃に何となく立ち寄り1枚。

当日の天候は、快晴!・・・とまではいかず、曇ったり晴れたり。
でも、春の風に吹かれながら、快適な撮影が出来ました。

小櫃の駅前にはC12が保存してあります。

屋根はありますが、ボロボロです。
キャブに乗ったり、台枠下部にもぐりこんだり。
気がつくと、無邪気にここで40分くらい、遊んでいました。

久留里で見かけた横断幕


既にタブレット交換の撮影はあきらめて、ホーム先端から進入する列車を狙います。


そのころタブレットは・・・・

やっぱりね。

駅待合室にはこんなものがおいてありました。


上総亀山に向かう途中で、もう1カット。


で、上総亀山に着いたら既に4時。
駅には折り返し待ちの列車(約1時間)が、初春の夕日を浴びて止まっておりました。

構外の公園から。

先頭のキハ37は検査上がりのようで、ピカピカの車体が夕陽に映えていました。
手前にいろいろな物が写りこんでいますが、日本の秋~冬の情景が感じられ、好きなカットです。

構外の踏切から望遠レンズで。

とても千葉県とは思えない、山奥の駅に見えます。

上総亀山は終着駅です。

駅の外れで線路は終わりです。


列車の周りを見てみましょう。

久留里線の列車の前サボ。

以前から「何か変なマークだなぁ」と思っていたら、タブレットのマークなんですね。
タブレットが無くなった後は、これ、どうするのでしょう?

車体側面です。

久留里線のステッカーと、号車札差しと行き先札差しがあります。
最近の車両には無いですね。

ジャジャーン。

キハ38がキハ35系の部品を使っている事の証明です。
『DT22C、製造年月 昭和41年3月、富士重工』とあります。
キハ35系の何号車のものなのか、考えると楽しいですね。
※後で調べたらキハ38 1002はキハ35 201の改造で、キハ35 201は富士重工 昭和41年製造でした。
 ちなみに改造時の配置区は高崎第一で、キハ38が八高線用として使用された事を考えると筋が通ります。

発車時は大分、陽も傾いていましたが、何とか写しとめる事が出来ました。


その後、到着した列車で、タブレットも、まぁ、何とか撮影出来ました。


最後に上総中野に立ち寄り、いすみ鉄道のキハ200型を見ます。

日没まで、わずかです。


いすみ鉄道は不思議な世界で、車体に描かれているムーミンを見たりしていると、何となくのんびりした、癒しを感じます。

運転士の「発車します」の声で、排気を残して、出発していきました。

最後にいすみ鉄道をみて、嫌な気分も抜けて、楽しい一日を締めくくりました。

教訓:
まぁ、自分もその一人なんでしょうが「葬式鉄には近寄ることなかれ」でしょうか。
久留里線も、今年の秋には新型車による置き換えが発表されていますので、それまでに早めに撮影したいです。

長文、お付き合い、ありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする